リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

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2018-10-01 22:19:59 | 2018年度卒団公演

 皆様、ご無沙汰しております。1回生の谷口祐大です。今公演は音響と制作、そして役者として参加しております。

 猛暑と言われた夏は過ぎ、秋の風がもう少しで吹くと思っていたら、やってきたのは寒さでした。秋の暖かさはどこへ行ったのでしょう?と思っていましたが、今日は台風一過、日差しが暖かい中、少し冷たい風が吹いてきます。やっと秋が来てくれたのでしょうか。秋は好きです。誕生日もありますし、それとは別にどことなく切ない感じがするので。

 さて、季節とかの話はこれくらいにして、今回の公演の話を書きます。

 まず、今回はラジオ番組を切り盛りする人たちのお話ということで、前回の公演とは全然違うストーリーと面白さがあります。そして、「ラジオ」ですので、音響班が用意すべき音源が非常に多いです。今日も音編集のソフトを開き、編集しています。主に私が編集を担当するのは、ラジオ番組が始まる前に流れるCMの部分になります。このCMは、私と永尾君の2人でシナリオを書き、それをもとに何人かの団員の声で録音するという形式です。ラジオのCMというのは10秒から30秒とかなり短いのですが、そんな短さにも関わらず、永尾君のシナリオのセンスが光っている。それに声を吹き込むと面白い。すごい。あれだけ短い時間でも面白さがあるものを書ける、という彼に私は若干の嫉妬を抱いています。それと比較すると私の書いたものは、普通なんですよね。私も面白いものをかけるようになりたいです…。

 そして、今公演、役者として参戦している私ですが、演じる役はそのラジオ番組の音響を担当する変人ということで、もともと変人と言われる私にとってぴったりの役!と思っていました。しかし、この役が意外と難しい。私とは変人の質が全く違うのです。感情の起伏から細い動作までなにもかもが違うのです。「変人」といっても一括りにできるものではないということを思い知らされました。しかし、最近になって、少しずつですが、演出さんに褒められるようになりつつあります。褒められるとやはり嬉しいですね。そして、さらに頑張ろう!という気持ちになります。通しや本番が刻々と近づいてきている中、少しずつ焦りや不安が自分の中に生まれているのを感じます。そんな状況でも焦ることなく、私に行くべき道を示してくださる演出さん、他の役者の先輩方、本番に向けて全うしているスタッフの皆さん、本番を観に来てくださる方々の為、少しでも人の心に触れることができるような演技ができるようになりたいです。1日1日、少しでも前へ。
 秋公演は10月25日から27日まで、学生会館小ホールにて上演されます。台風が少し怖いですが、みなさま、お時間があればぜひお越しください。Twitterでは稽古風景の写真などが上がっていますので、そちらもチェックしてみてください。

以下、公演情報

2018年度卒団公演「Radio!Radio!Radio!」

作:森崎啓介 演出:北田純也

 

【日時】

10月25日(木) 18:30~

10月26日(金) 13:00〜 / 18:30~

10月27日(土) 13:00~ / 18:00~

※開場は開演の30分前です。

【料金】無料

【場所】立命館大学衣笠キャンパス学生会館1階小ホール

 

最後になりますが、最近ボックスでぬいぐるみを抱きながら寝るのが好きです。あたたかくて幸せです。