「不倫場面、何度か目撃」され離婚話に激怒？ ヒンギス、母と一緒に夫を暴行
女子テニスの元世界女王で、今年現役復帰したマルチナ・ヒンギス（３２）の夫（２７）が、スイス中部シュビツ州にある自宅でヒンギスや義母らから暴行を受けたとして、警察に被害を訴えたことが２８日までに分かった。地元メディアによると、２人は２０１０年に結婚したが、現在は別居中で、離婚に向けた話し合いが進められていた。夫は身の危険を感じ、スイスを離れたという。（サンケイスポーツ）
冷静かつクレバーなプレーで、かつて「天才少女」と呼ばれたヒンギスが、夫を暴行－。衝撃的なニュースが世界を駆け抜けた。
フランスの元馬術選手である夫のティボー・ユタン氏（２７）によると、“事件”は今月２３日に起きた。１人でアパートにいたところ、ヒンギス、ヒンギスの母、母の男友達が訪れた。
その後、話し合いが高じて口論となり、ヒンギスと母の２人に首、腕などを殴られたという。抵抗したところ、今度は母の男友達にＤＶＤプレーヤーで頭を殴られた。
ユタン氏はパスポートとクレジットカードなど貴重品を持って逃げようとしたが、いずれも３人が保持。身の危険を感じたユタン氏は翌２４日に警察に被害を訴え、貴重品を取り戻すと、フランスに帰国したという。同氏はスイスのメディアなどに「恐ろしかった。殺されると思った。次は銃で撃たれて殺されるのだろうか」と心境を語った。
２人は２０１０年１２月に結婚。しかし、今年７月、ヒンギスが今年の始めから別居していると明らかにした。離婚に向けた話し合いが進められており、今回の“事件”も離婚話の末に起きた可能性がある。ユタン氏によると、原因はヒンギスの浮気だという。「結婚１年後には不倫をしていたし、不倫場面を何度か目撃した。彼女のモラルを理解できない」などと語っている。
ヒンギスは恋多き女性として知られる。かつてはゴルフのセルヒオ・ガルシア（スペイン）、サッカーのソル・キャンベル（イングランド）といった有名プレーヤーとの仲が話題となったほか、０７年に幼なじみのテニス選手、１０年に弁護士との婚約を解消している。
ヒンギスは今年７月に６年ぶりに現役復帰。東京・有明コロシアムで２８日まで開催された東レ・パンパシフィック・オープンに出場予定だったが「個人的な都合」で欠場した。
暴行疑惑について、ヒンギスはコメントしていない。だが、ヒンギスに近い関係者は「ばかげた話」と疑惑を否定。「多額の慰謝料を得るための（ユタン氏の）でっち上げ」との報道もあり、今後の捜査が注目される。
■マルチナ・ヒンギス
１９８０年９月３０日、チェコスロバキア（現スロバキア）のコシツェ生まれ。８歳でスイスに移住。９７年１月に４大大会史上最年少の１６歳３カ月で全豪初優勝。同年３月に１６歳６カ月で史上最年少の世界ランキング１位に。４大大会の単で５度（全豪３、全英１、全米１）優勝。２００３年に引退し、０５年に復帰。０７年にコカインの陽性反応が出たことから２度目の引退。今年７月に再び現役復帰した。１メートル７０、５９キロ。
■海外スポーツ選手の事件簿
★元妻を（１９９４年６月） 元プロフットボール選手で殿堂入りしたＯ・Ｊシンプソン（４６）が、元妻とその友人を殺害したとして逮捕。刑事裁判では無罪となったが、民事裁判では有罪となり、日本円で約４０億円の支払いを命じられた
★恋人を（２０１３年２月） 両脚義足の陸上選手で、１２年ロンドン五輪に出場した南アフリカのオスカー・ピストリウス（２６）が、恋人の女性モデル（２９）を射殺したとして殺人の疑いで逮捕
★未成年を（同年８月） 米プロバスケットボールのオクラホマシティー・サンダーに所属するデアンドレ・リギンス（２４）が、ガールフレンドとされる未成年の女性に暴行したとして、家庭内暴力の疑いで逮捕
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