地域のために、利用者さまのために

REHA planning(リハビリ訪問看護ステーション東大阪)での日々の業務や、勉強会等の様子をお伝えしていきます。

歩道橋をわたる練習場面にて

2014-11-25 | 事務所のできごと

こんにちは、作業療法士の加藤です

今回は、利用者様と歩道橋の練習をしていた時のことです。

利用者様は、以前から屋外での歩行練習をしていた方で、だいぶ歩行が安定してきている方です。

しかし、近所のスーパーは、非常に交通量の多い大きな交差点を渡ったところにあり、そして、その交差点を安全に渡りきるにはスピードの面で問題が残っている方です。

そこで、少し遠回りにはなりますが、近くの歩道橋を使えれば、普段から歩いて買い物に行く機会が増やせるかもということで、最近歩道橋の練習も始めました。

左の半身に運動麻痺が残っているのですが、普段右手で使用している杖を不自由な左手に持ち替えて、右手で手すりにつかまりながら上ります。

手すりを離すことはできませんが、手すりさえあれば非常に上手に階段を使用することができていますご本人様としても「思ったより上手く行けてる」と手ごたえを感じられているようでした。しかし、少し慣れてきたころに、「この手すり、えらい、ざらついてるわね」と、手すりの汚れを気にされる言動がありました。

普段、私自身は屋外で手すりを使うことがないので、気が付かなかったのですが、言われてよく見てみると、確かにものすごく汚れていました多くは排ガスの汚れだったのですが、場所によってはガムがへばりついているところもありました

手すりを必要としていなければ、気にも止まらないと思われるところですが、必要な人にとっては非常に大事な問題です。あまりに汚れていて使えないとなってしまっては、せっかくの設備も無駄になってしまいます。

この歩道橋は、段差に対して少し手すりが短いので、一番最後、降りきるときにどうしても手すりの一番端っこは安全のためにも、つかまっておく必要があります。例えば、こういうところがすごく汚れていて触ることができないと、すごく危ないです

普段使っていないと、なかなか気付きにくいところかなとは思いますが、とりあえず僕自身、今回気付かせてもらったということで、気を付けて行きたいと思います

ということで、とりあえず、手すりの端に付いていたガムの撤去と拭き掃除させてもらいました

日本中の歩道橋の手すりをというわけには、さすがに行かないので、こんなペースで気付いた範囲で今後もさせてもらおうかなと思います