ジュディは顔面蒼白になって慌てて家に帰って来た。
まもなくして、夫のマイクから電話がかかった。
「マイク!? 早く帰ってきて! さっき前の通りで、変な男に後ろから襲われたのよ!!
ああ、思い出すだけで身の毛もよだつわ」
「それで、ケガとかはしなかったかい?」
「ええ、その男を買い物袋でぶん殴って、そのまま逃げて帰って来たのよ。
ああ、なんて事かしら、夕飯の材料がないわ」
「オーケー、材料の心配ならしなくていい。
そのかわり、君はまず落ち着いて氷水を用意するんだ。
ああ、ハニー、缶詰を買いすぎだよ」