『カジノ・ロワイヤル』(byイアン・フレミング)、読了。
1953年作。007シリーズの第1作。
これが原作小説版の、そもそもの原初だが、
長らく映画化されなかったため、知名度は低いそうだ。
物語は、大きく3段に分かれる。
その1。
カジノに挑むボンド、一度は負けるが助けが入って勝利するの段。
その2。
相棒の女性を救おうとしたが敵に捕らわれ、おぞましい拷問を受けるの段。
その3。
事件解決するも、相棒の葛藤が明かされるの段。
カジノの段は楽しく読めたが、拷問の段は何度も読む手が止まった。
特にその、男性だったらもっと恐ろしく感じる、だろうアレは。
そして最後、事件の全てを知ったボンドは、実にあっさりと、過去の思い出を切り捨てる。
ボンドの後継者たる作品、特に漫画の主人公たちとは、まさに対照的だ。
そもそも、この作品のボンド、決して気障なキャラじゃないし。
かつて映画で知った印象とは、ことごとく食い違う。
映画の007しか知らない人は、ぜひ一度読んでみてほしい。何度も驚かされます。
それでは。また次回。
1953年作。007シリーズの第1作。
これが原作小説版の、そもそもの原初だが、
長らく映画化されなかったため、知名度は低いそうだ。
物語は、大きく3段に分かれる。
その1。
カジノに挑むボンド、一度は負けるが助けが入って勝利するの段。
その2。
相棒の女性を救おうとしたが敵に捕らわれ、おぞましい拷問を受けるの段。
その3。
事件解決するも、相棒の葛藤が明かされるの段。
カジノの段は楽しく読めたが、拷問の段は何度も読む手が止まった。
特にその、男性だったらもっと恐ろしく感じる、だろうアレは。
そして最後、事件の全てを知ったボンドは、実にあっさりと、過去の思い出を切り捨てる。
ボンドの後継者たる作品、特に漫画の主人公たちとは、まさに対照的だ。
そもそも、この作品のボンド、決して気障なキャラじゃないし。
かつて映画で知った印象とは、ことごとく食い違う。
映画の007しか知らない人は、ぜひ一度読んでみてほしい。何度も驚かされます。
それでは。また次回。