お尻の痛いのは、まだ、続いているが、峠は越した様だ。
座り方次第では、痛みも感じることなく、普通にしていられる。
夜、恒例の家族のお茶飲み会では、一度、万全の座り状態になると、動くのは嫌だ。
折角、痛みが治まってるのに、動いて、また、いい塩梅の定位置を探すのが面倒なのだ。
だから、当分、主人のリモコン替わりは、中止している。
「お~い! お茶!」
「そこの〇〇、取ってくれ!」
「お~い! ・・・・」
全く、冗談じゃない! 自分でやってくれ!
私を何だと思ってる。 あなたのリモコンではないんだから…。
波風絶たせないで、やんわり、断れて、お尻の痛みも効用はあるものだ…。
「夜の足音」 著者・松本清張 角川文庫 平成21年3月 初版発行
久しく、遠ざかっていた読書を再開する。
ベッドの枕元には、数冊の積読の本が重ねられている。
暑さの所為か、なかなか、読んでも頭に入ってこない。
そんな中、探し出したのが、時代小説の「夜の足音」だ。
清張氏の綿密な史料調べ、時代考証の確かさは、群を抜いているように思う。
江戸の地名は、私が育った下町だし、いまだに古地図の中に生き生きと存在し続けているのだ。
この「夜の足音」は岡っ引きから、奇妙な相談事を持ちかけられて、男の尊厳を傷つけられた無宿人の話だ。
そのほか、家光上洛の折、宿を提供した小藩の武士の間での噂話を題材とした「噂始末」。
江戸詰めの、各藩の外交官ともいうべき留守居役の事件など。
短編ながら、ずっしりと重みのある作品ばかり6篇、収められている。
後に社会派推理小説(「砂の器」「点と線」「0の焦点」などなど)の巨匠とも言われた清張氏。
原点は、時代小説だったのか…。
小気味よい会話の数々。
今、松本清張の世界にどっぷり、はまっている。
江戸時代の平賀源内先生のキャッチコピーに躍らせられたわけではないけれど…。
丑の日が近くなると、やはり、ウナギが食べたくなる。
丑の日当日は混むだろうから、前倒し。
(7月23日が1回目の丑の日だ)
昨日の夕食に、親子4人分。 テイクアウトで買ってきた。
以前、息子が勤務していたところに在ったウナギ屋さん。
チェーン店ながらも、安く、うまく、皆、お気に入りだったそうな。
昼休みに、皆で安いからと食べに行き、昼からの勤務時間に間に合わず、タクシーを飛ばすありさま。
落語を地で行くような逸話も残っているウナギ屋さんだそうな。
その同じ系列の店が郊外にあると言うことで、息子に連れて行ってもらった。
美味しかった!!
日本橋や上野池之端の名店には、劣るけれど、ふっくらと柔らかく、まずまずのお味だ。
庶民には、この程度で、御の字ではなかろうか…。
8月の2回目の丑の日も、買いに行こうかな…。 (*´σー`)エヘヘ