冬山でその二人は遭難した。
必死にザイルを手繰り寄せても危険な状態に。
限界の時が来た時一人の彼は自分を守る為に心を鬼にして
そのザイルにナイフをかけた。そして彼はベ-スキャンプに
辿り着く事が出来た。
崖から転落したもう一人は地獄の中で生の声を聞いた。
"何としても生きるのだ”と。
キャンプ迄は果てしない遠さ。しかし彼は考えた。
短い目標を20分と決めて、まずあの地点までそして又20分と
それを繰り返し彼は遂にキャンプに生還した。
目の前の一歩一歩の大切さ。
”小事つもりて大事となる”
その男性の生還から学ぶ事は大きい。