べ-ト-ベンの”第九”の音楽を聴く季節となりました。
”第九”の初演は100年前の1918年。徳島の捕虜収容所でドイツ人達が
演奏しました。日本人による初演は6年後の1924年。この前年に
関東大震災が発生。復興の途上での演奏会は大きな関心を呼びました。
この曲を作曲したベ-ト-ベンは、失われていく聴力、保守的な人からの圧迫
経済苦、家庭問題-------ベ-ト-ベンは絶えず深刻な苦悩に苛まされていたのです。
しかし、彼は負けませんでした。
その一つ一つと向き合った末「悩みを突き抜けて歓喜に至れ」と
人間精神の勝利を謳いあげたのです。