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好事家の世迷言。(初代)

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調べたがり屋の生存報告です。

病を治すのは自らの心である。

2016-06-18 | 物語全般
『赤ひげ診療譚』(by山本周五郎)、読了。

恥ずかしながら初読である。
全8編の連作短編集。
因みに昭和34年作。

藤沢周平にハマってると話題に出したら、
仕事場の上司さんが勧めて下さったのが山本周五郎だった。
それで取りあえず、題名だけ聞き覚えのあった1冊を読んだ次第。

不勉強な自分は、「赤髯」の本名、
新出去定という名前さえ正しく読めなかった。
某作品の影響で「あらいで」と思い込んでて。
(正解は「にいで」です)

この作品については、長く語らず。赤髯の言葉を引用しておこう。

「あらゆる病気に対して治療法などはない」
「その個躰のもっている生命力を凌ぐことはできないだろう」
「生命力の強い個躰には多少の助力をすることもできる」
「貧困と無知さえなんとかできれば、病気の大半は起こらずに済むんだ」

いずれ三船敏郎氏主演の映画版も見ようと覚書。
私の挙げた台詞が使われてくれてるといいな。

それでは。また次回。

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