窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

新型インフルエンザ・北海道の爆発は沖縄を超えた。

2009-10-19 01:14:32 | Weblog
・感染症発生動向調査(すべての種類のインフルエンザが対象)の状況です。

 ・定点あたり報告数の順位

           9月27日       10月4日       10月11日

     1      沖縄          北海道         北海道
     2      大阪          福岡          愛知
     3      福岡          沖縄          福岡
     4      滋賀          愛知          神奈川
     5      愛知          東京          沖縄
     6      東京          兵庫          東京
     7      埼玉          大阪          大阪
     8      北海道         埼玉          兵庫 
     9      兵庫          神奈川         埼玉
    10      千葉          千葉          千葉

 直前1週間の報告数   
            20365       30765        (59646)
 全国推計値    24万人        33万人        64万人         

・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)         346.4万人
  (第28週以降の合計です。)      


 トップ10を始めとする上位グループが爆発しています。

 北海道をはじめとして愛知でも、沖縄の爆発時の感染倍率をどうやら超えた様子です。

 北海道、愛知、神奈川、千葉、埼玉は前の週の2倍以上の伸びです。


 愛知、神奈川が順位を上げています。

 北海道、愛知、福岡、沖縄、東京、兵庫、大阪、埼玉、千葉はご常連です。

 ご常連が9割に達しました。

・コメント

 北海道の現状と予報
                 確定         確定         予報
                10月4日      10月11日     10月18日
 直前1週間の報告数   3872        8879        13849         
 定点あたり        16.99       38.96        60.77
 北海道推計値       4.7万人     10.3万人      16.1万人         

 累積患者数        12.4万人     22.2万人      38.3万人
(北海道推計値。第28週以降の合計です。)      


11日にはすでに100人に3.9人の方が感染、発症しています。

10月18日には100人に6.8人の患者数になります。


沖縄の例では、100人中6人程度でピークを迎えていましたので、
その例にならえば、18日あたりはもうピークに到達していることになります。

厚生省シナリオでは、ピークは100人中10人で迎えるのですが、
もしそうなら、ピークは22日頃までのびますかね。

伸びても4日ぐらいでしょうか、もしそれ以上伸びると厚生省のシナリオを超えて
人口比で20%以上の方が感染することになります。

さあ、どうなりますやら、これからの展開の予想は難しいところですね。


ちなみに沖縄のピークは定点あたり46.31人でした。

北海道の11日の感染倍率は1.64倍で、沖縄の同時期の感染倍率1.3倍を
はるかに超えています。

それだけ急な感染拡大があったということで、その分到達するピークの値も
北海道が高くなります。

そして、沖縄よりも医療機関の混雑は大きいことになります。

(沖縄のピークアウトの状況は「9月6日の記事」を参照願います。)

PS

ワクチンを優先接種する医療関係者2万人を対象に副作用の追跡調査を
実施するようです。

結果は11月中旬までに発表とのこと。

2万人規模だと、新型インフルエンザ感染の場合は
入院 16人  重症化 1人  程度の発生となる。

ワクチン接種だと、66倍程度の安全率が見込まれているのだから重症化はもちろん
入院が必要なレベルの副作用もあってはならないことになる。

この件は後日、年齢層も考慮しながら再度考えるとしましょうか。

なお、66倍の安全率の詳細は「10月3日の記事」を参照願います。

コメント
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