好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

『語咄し編(2)』雑感。(その3)

2021-03-26 | ひぐらしのなく頃に
『嘘塗し編』

悟史&詩音ファンなら読んでおくべし。

原作では未解決のまま終わっている問題点、「悟史が目覚めた後の対処」について真っ向から挑んでいる意欲作。

入江機関の地下に自分が秘匿されている事に、悟史が少しずつ疑心暗鬼を強めていく下りは、読んでてグイグイ引き込まれた。

自分が倒れた当時の出来事、即ち叔母への殺人から苦しむ悟史は、しかし同時に、かつて自分を救ってくれた詩音との記憶も思い出す。

一方、詩音もまた、自分の一方的な感情で悟史に接していた罪を反省する。
もっとも、私たち読者から見れば、他のカケラにおける詩音の罪に比べれば、本作の彼女の罪なんてよほど軽いわけだけれど。

このエピソードを経て、悟史は日常生活に戻っていける事を祈る。

それでは。また次回。

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