飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

コミュニケーションで必要なこと

2024年10月21日 13時19分40秒 | 人生論
人はなぜ相互理解ができないのだろう。
小学校では、相互理解をするためには相手の立場に立って物事を言ったり、行動したりすることが必要と教える。
この二つのことは大切であるし、必要ないとも思えない。
しかし、相手とトラブルを起こさず、目標に向かって行動する時、この相手の立場に立ってさえいればトラブルは起きないのだろうか。
相手の立場に立つと言うのは、少なからず自分自身は我慢して、相手の価値観を優先させて、相手が望むようにすることである。
自分の主張を通して、尚且つ相手が納得することは可能だろうか。
そこにはどちらかが、譲るとか我慢するとうことは否定できないのではないだろうか。

授業の中で、相手の主張を最後まで聞きましょうとか、相手のわかるように感情的にならずに話ましょうとか、このことで根本解決に向かうとは思えない。
そんな表面的な理想論だけで子供達の道徳性は育つのか。
本音ではない、建前論で終始する授業展開にならないだろうか。
人には親切にしましょう。
親切は大切ですと教えたり、確認するのが現在の道徳教育である。
そんな瓶に貼ったレッテルみたいことは誰もでも知っている。
考えるべきことは、なぜ親切にしなければならないのか。
親切とはどうすればできるようになるのかである。

こんな言葉がある。

相手は自分とは「違う正しさ」を持っていて
「違う目標」を見据えていて
「違う事情を」を抱えていて
「違う環境」で育ってきて
「違う価値観」の中にいて
「違う経験」を積んできて
「違う世界」を見ている
まず、このことを理解するのが
コミュニケーションの第一歩

相手のへの
「執着、依存、期待」
この三つはいずれ
あなたの心を苦しめるから
相手にこの感情を抱いていると
気づいたら早めに手放すこと

去る者は追わない
嫌われたら嫌わせておく
万人に好かれる必要はない
どうせ2割の人には嫌われる

憎んだり恨んだりすることに
自分の大切な時間を使わずに
「やってはいけないこと」を
教えてくれた人と考える
この考えを持っておくと
人間関係は驚くほど楽になる

コミュニケーションで1番大切なことは
相手の立場になることではなく
相手は自分とは違う正しさを持っていることを前提に
正しさを押し付けないこと
そして、それでもその人との人間関係を良好に保ちたいなら
自分が我慢して譲ること

これを子供達に教えない限り
相互理解はありえない。
互いに平等な相互理解は存在しないと考えた方がいい。

saitani






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