婆のたわごと♬

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棚の想い出♬

2022-07-01 05:28:42 | 日記

新しい冷蔵庫と食器棚の隙間に、主人が棚を作ってくれた。

いわゆる、隙間家具だ。

薬類、紙類、エコバック類、掃除類の洗剤など…。

一目で分類ができて、すこぶる重宝だ。

おかげで、すっきりと片付いて、見栄えもよくなった。( ^^) _U~~

 

実家の父も、大工仕事が好きで、買えば、どうということもないのに、家じゅう、

捜し歩いては、小さなものを作っていた。

家族が便利になって、喜ぶ顔を見るのが嬉しかったのだろう…。

20数年前に、建て替えのために、実家の倉庫を仮住まいにしてたのだが、人生の中で、

あんなにも、充実してて、楽しかった時はなかった。

父は、毎朝、母屋から、倉庫に顔を出しては、何か、作るものはないか…と、眺めてた。

わずか半年ではあったが、娘の家族と一緒に過ごせたことが、よほど、嬉しかったのだろう…。

今、思い返しても、あんなに楽しそうな顔をしてた父は珍しい。

 

主人も、器用な人だ。

舅も、実父も、主人も、何でも要望に応えてくれる人たちだった…。

だから、男性というのは、皆、そういう人なのかと思っていた…。( ^^) _U~~

弟や息子を見て、男性にも、いろいろ、種類があるのだと…知った。(⌒▽⌒)アハハ!

 

仮住まいの倉庫は、住むのにはこれ以上のアイデアは無かろうに…と言うくらい、

手作りのもので溢れていた。

もともと、大きな倉庫の二階の事務所部分に居住してた。

半二階には5匹の猫部屋。

階下には、小さな流しと、シャワー室兼トイレ。

すべて、主人が改造した。

父は、自分の出る幕が無くなった…と、ちょっと、寂しそうだったけれど。

 

広い倉庫は、雨降りの日には最適だ。

車庫にしてて、車を何台も置いていた場所だから、とにかく広い。

息子たちは、もう、成人してたけれど、子供が居たら、きっと、喜んで遊んだことだろう…。

父亡きあと、愛蔵の大工道具は、婿の主人に託された。

実の息子である弟は不服そうだったが、生かしてなんぼの道具類だ。

器用な主人の手に渡った方が、断然道具は生きる。

父の目は確かだった…。

 

昨日も、棚を作りながら、幾度も、父の話が出る。

私は、そのことが、凄く、嬉しいのだ。

結婚以来、父には、寂しい想いをさせてしまったけれど、唯一、あの仮住まいの時だけが、

光り輝いていたように思える。

 

おとうさん! (人''▽`)ありがとう☆

主人が、また、素敵な棚を、お父さんの道具で、作ってくれたよ🎵

コメント (6)
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