御手よ、汚すなかれ。

『ルパン三世』TVSP。
残念ながら、ここ3年連続、箸にも棒にもかからない論外を見せられてきた。
今年の『霧のエリューシヴ』とやらに至っては、もう、ネタにしてコケにする余裕すら無くなった。

使ってる小ネタには、それなりに評価したい部分もある。
霧多布岬が出てきた事とか。アイキャッチとか。


しかし、それでも。
自分の敬愛している回――「タイムマシンに気をつけろ！」と
完全に矛盾しまくっている内容を2時間見せられ続けるという時点で、
既に、拷問だった。

そもそも。今更この今時に、タイムパラドックスを完全無視した上で
時間移動ネタを描かれたら。もはや思考停止するしかない。


今年ばかりは、真剣に一言。


制作側に陳情します。
シリーズの過去作品を汚す事だけは、どうか止めて下さい。
長年積み上げてきた業績を、もっと大切にして下さい。
一度創られた物語は、どんな物でも永久に残るという事を、忘れないで下さい。
安易な手法に逃げ続け、取り返しがつかなくなる前に。気づいて下さい。

それから。今年のTVSPを見た方に、お願いです。
もし未見なら、「タイムマシンに気をつけろ！」の回を見て下さい。
1stシリーズ――いわゆる「青セビロ」時代の作品です。
「時間移動もの」の基本的な古典です。

それでは。また次回。

その心は、燃えているか……?!

爆弾の投げ込まれた火薬庫(＝今の自分)を鎮火するため。
『ルパン三世』の「VS複製人間」を見返す。

久方ぶりに、本気で感嘆して、本気で爆笑して。
とゆーか、この作品、最後の三波春夫氏の歌を聴いた瞬間に、
何もかもどーでも良くなっちまいます。いつも(笑)。

それで、改めて分かった事。
原作もTVシリーズも劇場版も全てOKとしてる自分が思い至った事。

もともと彼ら5人は全員、一人だけでも物語を紡げるパワーを持っている。
たとえどんな世界観だとしても、ソレを飲み乾してしまうほどのパワーを。
例えばこの映画の、「自我の連続しているクローン」というテーマは、現在でも十二分にSFだ。

世の制作者様、世の視聴者様。
どうか今こそ、基本に立ち返ってみてほしい。
くれぐれも、彼らの絆の本質を勘違いしないでほしい。

彼らは「仲良しこよしの5人組」でもなければ、
「この世を正す正義の組織」でもない。
彼らには、甘ったるい関係なんて似合わない。
ベタベタと馴れ合う姿なんて要らない。

また、当方、リアリズムを叫ぶつもりも別にない。
実際この「VS複製人間」だって、ツッコミ所は無数にある。
ソレ以上に欲しい物は。リアリティ。説得力。爽快感。緊迫感。
何よりも、創り手の気概、即ち「やる気」。

今こそ言ってみる。『ルパン』に限らず、世の全ての作品たちに対して。
「本気の熱意が無いのなら、創るのなんて止めちまえ」と。

それでは。また次回。
(※当方、まだ鎮火しきっていません。あしからず)

「ルパン」への私見。(ネタですあくまでも)

皆さんよ、ちょいと聞いてくれよ、いつもと違う話し方になるけどさ。
この前、「ルパン」の今年のTVSP見たんです。TVSP。
そしたらなんか、まるで破綻してて、ツッコミ入れるだけで疲れるんです。
それで、あちこちで調べたら、放映前のお題目なんか並んでて。
ハードボイルドの原点を目指した、とか書いてあったんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、よりにもよって、こんな三文芝居を流してんじゃねーよ、ボケが。
気がつけば、もう18年目だよ。18年目。
もはや基本的な設定を忘れてる制作者もいるとしか思えないし。
そんなお気楽な気持ちでルパンか。おめでてーな。
よーし私、ルパンと誰かとでカップリングしちゃうぞー、とか思わせたいのか。
もうやってらんない。
お前らな、オススメのエピソード全部教えてやるから、それを見ろと。
ルパンってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
世代を挟んで語り合うファンといつ喧嘩が始まってもおかしくない、
撃つか撃たれるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。
生半可通は、すっこんでろ。
で、やっと落ち着こうかと思ったら、
見かけた奴が、そもそもの元凶は宮崎カリ城、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、カリ城なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、カリ城、だ。
お前は本当にカリ城を知ってるのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、カリ城って言いたいだけちゃうんかと。
ルパン通の私から言わせてもらえば今、ルパン通の究極作品は結局、
「TV旧シリーズ」、これだね。
「TV旧シリーズ」＆「VS複製人間」。これが通の語る作品。
「TV旧シリーズ」ってのはルパンが緑の背広で活躍してる。
そん代わり、全23話しかない。これ。
で、それに「VS複製人間」(マモー編)。これ最強。
しかしこれを語ると次から古株ファンにマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、劣化しすぎた今時の作品がお似合いってこった。
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以上。有名といえば有名な某コピペで、ひとまずお茶を濁しておく。
……本当の本気で語ったら、こんな程度じゃ済みませんので。私は。

それでは。また次回。