>>平戸のホテル蘭風 京都の「湯快リゾート」に経営譲渡
全国で26のホテル,旅館を経営する「湯快リゾート」(京都市)が,長崎県平戸の五大ホテルの一つ「ホテル蘭風」(客室は141室)の土地,建物を買収し,経営を引き継いだ。ホテル蘭風の名称を残して従業員80人を継続雇用するが,その後,施設のリニューアルや営業形態の変更に取り組む。ホテル蘭風は,海辺の景観の良さと温泉には定評があった。
湯快リゾートは2003年設立。廃業ホテルの買収とリニューアルで事業を拡大し,主にバイキング形式の食事と室内接客サービスをなくした低料金の温泉ホテルを運営する。16年3月期の売上高は154億円。九州では「嬉野館」(佐賀県嬉野市)を運営する。
平戸では,2016年1月に民事再生法の適用を申請した「旗松亭」に続くホテルの経営破綻である。
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>>1/29 長崎・平戸の「旗松亭」 民事再生法申請
phote:旗松亭のHPより
報道によると,長崎県平戸市の「有限会社旗松亭」(きしょうてい 平戸市大久保町2520)は,多額の累積赤字を抱え,2016年1月29日付で長崎地方裁判所佐世保支部へ民事再生法の適用を申請し同日,保全命令および監督命令を 受けた。負債総額は,推定で金融債務約20億円を含み約22億円。
1969年創業の同社は,平戸温泉で客室数90室の温泉旅館「旗松亭(き しょうてい)」を開業,修学旅行などの団体客をターゲットとして営業してきた。ピーク時の1994年1月期の売上高は約19億円。それ以降は,修学旅行生 の減少に伴う売上の落ち込みに加え,景気低迷による一般客の減少,さらには交通アクセスの不便さも重なり,業績は降下し,2015年1月期の売上高は約5 億7600万円であった。
だが,修学旅行生の減少に伴う売上の落ち込みに加え,景気低迷による一般客の減少も重なり業績も悪化し,自力での再建を断念し今回の措置に至った模様。
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旗松亭周辺には,史跡・史料館など徒歩圏内での観光地がある。オランダ商館跡(オランダ塀・オランダ井戸・常灯の鼻),松浦史料博物館,六角井戸,大蘇鉄, 平戸交流広場(じゃがたらお娘像),オランダ橋,平戸温泉あし湯,崎方公園(三浦按針の墓,ザビエル記念碑,市街地を見渡せる展望台)など。
:::::::::::::::::::::::: 平戸 関連情報 ::::::::::::::::::
平戸市(ひらどし)
平戸市は長崎県北西部にあり,の平戸島とその周辺を行政区域とする市で長崎県と九州本土の市としては最西端に位置する都市である。旧平戸藩松浦氏の城下町で,鎖国前は中国やポルトガル、オランダなどとの国際貿易港だった。
ハウステンボス周辺「観光地総選挙」で平戸2冠
ハウステンボス(長崎県佐世保市,HTB)と長崎,佐賀両県の9市町でつくるハウステンボス周遊観光協議会が実施の,HTB周辺の人気観光地を決める「観光スポットと珍百景総選挙」で,「感動スポット」,「珍百景」の1位はともに長崎県平戸が獲得した。
※出典 ウィィペディア
感動スポット1位は世界文化遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産の「田平天主堂」(平戸市田平町)。珍百景1位には, 「教会群」の構成資産の春日集落で何百年も倒れずに立ったままの人の立ち姿のような「人形岩」(平戸市春日町)だった。
感動スポットの 2位は武雄温泉楼門(佐賀県武雄市),3位生月町博物館・島の館(平戸市),4位シーボルトの湯(佐賀県嬉野市)で,武雄市図書館(武雄 市)と九十九島パールシーリゾート(佐世保市)が5位に並んだ。珍百景2位はお宝が眠る川(佐賀県有田町),3位は豊玉姫神社の白なまず(嬉野市)だっ た。
総選挙には,9市町とJR九州の推薦で観光スポットに19カ所,珍百景に9カ所がエントリー。昨年10月から今年2月までに,全国の1000人が投票した。
>>田平天主堂
田平天主堂(たびらてんしゅどう)は,長崎県平戸市田平町小手田免にあるカトリック長崎教区の教会ならびにその聖堂である。正式にはカトリック田平教会(カトリックたびらきょうかい)、所在地にちなんで瀬戸山天主堂とも呼ばれる。国の重要文化財に指定されている。
2007年1月23日、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の一つとして世界遺産暫定リストへの追加が決定した。
>>> 珍百景 平戸人形岩
総選挙珍百景で1位を獲得し続ける平戸市推薦の「人形岩」。人形岩がある春日町は平戸島の西方で,ユネスコに世界遺産で申請している「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産「平戸島の聖地と集落」にも登録されている場所である。