北京首都国際空港の出発ロビーで搭乗手続きをする人たち=4月

 北京首都国際空港の出発ロビーで搭乗手続きをする人たち=4月

 【北京共同】中国で感染症研究の権威とされる鍾南山氏は22日、中国で新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、昨年12月前後に続く「第2波」が今年6月末にピークに達して1週間に6500万人が感染するとの予測を明らかにした。感染再拡大は経済活動の再開や中国と海外の往来に影響する恐れがある。

 中国政府は昨年末の感染爆発を経て流行が沈静化したとして対策を徐々に緩和してきたが、最近になって都市部を中心に再感染する人が増加している。

 鍾氏は中国政府のコロナ対策の専門家チームでトップを務めた。