飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

別れの教室

2025年03月03日 05時53分23秒 | 学級経営
3月に入ると別れの準備が始まる。
それは掲示物が剥がされたり、教室においてあったものを持ち帰ったり、物理的な別れの準備がある。
そして、気持ちの上で別れの準備もある。
しかし、この2つのことは互いに寄り添い、関係し合いながら別れの準備をさせてくれるのかもしれない。

もう自分は担任をすることもない。
校内の教室に足を踏み入れる。

ゆっくりと殺風景になった教室を見渡す。
一人、多くお教え子たちに話しかける。
私の話す声が壁に反射する。
4月、出会いの時に子どもたちに夢や希望を語ったときと同じだ。
今は教科書や体育履き、手提げかばん、こどもたちとの思い出を感じさせるものはもう何も残っていない。

残っている掲示物。
それはこの1年間学級が勝ち取ってきた成果でもある運動会や球技大会での行事での賞状とトロフィー。
みんなで作ったカウントダウンカレンダー。
「卒業まであと1日」
教室で過ごした子どもたちとのかけがえのない200日。
そして私の200日の魂を込めた教師修業も明日終わる。

saitani


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