大阪の銀行にあらわれた接客ロボット「NAO(ナオ)」とは
「もうかりまっか?」「ぼちぼちでんな」-。三菱東京UFJ銀行は21日、大阪市北区の大阪中央支店窓口に、来店客と簡単な会話ができる人型ロボット「NAO(ナオ)」を試験配置した。日、英、中、仏の4カ国語に加え、大阪弁もマスターさせ、親しみやすさを演出した。
NAOは、人間の音声や顔を認識し、口座開設や預金解約など簡単な事務手続きを案内する。この日は、同支店を訪れた大阪市の会社員、川内美津子さん(39)と長男、智輝くん(3)が話しかけると、踊りを披露。「ほんまやで」とつぶやいたり、来店客の笑いを誘った。
一般公開は24日まで。同行では平成32年の東京五輪に向け、増える訪日外国人の対応や、銀行の顧客データと連動した商品提案などに活用することを想定し、本格導入を検討している。