サンライズオークション
今日から明日にかけてが、オークションの終了日になります。
渡英できるならば、もっといろいろなオークションを眺めるのですが
コロナ禍の中、プレビューで現物を見れるのは、日本で開催しているこのオークションだけです
私が極上だと思う DODDスタンプのチェロ弓は、80万円と比較的高額だけれど
しっかり入札されています。
それ以外に いいなと思った弓の内
12番のアルシェのビオラ弓
30番のアルシェのバイオリン弓
はなかなかの人気のようです
30番は、なかなかいい感じでしたので
手数料込みで25万円ぐらいなら と思っていたのですが
今既に、入札が22万円
手数料は41,140円で 26万円余りになるので
ちょっど今の私にはもう手が出ないかな~
状態もいいし、棹の質もいいものです。
サンライズオークションの石井社長は、大瀬さんがこの弓を作っているところを
見ていたそうです。大瀬さんは 極上のペカットを横に置いて、この弓を製作していたそうです
アルシェの弓は、昔の弓、特に古いものほど非常に品質の良い材を用いていることが多く
この弓もその一つだと思います。
へたりは感じることはなく。新品なら今は100万円を越える値になるでしょうね
いくらまで値上がりするか 楽しみです。
一方で34番 36番は ちょっとお値段が高いからか入札なし
もったいないと思いつつ、眺めています。
バイオリンも、新作と古いのが1つづつ 札が入っています
viewingに行って思ったのですが、
出品されている楽器・弓は、海外の老舗オークションと同じく
ある程度の費用をかけてメンテナンスをしないといけないものが多く
どちらかと言うと、弦楽器商や工房や、マニアックなアマチュアが
ターゲットになると思います。
特に弦楽器商や工房はコロナ禍で難しいんでしょうので
参加者は少ないんでしょうね~
私自身は、パノルモの弓に興味があったのですが… トラブルを抱えているので
美しいし、音もいいし、まさにオールド弓 なのですが
いつ訪れるかわからない、弓が壊れる日のことを思うと
手数料込みで、22万円を出す気持ちにはなれませんでした
さあ、最終的にどうなるか 大瀬さんの弓は どこまで値が上がるか
興味津々です
査定価格内の25万円以内で終了したら そこそこ お買い得だと思います
2015年8月のアルシェ弓の価格表を、見つけ確認すると
当時のCUNIOT HAUSSET は
PRO 60万円+税
SOLO 90万円+税
この弓は SOLO なので 90万円+税が定価
ラッピングが、2000年に入った頃は、多くが絹糸仕上げだった記憶があります
アルシェの創業は1983年
大瀬さんが1994年にVSAで賞を取っておられるので
この弓は1990年代に作られたのではと 想像します
アルシェの弓は、どんなにコピーモデルを作っても
横から見る姿は コピーモデルでも 全体を見ると
どんなモデルでも「ああ アルシェですね」と言える特徴があり
この弓も同じでした
この1~2年の新しい アルシェの弓は
少し洗練されてきていて、少しづつ 欧州の弓に
デザインは近づいてきていると思います
サンライズオークション
クリスティーズ
ボーナム
ブロンプ
イングルス アンド ヘイデイ
などは、査定価格を表示してあり、その金額内で落札出来たら
お買い得だったと考えていいと思います
オークションは、以前は口座を開き(アカウントを持つといいます)
与信を得ないと、高額な入札は出来ませんでした
(当時は、FAXや電話が主流)
今はWEBで クレジットカード決済もありますので
一般の人も参加しやすくなっていると思います
おこずかいの範囲で、お試しで オークションに参加することは
お勧めです
サンライズの場合、本も結構出るので
安い値段で参加できると思います
気を付けることは、冷静に参加し
必ず、上限を決めて、それ以上は入札しないことです
あと、落札価格に 手数料や送料、保険料、通関料+税金
等がかかったり
ワシントン条約で規制されている素材、例えば 象牙・べっ甲など使用していると、
落札してお金を払っても、輸入できないこともあります
海外のオークションに参加する場合は、よく調べることも
必用かも知れません
ではでは~