新しい冷蔵庫と食器棚の隙間に、主人が棚を作ってくれた。
いわゆる、隙間家具だ。
薬類、紙類、エコバック類、掃除類の洗剤など…。
一目で分類ができて、すこぶる重宝だ。
おかげで、すっきりと片付いて、見栄えもよくなった。( ^^) _U~~
実家の父も、大工仕事が好きで、買えば、どうということもないのに、家じゅう、
捜し歩いては、小さなものを作っていた。
家族が便利になって、喜ぶ顔を見るのが嬉しかったのだろう…。
20数年前に、建て替えのために、実家の倉庫を仮住まいにしてたのだが、人生の中で、
あんなにも、充実してて、楽しかった時はなかった。
父は、毎朝、母屋から、倉庫に顔を出しては、何か、作るものはないか…と、眺めてた。
わずか半年ではあったが、娘の家族と一緒に過ごせたことが、よほど、嬉しかったのだろう…。
今、思い返しても、あんなに楽しそうな顔をしてた父は珍しい。
主人も、器用な人だ。
舅も、実父も、主人も、何でも要望に応えてくれる人たちだった…。
だから、男性というのは、皆、そういう人なのかと思っていた…。( ^^) _U~~
弟や息子を見て、男性にも、いろいろ、種類があるのだと…知った。(⌒▽⌒)アハハ!
仮住まいの倉庫は、住むのにはこれ以上のアイデアは無かろうに…と言うくらい、
手作りのもので溢れていた。
もともと、大きな倉庫の二階の事務所部分に居住してた。
半二階には5匹の猫部屋。
階下には、小さな流しと、シャワー室兼トイレ。
すべて、主人が改造した。
父は、自分の出る幕が無くなった…と、ちょっと、寂しそうだったけれど。
広い倉庫は、雨降りの日には最適だ。
車庫にしてて、車を何台も置いていた場所だから、とにかく広い。
息子たちは、もう、成人してたけれど、子供が居たら、きっと、喜んで遊んだことだろう…。
父亡きあと、愛蔵の大工道具は、婿の主人に託された。
実の息子である弟は不服そうだったが、生かしてなんぼの道具類だ。
器用な主人の手に渡った方が、断然道具は生きる。
父の目は確かだった…。
昨日も、棚を作りながら、幾度も、父の話が出る。
私は、そのことが、凄く、嬉しいのだ。
結婚以来、父には、寂しい想いをさせてしまったけれど、唯一、あの仮住まいの時だけが、
光り輝いていたように思える。
おとうさん! (人''▽`)ありがとう☆
主人が、また、素敵な棚を、お父さんの道具で、作ってくれたよ🎵