教師☆学校心理士のセルフカウンセリングルーム

学校心理士によるつぶやき。教師の悩み・試行錯誤に寄り添うブログです。

やる気の源泉

2019年06月10日 | Weblog
自分もやればできるかも


そんな思いがやる気の源。




そう思えるような働きかけが勇気づけ。





何やったって自分はダメ。
やったってできない。
叱られるばかり。
どうせやったってムダ。



そんな思いが無気力につながっている。経験で学習してしまうもの。チャレンジする勇気がくじかれている状態。




やればできるんだ。
自分も捨てたもんじゃないな。

って思えるように働きかけていくことが大事。

ただいくら言い聞かせても本人がそう
思わなかったら意味がない。



言葉だけでは難しいし、勇気づけられてやっても結果がでなければその子のやる気はどん底に落ちていくだろう。言葉はむなしく空振りする。


だから、小さな成功体験の積み重ねを大切にしたい。



活躍の場を色々設ける、ユーモア、イラスト、優しさ、利他的な行動など多様な価値でよさを認めるなどが肯定感を高めるのに有効だと考えられる。でも、学校は授業の時間が大半なんだから、やっぱり学習面での「やればできる」は自己肯定への影響が大きい。


どんな子もできるようになりたいし、できる自分がいい。


わからないなら努力すりゃいいのにやらないからできないんだろ

聞いてないからできないんだ

ゲーム、スマホ、テレビばかりでできるわけないだろ。


決して間違ってなく、正論なんだけど、そんなできる子モデルの授業者サイドの見方・スタンスだとどんどんできない子どもは苦しくなっていく。やる気をなくしていくにちがいない。


小さく「できた」を生み出していく工夫をしていきたい。
超簡単な問題からやる、少ない問題でミニテスト、テストに向けてこまめにポイントチェックなどなど。



笑顔につながる小さな成功体験への手だて、意識してやっていきたい。