RIZING スタッフBLOG

PA現場日記、機材紹介、通販速報!
音響屋目線ブログ。

平成最後の現場

2019年04月30日 | 現場
週末、弊社の平成最後の現場でした。


現場は見ての通り、コンクリむき出しの天井と床。
反響を嫌っての垂直の指向角度は絞り絞って30度(15+15)天井と床に当てない感じに、FOCUS/FOCUS/SB18mの2/1にインフィルにWIDEを縦置きでドライブ。
※下段のSB18Mはタッパ稼ぎで実際は鳴らしてません。
少し、狭すぎでしたかね。(笑)
できることなら、吊りでFOCUSを3段がベストだったと思います。


当初、ARCS-WIDE/FOCUSは縦置き(WIDE/FOCUS/WIDE)垂直90度:水平75度をシミュレーション、そのまま仕込んだのですが、実際に音出ししてみると、SPイントレのまん前の柱・・・と、この天井の反響で全然ダメダメで、横置きに変更(HFを内側に)・・・・・でガラッと音は変わりました。

水平に関しては、いろんな度数がありますが、弊社のように小~中規模の仮設現場多い場合ですと90度が一番使いやすく感じます。とくにラインアレイは。
(WIFOはポイントソースですが)
100度~は広すぎて、小規模現場、間口のないステージや横壁が近い箱では苦戦、ある程度の残響調整されてるホールとかは大丈夫ですが。。
一手間ではありますが、やはりインフィル/リップの対策をしっかりした方が賢明です。

今回の現場は独特な残響でした。(天井と柱だけの)
残響の気になる横壁や正面に壁はないので、本当に独特。。
リリースの短いリバーブがかかってる感じ?!
一瞬はすごい響くけど、その後に抜けて行く・・・感じ。

そして、ディレイSPにバカ鳴りのCODA/HOPS8を持って行きましたが、これは失敗。
円錐に100度出るHOPS8は天井に反射して、本来に良さ・力を発揮できず、、、普通にSXの方が良かったと思います。(もしくは、MIDの音飛びの良いD12-3とか)





何が起きるかわからない?!
予期せぬ持込音源に対応するため、再生デッキはフル!で用意。
(CD/MD/TAPE/SD/USB/BT)
実際はCDのみでした(笑)


平成最後の現場、
平成最後のブログ更新となりました。

ではまた、令和に。

L-ACO / KIVAⅡ

2019年04月24日 | 機材

L-ACOUSTICS
KIVA2/SB15m/SB18m


LA4X を4台でプランニング


音はもちろんですが、稼動率を上げるには、
アクセサリとかフライング・スタック時のリギング金具が重要です。
一人現場でも大丈夫か?何段なら一人で積めるか??



それと、あまり期待してなかったのですが、スタンドマウンド時はどうか。

これが、良くって、びっくりしました。
3段でもガンガン飛んできます!


KIET-II(Kiva ポールマウント)






400~500人キャパなら、これだけでも行けそうな感じです。

<KIVAⅡ・スペック>
●タイプ:パッシブ 2 Way

●周波数特性(-10dB):70Hz - 20kHz ([Kiva II]プリセット)

●最大音圧レベル:138 dB ([Kiva II]プリセット)

●指向性(-6db):H x V:100°x キャビネットの台数と角度に依存

●トランスデューサー
 LF 2 x 6.5" ネオジウム
 HF 1 x 1.5" ネオジウム コンプレッション ドライバー

●インピーダンス:16Ω

●サイズ:W x H x D : 520 x 202/104 x 357mm

●重量 :14 kg


専用アンプのプリセットをそのまま使えるのがL-ACOの良さですね。KIVAⅡ、パッシブとは思えない仕上がり。
EQはホールの気になる残響を調整する程度。あとは、ほんとに音が飛んでくるイメージとHFドライバが1.5インチなので独特な部分、少し勢いのある部分が気になれば、-2~3dBカットする程度、DSP内の11ポイントのEQ(IIR/FIR)フィルターで十分調整可能。DSPプリセット、 ソフトウェアLA Network Managerほんと良く出来てます。


そして、KIVAⅡケース(ダンプラ)


L-ACOUSTICS
KIVA2/SB15m

お高い機材ではありますが、4/1(KIVA2/SB15m)くらいからスタートして・・・とか、ありですね~、これだけ鳴れば・・・考えてしまいます。
すでにアンプとSB18mは弊社所有があるので、うまく組み合わせて。
色々やってみたくなる機材でした。


べステックオーディオ大阪よりお二方!
ありがとうございました!!

試聴会&勉強会

2019年04月20日 | 機材
先日の試聴・勉強会の様子です。


今回はあくまでプレイベートに・・・
仰々しくならぬよう、心掛けましたが、3システムのスピーカー群の搬入・転換・搬出。
いろんな意味で現場以上のものがありました。




まずは、午前中の自主練!
Adamson S10システム、から。




こちらは、地元のPA仲間業者の所有機材です。
独特なサウンドではありますが、
パンチ、スピード感、ロー音、最高です!
なにかありましら、ぜひ!
ご紹介もいたしますよ。


三共電機・三共企画 様 (FBページ)
https://www.facebook.com/%E4%B8%89%E5%85%B1%E9%9B%BB%E6%A9%9F%E4%B8%89%E5%85%B1%E4%BC%81%E7%94%BB-332173524289308/


本命、KIVAⅡ、TiRAY/TiLOW、追々アップします。。

TiRAY / TiLOW

2019年04月13日 | 機材
4/16のデモ会の先送り分、機材が弊社へ到着しまして、予習がてら、いろいろとやってみました!



天気、良かったので屋外で!(笑)


TiRAY / TiLOW / G15SUB の、6/2/2 対向にプラス、アンプのLINUS-14Dが2台、そしてケーブルケースでこの物量。


新しくなったLINUS Control v2.0も少しだけ予習しまして、今週は終了です。

また来週、レポートしまーす。

D12-3 式典

2019年04月11日 | 現場

D12-3とPM600-3の組み合わせ!

D12-3はやっぱりミッドに力がありますね。
タイトにまとまっており、このような屋外ですと、そのままEQせずに使える感じです。
D12のような、ふくよかな低音~高域に上品さ・・・みたい感じはなく、コシのある音で、良く飛んでくる感じです。量産のSX300ではここまで、ミッドは飛んできません。
SX300、D12、D12-3、D15-3
全部、違いますね~。