川内原発１，２号機 「再稼働の差し止め申し立て－22日に司法判断」

高浜原発3.4号機運転差止め【中継中】iwj-fukui1福井地裁前

 

　関西電力高浜原発３，４号機（福井県高浜町）をめぐり，福井など４府県の住民９人が再稼働の差し止めを求めた仮処分で，福井地裁は14日，再稼働を認めない決定をした。

　今回審理した樋口英明裁判長は昨年５月，関西電力大飯原発３，４号機の運転差し止めを命じる判決を言い渡している。この大飯判決と今回の決定に通底している考えが，人格権である。

　大飯判決では「具体的な危険性が万一にもあれば，人格権が侵害される」と指摘。今回の決定でも，この考えを踏襲したうえで，新基準に合理性がない以上，再稼働で人格権が侵害されると，結論づけている。

　さらに新基準について「福島の原発事故に実際に生じた事実を基礎に置く」と言及し，関電側の主張は「深刻な事故はめったに起きないだろうという見通しにすぎない」と切り捨てた。　（出典：朝日新聞電子版　2015年4月15日05時00分　http://digital.asahi.com/articles/DA3S11705367.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11705367）

　九州電力は川内原発１，２号機（鹿児島県薩摩川内市）の７月再稼働を目指している。これに対して鹿児島，熊本，宮崎の住民12人は再稼働の差し止めを求めた仮処分を申請しており，鹿児島地裁は22日に決定を出す。

 

　【高浜再稼働差し止め】－鹿児島県関係者の反応

>>>川内原発の地元　反対派「追い風」，賛成県議は困惑
　　　　　　　　　　　　　　　　　　出典：西日本新聞経済電子版　http://qbiz.jp/article/60230/1/

　 「画期的」「追い風だ」−。高浜原発の運転差し止めを命じた１４日の福井地裁の仮処分決定を，秒読み段階となった九州電力川内原発（鹿児島県薩摩川内市） の再稼働に反対する地元関係者は一様に歓迎した。一方，昨年１１月の県議会で再稼働に同意した県議は困惑して受け止めた。

　住民側は原発の基準地震動（耐震設計の目安となる揺れ）に関し「2005年以降，国内４原発で基準地震動を超える揺れが５回発生しており，想定は不十分」と主張。福井 地裁決定は，この点を差し止めの根拠の一つにした。申し立てた住民の一人は，「再稼働を進める国や県と違い，司法が良識を示してくれた。鹿児島地裁の裁判 官も続いてほしい」と声に力を込めた。

>>>薩摩川内　12日の鹿児島県議選，再稼働容認の３人が議席を独占

　川内原発が立地する薩摩川内市区では，12日の鹿児島県議選で，再稼働容認の３人が議席を独占し，前回初当選した反原発派の無所属現職の「遠嶋 春日児氏」が議席を失った。原発の最短５・４キロに位置するいちき串木野市区（同１）でも，再稼働阻止を前面に掲げた共産新人が落選した。

 ●　薩摩川内市区　開票結果(市町村)

	田中 良二	鶴薗 真佐彦	外薗 勝蔵	遠嶋 春日児
薩摩川内市区合計	12,643	9,112	11,373	8,722
薩摩川内市第１	12,019	8,016	10,673	8,238
薩摩川内市第２	359	611	350	237
薩摩川内市第３	265	485	350	247

 
>>>鹿児島県の伊藤祐一郎知事＝川内再稼働，地方選争点避け昨年同意
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　出典：西日本新聞経済電子版　http://qbiz.jp/article/60287/1/

　鹿児島県の伊藤祐一郎知事は１５日の記者会見で，昨年１１月に九州電力川内原発（同県薩摩川内市）の再稼働に同意したのは，今年４月の統一地方選で争点になるのを避けるためだったことを明らかにした。

　伊藤知事は「今も同意していなければ地方選の争点が（再稼働）一つになっていた。県政はいろんな問題があるので，それを避けるべく11月を選定した」と語った。

　また「（世論調査などで）一般的に数字の上では半数が反対するのはよくわかる」としたが，「国民全体の幸せを考えると，全員が反対だとしても（再稼働を）やめるわけにはいかないかもしれない」と話した。

 

>>>佐賀の新県議　玄海原発再稼働「容認」７割，反対は４人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　出典：西日本新聞経済電子版　http://qbiz.jp/article/60087/1/

　佐賀県議会の新県議，38人のうち７割超の29人が，西日本新聞が告示直前に立候補者全員に行ったアンケートに，玄海原発の再稼働を容認する考えを回答していた。今後の県議会の議論は再稼働を軸に展開しそうだ。

　自民現職23人と嬉野市区の無所属現職１人の計24人は「自民党県議団の統一見解」とする文章を寄せ，「原子力規制委員会に新規制基準に適合すると認められ，住民の理解が得られた原発は再稼働を進める方針」と容認する意向を示した。

　他の当選者14人は「賛成」「反対」「どちらでもない」の選択式に答え，賛成５人（自民新人と民主現職各２人，無所属新人１人）▽反対４人（共産現職と新人，社民現職，無所属現職各１人）▽どちらでもない５人（民主現職１人，公明新人２人，無所属新人の２人）−だった。

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	原発を拒み続けた和歌山の記録
	本書は，原発反対派の中心となった４人が編集・執筆，２名が寄稿 汐見氏が寄稿・監修されています。 実際に反対運動に携わった人々の，活動の記録です。 かつて，和歌山県には，4町5ヶ所に原発計画がありました。 主要電源を，火力⇒原発　シフト，若狭湾に集中する原発の 地域バランスをとろうとしたことによります。 原発候補地域では，２０年を超える激しい攻防があり，住民も 反対派，推進派　２分してしまいました。地域，家族を分断したことになります。 自治体，関電，推進派に対抗するには，観念的，感情的な運動では成り立ちません。 原発に対する知識，背景，置かれた状況の理解も必要です。 和歌山市に近い大阪熊取町に京都大学原子炉実験所があり， 「熊取六人衆」と言われた原発反対の専門家が手弁当で駆けつけ ，さらに反対運動には，地域の女性陣の地道な活動が・・・・
	寿郎社刊　1500円+税

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 The judicial branch of the government sounded an alarm bell when the Fukui District Court banned Kansai Electric Power Co. (KEPCO) from restarting two idled reactors at the utility's Takahama Nuclear Power Plant in Fukui Prefecture.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　－　（mainiti）