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福岡のスーパーのマルキョウ,リテールパートナーズと経営統合へ

2016-10-07 22:30:54 | 九州の流通業界(商業・サービス)

                   


>>>マルキョウがリテールパートナーズ傘下入り  

 九州と山口を地盤とし,マルミヤストア(大分県佐伯市)とマルミヤストア(大分県佐伯市)のスーパー2社の持ち株会社リテールパートナーズ(山口 県防府市)と福岡県を中心に事業展開する地場スーパーのマルキョウ(福岡県大野城市)は,2017年3月に経営統合することで基本合意した。九州のスー パー業界においては,イオンとイズミの大手2社によるグループ化が進む中,リテールパートナーズは,「第三極」のネットワーク化を目指す。
 マルキョウがリテールパートナーズの完全子会社になる。,物流施設の共同利用による効率化や,品ぞろえの充実をはかり,大手の寡占化が進む市場での競争力強化を目論む。


 統合に伴う店舗の統廃合や店名の変更,人員の整理は当面は行わない方針。マルキョウ経営陣も変わらない。グループ全体の店舗数は258店,連結売上高は約2300億円,経常利益は約75億円になる見込み。

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................. 関連情報 1.................

マルキョウ 3月中間決算(2016年04月)-
   連結ベース。※は単体。売上高,経常利益,純利益の順で単位は100万円。( )内は前期比増減率%。▲は赤字またはマイナス

 ・売上高 41,908(0・6)

 ・経常利益 1,243(▲16・9)

 ・純利益   736(▲10・9)

 9店で生鮮品売り場を改装し,中間期では2年ぶりの増収。人件費や設備投資の増加で減益となった。通期では増収増益を見込む。

  ................. 関連情報 2.................

 マルキョウ,リテールパートナーズと経営統合へ



丸久

 丸久は, 「マルキュウ」や「アルク」など6つのスーパーを展開する山口県最大の食品スーパーで1954年創業。山口県のほか島根,広島,福岡の各県で合計94店舗を出店。2015年2月期の連結業績予想は売上高874億円,経常利益は39億円。
  1993年前後から業績が落ち込み,一時は売り上げが400億円にまで縮小した。だが,社員の整理をすることなく社内改革を実行。1998年に食品スー パー「アルク」を出店し,そのモデル店舗を積極出店したこと,オール日本スーパーマーケット協会(ASl)を通じた社員教育に注力したことが奏功し立て直 し成功,山口県内でトップシェアの食品スーパーとなっている。
 経常利益100億円,そのための年商3000億円は生き残りのために必要という 考 え方で,経営統合の相手を探していた。今回の経営統合により,業績への影響を抑えつつ,店舗のスクラップ&ビルドを進めることができるようになり,マルミ ヤストア側から出店や開発の知恵を得たいという。

 「丸久」は,去年10月に山口県東部で展開する「中央フード」を経営統合しており,今後は四国や九州など西日本全域に店舗網を拡大して,仕入れコストの削減などで競争力を高めたいとしている。



マルミヤ
 マルミヤストアは,1972年に大分県佐伯市に第1号店を出店以来,大分を中心に宮崎,熊本,福岡に食品スーパー41店を出店してきた。1996年に福岡証券取引所に上場。2015年2月期の連結業績予想は375億4400万円,経常利益は3億9500万円。
 マルミヤストアは青果業出身で生鮮に強みがあるが,惣菜にまだ伸びしろが見込める。今回の経営統合によって丸久から惣菜のノウハウを得たいとする。
                                        参考資料:「激流」2015年3月号p69~p71

 


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