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福岡のスーパーのマルキョウ,リテールパートナーズと経営統合へ

2016-07-21 21:17:18 | 九州の流通業界(商業・サービス)

 マルキョウ,リテールパートナーズと経営統合へ



 2015年7月に「丸久」(山口県防府市) http://www.mrk09.co.jp/  と,「マルミヤストア」(大分県佐伯市) http://www.marumiya-st.jp/  が経営統合して誕生した丸久の持ち株会社リテールパートナーズ(山口県防府市) http://www.retailpartners.co.jp/ と,福岡市を中心に88店舗のスーパーマーケットを出店するマルキョウ(福岡県大野城市) http://www.marukyo-web.co.jp/ は21日,経営統合することで基本合意したと発表した。

 両社が統合に基本合意に関して,リテールパートナーズ及びマルキョウは,地域に根差す食品スーパーマーケット同士として,互いの独自性・自主性を尊重しつつ,両社の経営資源やノウハウを統合し競争力の強化を図ることが最適であるとの判断に至り,対等の精神に基づき,リテールパートナーズを持株会社,マルキョウを事業子会社として経営統合することについて基本合意した,と説明している。

 今回の経営統合によりリテールパートナーズの連結売上高は約 2,300 億円,連結経常利益は約 75 億円と見込まれる。

 10月下旬をめどに最終契約を締結。マルキョウの商号や本店所在地の変更はない予定。マルキョウの斉田敏夫代表取締役会長兼CEOは,リテールパートナーズの代表取締役会長に,就任する。なお,現在,マルキョーは,斉田キミヨが17.02%,ヤマエ久野が12.8%,西日本鉄道が10.0%の株を保有する大株主である。

 また,マルキョウはリテールパートナーズの完全子会社となることから,2017年2月24日に福岡証券取引所を上場廃止となる予定。

マルキョウ
マルキョウは,1964年に雑餉隈に1号店を開店して以来,福岡県を中心に食品スーパーマーケットを出店し,現在 88 店舗を展開している。
福岡市近郊に8ヶ所のセンター(食品,冷食,デイリー,精肉,精肉 PC,青果,鮮魚,惣菜)を設立している。

リテールパートナーズの現況
現在,リテールパートナーズグループは,食品スーパーマーケット144 店舗,ディスカウントストア 26 店舗を中国・九州地方で展開している。

 
 ⇒ リテールパートナーズ ⇒ 株式会社リテールパートナーズと株式会社マルキョウの株式交換による経営統合に向けた基本合意書締結に関するお知らせ

  ・ Notice Concerning Execution of MOU for the Business Integration through Share Exchange between RETAIL PARTNERS CO.,LTD.and Marukyo Corporation

 

        ■□===========   関連情報      ====================□■

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 ┃ 北部九州5県に97店舗を展開のマルキョウ 西鉄と資本・業務提携
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 >>>2013年09月 福岡-西鉄資本・業務提携でマルキョウの筆頭株主に 

 西日本鉄道(福岡市)とマルキョウ(福岡県大野城市)は2013年09月04日,スーパー事業強化を目的とする資本・業務提携に基本合意したと発表した。年内に西鉄がマルキョウの発行済み株式の15%(235万000株)を約11億9700万円取得、筆頭株主となる。
 西鉄は「西鉄ストア」と「あんくるふじや」を福岡,佐賀両県で計62店舗(2012年度の売上高は785億4500万円)。
  安売りスーパーの先がけ的存在のマルキョウ。福岡県を中心に佐賀,大分,長崎,熊本の北部九州5県に97店舗を展開し,「九州で一番安いスーパー」を旗印とする。(2012年9月期連結決算の売上高は878億2600万円)。同社は,福岡証券取引所に上場しているが,株式市場での評価は低かった。その理由は,過去3年以上,出店をストップしていることにある。新規出店がないことから,競合激化に伴い既存店の売上高は減少が止まらす,減収傾向に歯止めが効かない状況にあった。

     

大分のスーパー・マルミヤストア-山口の丸久と経営統合

                                 2015-06-22 01:07:49 | 九州の流通業界

  大分県を地盤としスーパーマーケット経営のマルミヤストアは,山口県内シェアトップのスーパーマーケット丸久と経営統合する。2015年7月1日に丸久がマルミヤを株式交換で完全子会社化し,持ち株会社「西日本リテール・パートナーズ」を山口県防府市に設立する。持ち株会社の社長には丸久社長の田中康男氏,副社長に マルミヤ社長の池辺恭行氏が就任する。

 これにより,マルミヤストアは,6月26日で福岡証券取引所の上場が廃止となる。

 イオンやイズミなど大手スーパーに加え,ディスカウントストアやドラッグストアの攻勢や人口減などで経営環境の厳しさが増す中,出店エリアが重なっていない両社は手を組んで,仕入れや人材育成を一本化して生き残りを図る。

  経営統合によって店舗数は合わせて156店,売上高は1200億円,経常利益は43億円を見込む。地域になじんだ看板を残すために持ち株会社形式を採用 し,緩やかな連合を組織する。体力勝負の不毛な戦いを避け,地方スーパー同士での連合を作り,協調しながら,生き残りを図る。


                                 ※マルミヤストア弥生店(大分県佐伯市) 出所:googlemaps

  

丸久

 丸久は, 「マルキュウ」や「アルク」など6つのスーパーを展開する山口県最大の食品スーパーで1954年創業。山口県のほか島根,広島,福岡の各県で合計94店舗を出店。2015年2月期の連結業績予想は売上高874億円,経常利益は39億円。
  1993年前後から業績が落ち込み,一時は売り上げが400億円にまで縮小した。だが,社員の整理をすることなく社内改革を実行。1998年に食品スー パー「アルク」を出店し,そのモデル店舗を積極出店したこと,オール日本スーパーマーケット協会(ASl)を通じた社員教育に注力したことが奏功し立て直 し成功,山口県内でトップシェアの食品スーパーとなっている。
 経常利益100億円,そのための年商3000億円は生き残りのために必要という 考 え方で,経営統合の相手を探していた。今回の経営統合により,業績への影響を抑えつつ,店舗のスクラップ&ビルドを進めることができるようになり,マルミ ヤストア側から出店や開発の知恵を得たいという。

 「丸久」は,去年10月に山口県東部で展開する「中央フード」を経営統合しており,今後は四国や九州など西日本全域に店舗網を拡大して,仕入れコストの削減などで競争力を高めたいとしている。



マルミヤ
 マルミヤストアは,1972年に大分県佐伯市に第1号店を出店以来,大分を中心に宮崎,熊本,福岡に食品スーパー41店を出店してきた。1996年に福岡証券取引所に上場。2015年2月期の連結業績予想は375億4400万円,経常利益は3億9500万円。
 マルミヤストアは青果業出身で生鮮に強みがあるが,惣菜にまだ伸びしろが見込める。今回の経営統合によって丸久から惣菜のノウハウを得たいとする。
                                        参考資料:「激流」2015年3月号p69~p71


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 ┃ 広島のイズミ 着々と九州進出
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 ※イズミ HP

 イズミ(東証一部上場)は,中 国,四国や九州で商業施設「ゆめタウン」(60店)や食品スーパー「ゆめマート」(24店)など合計102店を展開する。同社は昨年2月,JR広島駅北口 の再開発地区「二葉の里」に新本社ビルを完成した。地上6階地下1階。延べ床面積は約2万6000平方メートルで投資額は72億円。駅南口の本社を移転し ている。

  同社は現在の大型ショッピングセンター(SC)と食品スーパーに加え,自社の食品スーパーを核に外部の複数専門店を集めた新たな形態での出店にも乗り出し ている。イズミは,イオン,ヨーカ堂といった全国スーパーとの対抗策として,立地条件や商圏に応じて3業態ですみ分けながら店舗網の拡大を図る。また,店 舗網の拡大に対応し,2014年以降をめどに,広島市内に新たな物流センターを設置する。広島県や岡山県など4カ所に点在する物流拠点を集約し効率化を進 めている。

 2014年2月期の下期には,新業態の1号店として「ゆめモール下関(山口県下関市)など8店舗を出店。2014年以降は熊本県,福岡県,広島県を中心に9店舗を出店することが決定している。

 イズミは地方食品スーパー(SM)との提携にも力を入れており,熊本県の中堅・(株)西紅を,子会社・ゆめマートを通じ買収している。ニコニコ堂 の小型店を継承したゆめマートは,熊本県内では最大手SMの1社に成長した。同社は,イズミの支援で店舗のスクラップ&ビルドを実施,仕入もイズミ経由に 切り替え収益力を強化している。

 

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 ┃┃ 「イズミ」,熊本の地場スーパー「広栄」を買収
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 2014年7月,広島を拠点に中国地方や北部九州で「ゆめタウン」など100店舗以上を展開するイズミ http://www.izumi.co.jp/  は,熊本市内でスーパー「エース」など4店舗を運営する広栄(熊本市)の全株を取得,子会社化した。

 イズミは,大型施設「ゆめタウ ン」やスーパー「ゆめマート」を熊本県内に相次いで出店している。2012年には熊本市のスーパー「西紅」を買収している。また,今春,スーパー大栄(北九州市)と資本提携し筆頭株主となっている。


          *phote 「Big the Big エース城山店」 (google map ストリートビュー)

 

 


◆イズミ 企業概要

本 社 所 在 地: 広島市東区二葉の里3丁目3番1号
資  本  金:196億1,385万円
設      立:1961年10月27日
従 業 員 数:正社員2,475名
パートタイマー:4,568名(1日8時間換算) 〔2013.2.28現在〕
店  舗  数:    102店舗(エクセル単独店舗14店舗含む)
店 舗 地 域     広島県,岡山県,山口県,島根県,福岡県,佐賀県,大分県,長崎県,熊本県,兵庫県,香川県,徳島県,他


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