・インフルエンザ患者発生の状況です。
・感染状況の経緯と予報
・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始
・・・・・
・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
・全国平均がピークに到達。
・・・・・
・第22週( 5月30日~ 5日)・全国平均が定点0.82人で流行終息。
・・・・・
・第24週( 6月13日~19日)・上位4つの県が流行レベル継続
・第25週( 6月20日~26日)
・第26週( 6月27日~ 3日) ・・・・今週・・・・
・ウイルス サーベイランス状況
・占有率(3週移動平均)%
20週 21週 22週 23週 24週 25週
A(H1)pdm 0 0 0 0 0 0
A(H3) 33 23 35 23 50 14
B 67 77 65 77 50 86
ウイルス サーベイランスも今シーズンの仕事が終了のようで、サンプル数が
ほとんどなくなりつつあります。
それに伴い各週毎の占有率の情報の信頼性はかなり悪くなってきています。
今シーズンの現状累積での占有率です。
A(H1)pdm 53.1% (減少)
A(H3) 32.1% (横ばい)
B 14.8% (増加)
新型インフルエンザは占有率で6週連続の0%です、
・定点状況推移(人)
19週 20週 21週 22週 23週 24週
2011年定点データ 1.97 1.62 1.11 0.82 0.53 0.29
・定点確定値です。
定点あたり 定点合計 全国推計
・第 4週( 1月24日~30日) 31.88人 157381人 176万人
(ピーク到達)
・・・・・
・第22週( 5月30日~ 5日) 0.82人 4038人 (4.0万人)
・第23週( 6月 6日~12日) 0.53人 2615人 (2.5万人)
・第24週( 6月13日~19日) 0.29人 1408人 (1.3万人)
・患者報告数の予報です。
・第25週( 6月20日~26日) 0.16人 780人 0.79万人
・ 2日 0.015人 0.07万人
・ 3日 0.014人 0.07万人
・第26週( 6月27日~ 3日) 0.12人 559人 0.56万人
・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 1379.8万人
内、新型インフルエンザの累積患者数 690.6万人
・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
・第26週( 7月 3日) 1379.9万人
・予報精度経緯
予報 確定値 予報誤差
・第22週( 5月30日~ 5日) 0.75人 0.82人 ー10.5%
・第23週( 6月 6日~12日) 0.53人 0.61人 +12.0%
・第24週( 6月 6日~12日) 0.36人 0.29人 +24.0%
今回の定点合計報告数は1408人で、当ブログ予報は1746人でした。
今回予報誤差は+24.0%になり、予報誤差範囲を少し外れました。
ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.7%です。
・コメント
感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は5600人程です。、
PS
・・福島原発事故関係情報・・
・・7月 1日状況・・
・・放射線状況
・・・原発北西20km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外) 北西20Km地点
・・・300μ・Sv/H(車内)
16日~23日の単純合計・・・(1549.8μ・Sv/H)
24日~4月12日の単純合計・・・1296.6μ・Sv/H
13日~ 15日の単純合計 ・・・(131.6μ・Sv/H)
16日~5月2日の単純合計 ・・・726.2μ・Sv/H
3日~ 22日の単純合計 ・・・855.2μ・Sv/H
23日~6月11日の単純合計 ・・・780.9μ・Sv/H
12日~ 19日の単純合計 ・・・313.0μ・Sv/H
20日・・・38.6μ・Sv/H 21日・・・37.0μ・Sv/H
22日・・・40.1μ・Sv/H 23日・・・35.5μ・Sv/H
24日・・・33.0μ・Sv/H 25日・・・33.1μ・Sv/H
26日・・・36.5μ・Sv/H 27日・・・34.0μ・Sv/H
以上( )内数値は実測値からの推定値です。
28日予測値・・36.3μ・Sv/H 実測34.5μ・Sv/H 予測誤差 +5.2%
29日予測値・・33.8μ・Sv/H 実測35.0μ・Sv/H 予測誤差 -3.4%
30日予測値・・34.3μ・Sv/H 実測36.0μ・Sv/H 予測誤差 -4.7%
1日予測値・・34.8μ・Sv/H
2日予測値・・35.8μ・Sv/H
・・・3月15日15時からの推定積算放射線量
本日終了時点 推定値・・・155240μ・Sv (155.2m・Sv)
到達実績
126m・Sv・・・5月31日(計画避難最終予定日)
154m・Sv・・・6月30日
到達予報
154m・Sv・・・6月30日
345m・Sv・・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
376m・Sv・・・来年3月11日(地震から1年後)
・・・原発北西30km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
以下、すべて北西30km超え地点
15日PM・・・(147μ・Sv/H)
16日~4月 4日の単純合計・・・1414.5μ・Sv/H
5日~ 24日の単純合計・・・503.7μ・Sv/H
25日~5月14日の単純合計・・・404.0μ・Sv/H
15日~6月 3日の単純合計・・・369.6μ・Sv/H
4日~ 13日の単純合計・・・234.7μ・Sv/H
14日~ 23日の単純合計・・・231.8μ・Sv/H
24日・・・ 18.8μ・Sv/H 25日・・・22.5μ・Sv/H
26日・・・ 21.4μ・Sv/H 27日・・・21.9μ・Sv/H
以上( )内数値は実測値からの推定値です。
28日予測値・・21.4μ・Sv/H 実測22.0μ・Sv/H 予測誤差 -3.2%
29日予測値・・21.9μ・Sv/H 実測22.5μ・Sv/H 予測誤差 -2.7%
30日予測値・・22.0μ・Sv/H 実測22.5μ・Sv/H 予測誤差 -2.2%
1日予測値・・22.5μ・Sv/H
2日予測値・・22.5μ・Sv/H
・・・3月15日15時からの推定積算放射線量
本日終了時点 最大推定値・・・82005μ・Sv (82.0m・Sv)
到達実績
65m・Sv・・・5月31日(計画避難最終予定日)
81m・Sv・・・6月30日
到達予報
80m・Sv・・・6月30日
180m・Sv・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
208m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)
・・福島市の状況(原発から北西65km地点)
データは福島市役所の値と文科省データ、新聞データを使用。
15日・・・24μ・Sv/H
16日~4月 5日の単純合計・・・127.25μ・Sv/H
6日~ 25日の単純合計・・・39.14μ・Sv/H
26日~5月14日の単純合計・・・32.6μ・Sv/H
15日~6月 3日の単純合計・・・32.2μ・Sv/H
4日~ 13日の単純合計・・・16.0μ・Sv/H
14日~ 23日の単純合計・・・14.61μ・Sv/H
24日・・・1.35μ・Sv/H 25日・・・1.35μ・Sv/H
26日・・・1.35μ・Sv/H 27日・・・1.32μ・Sv/H
28日・・・1.32μ・Sv/H 29日・・・1.33μ・Sv/H
28日予測値・・1.34μ・Sv/H 実測1.32μ・Sv/H 予測誤差 +1.5%
29日予測値・・1.31μ・Sv/H 実測1.33μ・Sv/H 予測誤差 -1.5%
30日予測値・・1.31μ・Sv/H 実測1.32μ・Sv/H 予測誤差 -0.8%
1日予測値・・1.32μ・Sv/H
2日予測値・・1.31μ・Sv/H
・・・3月15日17時からの推定積算放射線量
本日終了時点 積算最大推定値・・・7177μ・Sv (7.18m・Sv)
到達実績
6.0m・Sv・・・5月31日(計画避難最終日)
7.1m・Sv・・・6月30日
到達予報
7.0m・Sv・・・6月28日
16.0m・Sv・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
25.0m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)
福島市を含めて、郡山、本宮、二本松、伊達など65km圏内は残念ですが場所に
よっては十分に安全とは言い切れずグレーゾーンの模様です。
以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。
一般住民、原発の一般職員で1m・Sv(日本の法律での取り決め。)
・・4月18日より福島入りの原安委の先生方の本日終了時被ばく量2.086m・Sv
自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)
・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量は本日終了時点で2.61m・Sv
原発作業員(女性)は3か月で5m・Svが上限。
・・福島市(北西65km)の本日終了時点での被ばく量は7.18m・Sv
アメリカ国民は10m・Sまで。
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。
放射線作業従事者(病院など)は20m・Sv
自衛隊員で20m・Sv(今回の最大被ばく量は82.7m・Sv)
計画避難基準は建前上20m・Svに設定。(ICRP勧告の最大値を採用)
保安院と原安委の本音は「一般人でも48.5m・Svを我慢しろ」というもの。
(この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)
消防署員は30m・Sv・・(今回ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)
原発作業員は通常は1年間の最大値が50m・Svまで。(日本、アメリカ)
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。
・・本日終了時点での北西30km超え地点の被ばく量82.0m・Sv
100m・Sv・・・後日の健康被害の発生が心配される値でもあります。
(がんによる死亡率が0.5%ほど増加するという情報あり。)
・・本日終了時点での北西20km超え地点の被ばく量155.2m・Sv
200m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率の有意な上昇が認められる。
(国連委員会UN94A406参照、放射線と健康・岩波新書より)
600m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率が3%増加。
・・・どうやら200m・Sv増加するごとにがんによる死亡率は1%増加の模様。
コメント
・内部被ばくの計算方法1
放射性物質を体の内部に取り込んでしまうと内部被ばくをする事になります。
人間は呼吸や食べ物を食べることで体内に放射能を取り込みます。
これは土壌汚染とおんなじ事が体の内部で起こっているのですね。
人が環境を汚せば、今度は環境が人の内部環境を汚染する。
考えてみれば当たり前の事が起こっている訳です。
さて、被ばく量を計算する為には、半減期を知る必要があります。
外部被ばくの場合は、物理的な半減期だけでよかったのですが、内部被ばくの
場合は生物学的半減期も必要になります。
生物学的半減期と言うのは、人間の体は物質代謝があり、原子レベルではつねに
入れ替わりが起こっていることに起因しています。
以下、放射性物質3兄弟の半減期です。
物理的 生物学的 実効半減期
ヨウ素131 8日 120日 7.5日
セシウム134 752日 150日 125日
セシウム137 10987日 70日 69.6日
実効半減期の計算詳細はウイキペディアをご参照願います。
さて、原発がドカンと爆発してから105日経ちました。
ドカンとやった日に運悪く3兄弟を吸いこんじゃった人は7月1日ではどうなって
いるのか、見てみましょう。
実効半減期 105日後の残存量 戻し係数
ヨウ素131 7.5日 0.000061 16393倍
セシウム134 125日 0.559 1.79倍
セシウム137 69.6日 0.351 2.85倍
ヨウ素131はほとんど崩壊してしまって(放射線を出して、与えるべきダメージは
甲状腺にすでに与えてしまって)いまやほんの残りかすがあるだけです。
ヨウ素131の場合は、このわずかな残りかすの出す放射線を検出しなくては
いけません。
セシウム137は3分の1ほど、セシウム134は半分以上残っています。
これらはまあそれなりに検出するのは難しくはないでしょう。
さて、被ばく量の計算はどうやるのでしょうか?
105日後の測定値から105日前の吸い込んだ当日の放射線量を逆算します。
外部被ばくの計算でやったように戻し係数をかければいいのですね。
そうすれば105日前の1日間での内部被ばく量がわかります。
次は104日前の1日間での被ばく量を出します。
こうやって105回計算して全てを足し合わせると105日間の合計の内部被ばく量
がわかります。
これをヨウ素131、セシウム134、セシウム137の3兄弟全てに行ってようやく
7月1日現在の内部被ばく量が確定できるのですね。
ふうっと、疲れましたね。
東電さんと厚生省がもめていたのは、「吸いこんじゃった日にち」を105日前に
するのか、75日前にするのか、まあそんなことでもめていたのでした。
東電さんは、「吸いこんだ日は分からないのだから、まん中の日でいい」と主張し
厚生省は「いやいや、それでは甘い」と言ったのですね。
結局は原発が爆発した日に吸い込んだことにして計算したのですが、その結果が
「500m・Svを超える作業員の内部被ばく」という報道になった訳です。
東電さんの主張が通っていたら、すべて「問題なし」と判断されたやもしれません。
このように「いつ吸い込んだのか分からない」という事実が付きまとうのが
内部被ばく計算の問題点です。
外部被ばくは線量計を付けていればそれなりに「客観的なデータ」が出るのですが
内部被ばくはそうはいかないのですね。
今日はここまで、一つ前の記事は6月16日ですので、そちらもご参照願います。
・・注意情報 ・・
窓際日記の最大推定と政府想定方法による本日終了時点で緊急避難、避難
及び計画避難、屋内退避の原発北西方向の対象範囲です。
但し政府の想定方法は安全委員会係数0.6が前提です。
(安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)
窓際日記推定 政府想定方式 政府発令指示
緊急避難(100m・Sv以上)・・28km以内 (・・・21Km以内)
避難 (50m・Sv以上)・・・38Km以内 ・・・31Km以内 20km以内
計画避難(20m・Sv以上)・・・51km以内 ・・・44Km以内 45km以内
屋内退避(10m・Sv以上)・・・61km以内 ・・・54Km以内 (30km以内)
法律遵守(1m・Sv以下) ・・・94km以遠 (・・・87Km以遠)(赤字は数値更新)
現時点での窓際計算では28km以内は緊急避難エリアに突入です。(レッドゾーン)
31km以内では政府想定方法ですでに避難限界に到達しているのがわかります。
年間で政府想定方法での20m・Svに放射線量を抑えるなら、44km以内の方は
即座に避難する必要がありそうです。
5月31日現在で、計画避難対象者1万人のうち8千人が避難終了。
いまだ避難していない人が2000人います。
窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。
政府の計算は平均値狙いで、窓際日記の計算は最大値を求めるようにしています。
窓際計算の心は「住民サイドに立った計算」ということですね。
以上、御参考にしていただければと思います。
・感染状況の経緯と予報
・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始
・・・・・
・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
・全国平均がピークに到達。
・・・・・
・第22週( 5月30日~ 5日)・全国平均が定点0.82人で流行終息。
・・・・・
・第24週( 6月13日~19日)・上位4つの県が流行レベル継続
・第25週( 6月20日~26日)
・第26週( 6月27日~ 3日) ・・・・今週・・・・
・ウイルス サーベイランス状況
・占有率(3週移動平均)%
20週 21週 22週 23週 24週 25週
A(H1)pdm 0 0 0 0 0 0
A(H3) 33 23 35 23 50 14
B 67 77 65 77 50 86
ウイルス サーベイランスも今シーズンの仕事が終了のようで、サンプル数が
ほとんどなくなりつつあります。
それに伴い各週毎の占有率の情報の信頼性はかなり悪くなってきています。
今シーズンの現状累積での占有率です。
A(H1)pdm 53.1% (減少)
A(H3) 32.1% (横ばい)
B 14.8% (増加)
新型インフルエンザは占有率で6週連続の0%です、
・定点状況推移(人)
19週 20週 21週 22週 23週 24週
2011年定点データ 1.97 1.62 1.11 0.82 0.53 0.29
・定点確定値です。
定点あたり 定点合計 全国推計
・第 4週( 1月24日~30日) 31.88人 157381人 176万人
(ピーク到達)
・・・・・
・第22週( 5月30日~ 5日) 0.82人 4038人 (4.0万人)
・第23週( 6月 6日~12日) 0.53人 2615人 (2.5万人)
・第24週( 6月13日~19日) 0.29人 1408人 (1.3万人)
・患者報告数の予報です。
・第25週( 6月20日~26日) 0.16人 780人 0.79万人
・ 2日 0.015人 0.07万人
・ 3日 0.014人 0.07万人
・第26週( 6月27日~ 3日) 0.12人 559人 0.56万人
・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 1379.8万人
内、新型インフルエンザの累積患者数 690.6万人
・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
・第26週( 7月 3日) 1379.9万人
・予報精度経緯
予報 確定値 予報誤差
・第22週( 5月30日~ 5日) 0.75人 0.82人 ー10.5%
・第23週( 6月 6日~12日) 0.53人 0.61人 +12.0%
・第24週( 6月 6日~12日) 0.36人 0.29人 +24.0%
今回の定点合計報告数は1408人で、当ブログ予報は1746人でした。
今回予報誤差は+24.0%になり、予報誤差範囲を少し外れました。
ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.7%です。
・コメント
感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は5600人程です。、
PS
・・福島原発事故関係情報・・
・・7月 1日状況・・
・・放射線状況
・・・原発北西20km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外) 北西20Km地点
・・・300μ・Sv/H(車内)
16日~23日の単純合計・・・(1549.8μ・Sv/H)
24日~4月12日の単純合計・・・1296.6μ・Sv/H
13日~ 15日の単純合計 ・・・(131.6μ・Sv/H)
16日~5月2日の単純合計 ・・・726.2μ・Sv/H
3日~ 22日の単純合計 ・・・855.2μ・Sv/H
23日~6月11日の単純合計 ・・・780.9μ・Sv/H
12日~ 19日の単純合計 ・・・313.0μ・Sv/H
20日・・・38.6μ・Sv/H 21日・・・37.0μ・Sv/H
22日・・・40.1μ・Sv/H 23日・・・35.5μ・Sv/H
24日・・・33.0μ・Sv/H 25日・・・33.1μ・Sv/H
26日・・・36.5μ・Sv/H 27日・・・34.0μ・Sv/H
以上( )内数値は実測値からの推定値です。
28日予測値・・36.3μ・Sv/H 実測34.5μ・Sv/H 予測誤差 +5.2%
29日予測値・・33.8μ・Sv/H 実測35.0μ・Sv/H 予測誤差 -3.4%
30日予測値・・34.3μ・Sv/H 実測36.0μ・Sv/H 予測誤差 -4.7%
1日予測値・・34.8μ・Sv/H
2日予測値・・35.8μ・Sv/H
・・・3月15日15時からの推定積算放射線量
本日終了時点 推定値・・・155240μ・Sv (155.2m・Sv)
到達実績
126m・Sv・・・5月31日(計画避難最終予定日)
154m・Sv・・・6月30日
到達予報
154m・Sv・・・6月30日
345m・Sv・・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
376m・Sv・・・来年3月11日(地震から1年後)
・・・原発北西30km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
以下、すべて北西30km超え地点
15日PM・・・(147μ・Sv/H)
16日~4月 4日の単純合計・・・1414.5μ・Sv/H
5日~ 24日の単純合計・・・503.7μ・Sv/H
25日~5月14日の単純合計・・・404.0μ・Sv/H
15日~6月 3日の単純合計・・・369.6μ・Sv/H
4日~ 13日の単純合計・・・234.7μ・Sv/H
14日~ 23日の単純合計・・・231.8μ・Sv/H
24日・・・ 18.8μ・Sv/H 25日・・・22.5μ・Sv/H
26日・・・ 21.4μ・Sv/H 27日・・・21.9μ・Sv/H
以上( )内数値は実測値からの推定値です。
28日予測値・・21.4μ・Sv/H 実測22.0μ・Sv/H 予測誤差 -3.2%
29日予測値・・21.9μ・Sv/H 実測22.5μ・Sv/H 予測誤差 -2.7%
30日予測値・・22.0μ・Sv/H 実測22.5μ・Sv/H 予測誤差 -2.2%
1日予測値・・22.5μ・Sv/H
2日予測値・・22.5μ・Sv/H
・・・3月15日15時からの推定積算放射線量
本日終了時点 最大推定値・・・82005μ・Sv (82.0m・Sv)
到達実績
65m・Sv・・・5月31日(計画避難最終予定日)
81m・Sv・・・6月30日
到達予報
80m・Sv・・・6月30日
180m・Sv・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
208m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)
・・福島市の状況(原発から北西65km地点)
データは福島市役所の値と文科省データ、新聞データを使用。
15日・・・24μ・Sv/H
16日~4月 5日の単純合計・・・127.25μ・Sv/H
6日~ 25日の単純合計・・・39.14μ・Sv/H
26日~5月14日の単純合計・・・32.6μ・Sv/H
15日~6月 3日の単純合計・・・32.2μ・Sv/H
4日~ 13日の単純合計・・・16.0μ・Sv/H
14日~ 23日の単純合計・・・14.61μ・Sv/H
24日・・・1.35μ・Sv/H 25日・・・1.35μ・Sv/H
26日・・・1.35μ・Sv/H 27日・・・1.32μ・Sv/H
28日・・・1.32μ・Sv/H 29日・・・1.33μ・Sv/H
28日予測値・・1.34μ・Sv/H 実測1.32μ・Sv/H 予測誤差 +1.5%
29日予測値・・1.31μ・Sv/H 実測1.33μ・Sv/H 予測誤差 -1.5%
30日予測値・・1.31μ・Sv/H 実測1.32μ・Sv/H 予測誤差 -0.8%
1日予測値・・1.32μ・Sv/H
2日予測値・・1.31μ・Sv/H
・・・3月15日17時からの推定積算放射線量
本日終了時点 積算最大推定値・・・7177μ・Sv (7.18m・Sv)
到達実績
6.0m・Sv・・・5月31日(計画避難最終日)
7.1m・Sv・・・6月30日
到達予報
7.0m・Sv・・・6月28日
16.0m・Sv・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
25.0m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)
福島市を含めて、郡山、本宮、二本松、伊達など65km圏内は残念ですが場所に
よっては十分に安全とは言い切れずグレーゾーンの模様です。
以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。
一般住民、原発の一般職員で1m・Sv(日本の法律での取り決め。)
・・4月18日より福島入りの原安委の先生方の本日終了時被ばく量2.086m・Sv
自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)
・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量は本日終了時点で2.61m・Sv
原発作業員(女性)は3か月で5m・Svが上限。
・・福島市(北西65km)の本日終了時点での被ばく量は7.18m・Sv
アメリカ国民は10m・Sまで。
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。
放射線作業従事者(病院など)は20m・Sv
自衛隊員で20m・Sv(今回の最大被ばく量は82.7m・Sv)
計画避難基準は建前上20m・Svに設定。(ICRP勧告の最大値を採用)
保安院と原安委の本音は「一般人でも48.5m・Svを我慢しろ」というもの。
(この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)
消防署員は30m・Sv・・(今回ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)
原発作業員は通常は1年間の最大値が50m・Svまで。(日本、アメリカ)
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。
・・本日終了時点での北西30km超え地点の被ばく量82.0m・Sv
100m・Sv・・・後日の健康被害の発生が心配される値でもあります。
(がんによる死亡率が0.5%ほど増加するという情報あり。)
・・本日終了時点での北西20km超え地点の被ばく量155.2m・Sv
200m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率の有意な上昇が認められる。
(国連委員会UN94A406参照、放射線と健康・岩波新書より)
600m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率が3%増加。
・・・どうやら200m・Sv増加するごとにがんによる死亡率は1%増加の模様。
コメント
・内部被ばくの計算方法1
放射性物質を体の内部に取り込んでしまうと内部被ばくをする事になります。
人間は呼吸や食べ物を食べることで体内に放射能を取り込みます。
これは土壌汚染とおんなじ事が体の内部で起こっているのですね。
人が環境を汚せば、今度は環境が人の内部環境を汚染する。
考えてみれば当たり前の事が起こっている訳です。
さて、被ばく量を計算する為には、半減期を知る必要があります。
外部被ばくの場合は、物理的な半減期だけでよかったのですが、内部被ばくの
場合は生物学的半減期も必要になります。
生物学的半減期と言うのは、人間の体は物質代謝があり、原子レベルではつねに
入れ替わりが起こっていることに起因しています。
以下、放射性物質3兄弟の半減期です。
物理的 生物学的 実効半減期
ヨウ素131 8日 120日 7.5日
セシウム134 752日 150日 125日
セシウム137 10987日 70日 69.6日
実効半減期の計算詳細はウイキペディアをご参照願います。
さて、原発がドカンと爆発してから105日経ちました。
ドカンとやった日に運悪く3兄弟を吸いこんじゃった人は7月1日ではどうなって
いるのか、見てみましょう。
実効半減期 105日後の残存量 戻し係数
ヨウ素131 7.5日 0.000061 16393倍
セシウム134 125日 0.559 1.79倍
セシウム137 69.6日 0.351 2.85倍
ヨウ素131はほとんど崩壊してしまって(放射線を出して、与えるべきダメージは
甲状腺にすでに与えてしまって)いまやほんの残りかすがあるだけです。
ヨウ素131の場合は、このわずかな残りかすの出す放射線を検出しなくては
いけません。
セシウム137は3分の1ほど、セシウム134は半分以上残っています。
これらはまあそれなりに検出するのは難しくはないでしょう。
さて、被ばく量の計算はどうやるのでしょうか?
105日後の測定値から105日前の吸い込んだ当日の放射線量を逆算します。
外部被ばくの計算でやったように戻し係数をかければいいのですね。
そうすれば105日前の1日間での内部被ばく量がわかります。
次は104日前の1日間での被ばく量を出します。
こうやって105回計算して全てを足し合わせると105日間の合計の内部被ばく量
がわかります。
これをヨウ素131、セシウム134、セシウム137の3兄弟全てに行ってようやく
7月1日現在の内部被ばく量が確定できるのですね。
ふうっと、疲れましたね。
東電さんと厚生省がもめていたのは、「吸いこんじゃった日にち」を105日前に
するのか、75日前にするのか、まあそんなことでもめていたのでした。
東電さんは、「吸いこんだ日は分からないのだから、まん中の日でいい」と主張し
厚生省は「いやいや、それでは甘い」と言ったのですね。
結局は原発が爆発した日に吸い込んだことにして計算したのですが、その結果が
「500m・Svを超える作業員の内部被ばく」という報道になった訳です。
東電さんの主張が通っていたら、すべて「問題なし」と判断されたやもしれません。
このように「いつ吸い込んだのか分からない」という事実が付きまとうのが
内部被ばく計算の問題点です。
外部被ばくは線量計を付けていればそれなりに「客観的なデータ」が出るのですが
内部被ばくはそうはいかないのですね。
今日はここまで、一つ前の記事は6月16日ですので、そちらもご参照願います。
・・注意情報 ・・
窓際日記の最大推定と政府想定方法による本日終了時点で緊急避難、避難
及び計画避難、屋内退避の原発北西方向の対象範囲です。
但し政府の想定方法は安全委員会係数0.6が前提です。
(安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)
窓際日記推定 政府想定方式 政府発令指示
緊急避難(100m・Sv以上)・・28km以内 (・・・21Km以内)
避難 (50m・Sv以上)・・・38Km以内 ・・・31Km以内 20km以内
計画避難(20m・Sv以上)・・・51km以内 ・・・44Km以内 45km以内
屋内退避(10m・Sv以上)・・・61km以内 ・・・54Km以内 (30km以内)
法律遵守(1m・Sv以下) ・・・94km以遠 (・・・87Km以遠)(赤字は数値更新)
現時点での窓際計算では28km以内は緊急避難エリアに突入です。(レッドゾーン)
31km以内では政府想定方法ですでに避難限界に到達しているのがわかります。
年間で政府想定方法での20m・Svに放射線量を抑えるなら、44km以内の方は
即座に避難する必要がありそうです。
5月31日現在で、計画避難対象者1万人のうち8千人が避難終了。
いまだ避難していない人が2000人います。
窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。
政府の計算は平均値狙いで、窓際日記の計算は最大値を求めるようにしています。
窓際計算の心は「住民サイドに立った計算」ということですね。
以上、御参考にしていただければと思います。