はい!滝沢ロコです!

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何事も、練習あるのみ・・・!

2008年04月29日 | ザッツ・エンターテイメント 洋画アニメ他
みなさん

私達、声優の仕事をしているものは

台本をいただいてから本番まではわずか何日かの間ですが、

何度も台本を読んだり、歌のときは、資料のCDを聴いたり

VTRがあるときは繰り返し見たり・・・

等などしながら、よりよき仕上がりを目指して、練習しています

毎回出会う作品が違うわけだから、毎回、初心者なわけで

何年経っても、とにかく、練習あるのみです。

家で、TV画面に向って、台詞の練習などするわけですが、

聞いてみると、皆、色々な逸話があって・・・

中には、笑っちゃうようなウソみたいなほんとの話も・・・


洋画には結構多い刑事ものの作品で、犯人に追い詰められる被害者の役だった時

はじめは、普通にやっていたのが、段々力が入って大きな声になっていき

ついに、思いっきり「キャー!助けてー!!」などと叫んでしまったら

ピ~ポ~ ピ~ポ~となにやら聞こえてきて、

家の前にパトカーが止まっちゃった

そして、ドアを、ドンドンドン

『大丈夫ですか?!』という真剣な警官の声に、ドアを開けると

「は?????」

そうなんです。隣の部屋の人が、

あまりに迫真の演技を、本当に事件が起きたかと思って

110番してくれちゃった、というわけでした

これ以来、その声優さんは、まどを閉め、雨戸も閉めてやるようになったとか


とにかく、そのくらい、真剣に稽古するのです

それでも本番で、まだ何か出来ないか、まだ何かやり残したことはないかと

探りながら、挑戦しながら、1本の作品を仕上げるわけです

そして、次の現場に

舞台を、何ヶ月も稽古して幕を開け、千秋楽を迎えるというのとは

ちょっと違う感覚があります。

どちらも真剣勝負ですね。

でも、決して大満足、ということはなく

「もっとこうすれば・・・もっとああすれば・・・」

新たな飽くなき追求に、立ち向かっていくのです

ほんと、『何事も、練習あるのみ・・・』ですね