リンは、キキが用意した2人の家に行きます。キキは「リンが大人になったから、もう結婚したよ」と言われます。リンは着ていた服を脱がされて、鏡で別の生き物になった自分に気持ち悪いと感じます。
気がつくとキキも裸になっていて、キキの身体は自分とは全然違う。。。何で?
瓦解してバラバラになったあかりは、身体は元に戻っても思考力は子供。再生した身体は乙女。アオイに寝たと罵ったけれど、あの言葉はキキに刷り込まれたもの。意味は分かってないのです。
地下室に何年いたか分からないけれど「結婚すると幸せになるお話」を繰り返し聞いていたリンは、結婚が意味するものは知りません。キキが後ろから近づいて来て。。。破瓜の痛みに泣き叫びます。1日に何回も何回も。着ていた長襦袢も隠されて、ずっと裸のまま。
幸せは痛いことなの?
10日後、キキが眠った隙に逃げようとリンは決めます。でも、この家は崖の窪みに建っている。
リンは、全裸でこの崖を登り逃亡します。あかりは、飛翔の能力も持っているのに、覚えていません。傷だらけで崖登りをします。登り切って、草原を走って逃げます。自分では走ってると思っていますが、実際は飛翔してキキから離れていきます。
そして、建物を見つけます。宝物殿。王室の所有の極秘の建物です。この中には、宝物どころか魔に繋がるものが隠されています。
リンは狭い通気口から、この中に入り敷いてあるゴザを体に巻き付けて、やっと安心して10日ぶりに眠りに落ちるのです。
この宝物殿は、ストーリーの初期から何度も出てきます。
鍵が何重にもかけられて鍵はアオイが持っています。アオイが高天原にいない時は、ヒカルが持っています。
母親のあかりは、そんなものがある事も知りません。娘の桃花が、その存在に気がついて中に忍び込んでアオイに激怒され、宝物殿は移動されます。
桃花は、所蔵品の「日記」を読んでしまった事で自分の出自を知ります。
リンキキは、この先、アオイが早川葵であった過去に話が移っていきます。
前カノの佐々木瑠美との一年の付き合い。その時間に、あかりとアオイは遡ってしまいます。
正気になったあかりが、後悔で懺悔しながら消えたアオイを探す物語。キキはキキでリンを探して歩きます。
続くかもしれない。