10円玉の苦い思い出
少し前の話ですが、
珍しく電車で出かける用事がありました。
失業中の時、経済的に厳しい状況なので、
電車賃は、かき集めた小銭、10円玉を使いました。
あんまり10円玉ばっかり入れると、切符の販売機が
詰まっちゃうかな~ と考えているとき、
・・・・!!! えっ・・・・・
突然大昔の記憶、小学校6年生の記憶がよみがえりました。
6年生のころ、友達数人で高麗川に釣りに行く早朝、
駅で切符を買う時のことです。
魚釣りに行く時は、いつも始発の電車(1番電車)で
行ってました。
初めて一緒に行くことになった友達が、
全て10円玉で切符を買おうとし、
切符の販売機が詰まってしまいました。
そのため、その友達が切符を買うのが大幅に遅れ、
すいている始発に乗り遅れてしまいました。
その結果混んでいる2番電車に。
みんなでその友達に、「人の迷惑考えろよ-」とか、
「10円玉ばっかり普通入れるか?」などと
そうとう文句を言いました。
黙ってその友達はきいていました。
その友達は、今思えば父親が借金を作り母親は病弱で、
生活は相当苦しいようでした。
中学校でのお弁当も人から見られないように、
隠していつもさっと食べていました。
おそらくおかずが少なく、人に見せられなかったのだと思います。
あの時の友達は、厳しい生活の中で
少しずつためた10円玉で、
「やっと友達と一緒に魚釣りが行ける」と、
喜んで来てくれたのに。
そんな事情も子どもの頃の私には理解できませんでした。
「・・・ごめん、あの時文句言っちゃって。」
「再会したら、お酒を一緒に飲んでくれますか?」
今では少しは人生経験も積み、文句を言う前に、
どうして10円玉ばかり使ったのだろうと、
考えられるようになりました。
なぜ? と考えることはとても大切です。
失業中の厳しい生活だからこそ見えてくるものがあると
感じました。
10円玉の苦い思い出です。
さんぽみちクラブでは、防災対策ゲーム(シリーズその6)など
新しい感覚の人生ゲーム、ボードゲームを手作りしています。
「楽天ショップ・さんぽみちクラブ」でご紹介しています。
シリーズその6 「防災対策ゲーム」
少し前の話ですが、
珍しく電車で出かける用事がありました。
失業中の時、経済的に厳しい状況なので、
電車賃は、かき集めた小銭、10円玉を使いました。
あんまり10円玉ばっかり入れると、切符の販売機が
詰まっちゃうかな~ と考えているとき、
・・・・!!! えっ・・・・・
突然大昔の記憶、小学校6年生の記憶がよみがえりました。
6年生のころ、友達数人で高麗川に釣りに行く早朝、
駅で切符を買う時のことです。
魚釣りに行く時は、いつも始発の電車(1番電車)で
行ってました。
初めて一緒に行くことになった友達が、
全て10円玉で切符を買おうとし、
切符の販売機が詰まってしまいました。
そのため、その友達が切符を買うのが大幅に遅れ、
すいている始発に乗り遅れてしまいました。
その結果混んでいる2番電車に。
みんなでその友達に、「人の迷惑考えろよ-」とか、
「10円玉ばっかり普通入れるか?」などと
そうとう文句を言いました。
黙ってその友達はきいていました。
その友達は、今思えば父親が借金を作り母親は病弱で、
生活は相当苦しいようでした。
中学校でのお弁当も人から見られないように、
隠していつもさっと食べていました。
おそらくおかずが少なく、人に見せられなかったのだと思います。
あの時の友達は、厳しい生活の中で
少しずつためた10円玉で、
「やっと友達と一緒に魚釣りが行ける」と、
喜んで来てくれたのに。
そんな事情も子どもの頃の私には理解できませんでした。
「・・・ごめん、あの時文句言っちゃって。」
「再会したら、お酒を一緒に飲んでくれますか?」
今では少しは人生経験も積み、文句を言う前に、
どうして10円玉ばかり使ったのだろうと、
考えられるようになりました。
なぜ? と考えることはとても大切です。
失業中の厳しい生活だからこそ見えてくるものがあると
感じました。
10円玉の苦い思い出です。
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