・インフルエンザ患者発生の状況です。
・感染状況の経緯と予報
・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始
・・・・・
・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
・全国平均がピークに到達。
・・・・・
・第22週( 5月30日~ 5日)・全国平均が定点0.82人で流行終息。
・・・・・
・第24週( 6月13日~19日)・上位4つの県が流行レベル継続
・第25週( 6月20日~26日)
・第26週( 6月27日~ 3日) ・・・・今週・・・・
・ウイルス サーベイランス状況
・占有率(3週移動平均)%
20週 21週 22週 23週 24週 25週
A(H1)pdm 0 0 0 0 0 0
A(H3) 33 23 35 23 50 14
B 67 77 65 77 50 86
ウイルス サーベイランスも今シーズンの仕事が終了のようで、サンプル数が
ほとんどなくなりつつあります。
それに伴い各週毎の占有率の情報の信頼性はかなり悪くなってきています。
今シーズンの現状累積での占有率です。
A(H1)pdm 53.1% (減少)
A(H3) 32.1% (横ばい)
B 14.8% (増加)
新型インフルエンザは占有率で6週連続の0%です、
・定点状況推移(人)
20週 21週 22週 23週 24週 25週
2011年定点データ 1.62 1.11 0.82 0.53 0.29 0.17
・定点確定値です。
定点あたり 定点合計 全国推計
・第 4週( 1月24日~30日) 31.88人 157381人 176万人
(ピーク到達)
・・・・・
・第23週( 6月 6日~12日) 0.53人 2615人 (2.5万人)
・第24週( 6月13日~19日) 0.29人 1408人 (1.3万人)
・第25週( 6月20日~26日) 0.17人 849人 (0.80万人)
・定点あたり報告数の順位(トップ10)
6月12日 6月19日 6月26日
1 沖縄 沖縄 沖縄
2 秋田 鹿児島 鹿児島
3 鹿児島 福島 佐賀
4 佐賀 宮崎 青森
5 福島 秋田 秋田
6 新潟 長崎 福島
7 岩手 佐賀 長崎
8 宮崎 新潟 宮崎
9 青森 福井 新潟
10 長崎 岩手 香川
・コメント
1位 沖縄 4.55人
2位 鹿児島 1.34人
3位 佐賀 0.79人
・・・
10位 岩手 0.29人
沖縄は8週連続の1位です。
沖縄は今回ようやく定点10人を切りました。
宮崎、沖縄、佐賀、長崎、鹿児島、新潟、秋田、福島、の8県がご常連です。
これは先週から1県の減少です。
・コメント
感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は5600人程です。、
PS
・・福島原発事故関係情報・・
・・7月 3日状況・・
浄化装置、順調に稼働中。
・・放射線状況
・・・原発北西20km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外) 北西20Km地点
・・・300μ・Sv/H(車内)
16日~23日の単純合計・・・(1549.8μ・Sv/H)
24日~4月12日の単純合計・・・1296.6μ・Sv/H
13日~ 15日の単純合計 ・・・(131.6μ・Sv/H)
16日~5月2日の単純合計 ・・・726.2μ・Sv/H
3日~ 22日の単純合計 ・・・855.2μ・Sv/H
23日~6月11日の単純合計 ・・・780.9μ・Sv/H
12日~ 19日の単純合計 ・・・313.0μ・Sv/H
20日・・・38.6μ・Sv/H 21日・・・37.0μ・Sv/H
22日・・・40.1μ・Sv/H 23日・・・35.5μ・Sv/H
24日・・・33.0μ・Sv/H 25日・・・33.1μ・Sv/H
26日・・・36.5μ・Sv/H 27日・・・34.0μ・Sv/H
28日・・・34.5μ・Sv/H 29日・・・35.0μ・Sv/H
以上( )内数値は実測値からの推定値です。
30日予測値・・34.3μ・Sv/H 実測36.0μ・Sv/H 予測誤差 -4.7%
1日予測値・・34.8μ・Sv/H 実測37.0μ・Sv/H 予測誤差 -5.9%
2日予測値・・35.8μ・Sv/H 実測36.0μ・Sv/H 予測誤差 -0.6%
3日予測値・・36.8μ・Sv/H
4日予測値・・35.8μ・Sv/H
・・・3月15日15時からの推定積算放射線量
本日終了時点 推定値・・・157040μ・Sv (157.0m・Sv)
到達実績
126m・Sv・・・5月31日(計画避難最終予定日)
154m・Sv・・・6月30日
到達予報
179m・Sv・・・7月31日
345m・Sv・・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
376m・Sv・・・来年3月11日(地震から1年後)
・・・原発北西30km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
以下、すべて北西30km超え地点
15日PM・・・(147μ・Sv/H)
16日~4月 4日の単純合計・・・1414.5μ・Sv/H
5日~ 24日の単純合計・・・503.7μ・Sv/H
25日~5月14日の単純合計・・・404.0μ・Sv/H
15日~6月 3日の単純合計・・・369.6μ・Sv/H
4日~ 13日の単純合計・・・234.7μ・Sv/H
14日~ 23日の単純合計・・・231.8μ・Sv/H
24日・・・ 18.8μ・Sv/H 25日・・・22.5μ・Sv/H
26日・・・ 21.4μ・Sv/H 27日・・・21.9μ・Sv/H
28日・・・ 22.0μ・Sv/H 29日・・・22.5μ・Sv/H
以上( )内数値は実測値からの推定値です。
30日予測値・・22.0μ・Sv/H 実測22.5μ・Sv/H 予測誤差 -2.2%
1日予測値・・22.5μ・Sv/H 実測22.8μ・Sv/H 予測誤差 -1.3%
2日予測値・・22.5μ・Sv/H 実測20.5μ・Sv/H 予測誤差 +9.8%
3日予測値・・22.7μ・Sv/H
4日予測値・・20.5μ・Sv/H
・・・3月15日15時からの推定積算放射線量
本日終了時点 最大推定値・・・82989μ・Sv (83.0m・Sv)
到達実績
65m・Sv・・・5月31日(計画避難最終予定日)
81m・Sv・・・6月30日
到達予報
95m・Sv・・・7月31日
180m・Sv・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
208m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)
・・福島市の状況(原発から北西65km地点)
データは福島市役所の値と文科省データ、新聞データを使用。
15日・・・24μ・Sv/H
16日~4月 5日の単純合計・・・127.25μ・Sv/H
6日~ 25日の単純合計・・・39.14μ・Sv/H
26日~5月14日の単純合計・・・32.6μ・Sv/H
15日~6月 3日の単純合計・・・32.2μ・Sv/H
4日~ 13日の単純合計・・・16.0μ・Sv/H
14日~ 23日の単純合計・・・14.61μ・Sv/H
24日・・・1.35μ・Sv/H 25日・・・1.35μ・Sv/H
26日・・・1.35μ・Sv/H 27日・・・1.32μ・Sv/H
28日・・・1.32μ・Sv/H 29日・・・1.33μ・Sv/H
30日予測値・・1.31μ・Sv/H 実測1.32μ・Sv/H 予測誤差 -0.8%
1日予測値・・1.32μ・Sv/H 実測1.32μ・Sv/H 予測誤差 0.0%
2日予測値・・1.31μ・Sv/H 実測1.33μ・Sv/H 予測誤差 -5.9%
3日予測値・・1.31μ・Sv/H
4日予測値・・1.32μ・Sv/H
・・・3月15日17時からの推定積算放射線量
本日終了時点 積算最大推定値・・・7243μ・Sv (7.24m・Sv)
到達実績
6.0m・Sv・・・5月31日(計画避難最終日)
7.1m・Sv・・・6月30日
到達予報
8.1m・Sv・・・6月28日
16.0m・Sv・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
25.0m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)
福島市を含めて、郡山、本宮、二本松、伊達など65km圏内は残念ですが場所に
よっては十分に安全とは言い切れずグレーゾーンの模様です。
以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。
一般住民、原発の一般職員で1m・Sv(日本の法律での取り決め。)
・・4月18日より福島入りの原安委の先生方の本日終了時被ばく量2.133m・Sv
自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)
・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量は本日終了時点で2.63m・Sv
原発作業員(女性)は3か月で5m・Svが上限。
・・福島市(北西65km)の本日終了時点での被ばく量は7.24m・Sv
アメリカ国民は10m・Sまで。
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。
放射線作業従事者(病院など)は20m・Sv
自衛隊員で20m・Sv(今回の最大被ばく量は82.7m・Sv)
計画避難基準は建前上20m・Svに設定。(ICRP勧告の最大値を採用)
保安院と原安委の本音は「一般人でも48.5m・Svを我慢しろ」というもの。
(この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)
消防署員は30m・Sv・・(今回ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)
原発作業員は通常は1年間の最大値が50m・Svまで。(日本、アメリカ)
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。
・・本日終了時点での北西30km超え地点の被ばく量83.0m・Sv
100m・Sv・・・後日の健康被害の発生が心配される値でもあります。
(がんによる死亡率が0.5%ほど増加するという情報あり。)
・・本日終了時点での北西20km超え地点の被ばく量157.0m・Sv
200m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率の有意な上昇が認められる。
(国連委員会UN94A406参照、放射線と健康・岩波新書より)
600m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率が3%増加。
・・・どうやら200m・Sv増加するごとにがんによる死亡率は1%増加の模様。
コメント
みちくさ・福島市のホットスポット
福島市が6月中旬に市内1000か所の放射線量を測定した結果が市のHPで
公開されています。
そのデータを基に平均値と標準偏差を出しました。
平均値(Ave)=1.44μ・Sv/H
標準偏差(Std)=0.697μ・Sv/H
最小値=0.075、最大値=6.65、データ数N=1128個
値の高い方に尾がある、正規分布からは多少ずれた形の分布でした。
さて、官邸のHPで公表されていた福島市の放射線の値は1.60~1.38μ・Sv/H
で平均すると1.49μ・Sv/Hですから、あたらずとも遠からずという所です。
但し、近頃は1.30程度の値を公表していますので、測定地点の値は平均よりは
低い値になっている可能性があります。
ところで、福島市の公開されてきた値を使った場合、1年間での累積放射線量は
16m・Svと推定される事はすでに報告しています。
これを使って現状の放射線強度と累積放射線量との関係を調べます。
現状放射線強度 年間累積放射線量 原安委係数0.6考慮の場合
1.44μ・Sv/H 16m・Sv 9.6m・Sv
1.80μ・Sv/H 20m・Sv 12.0m・Sv
3.00μ・Sv/H 33.3m・Sv 20.0m・Sv
窓際日記計算方式(終日屋外を想定)では、現時点で1.8μ・Sv/Hを超えている
地点では年間放射線量が20m・Svを超える事が分かります。
1.80μ・Sv/H以上の放射線強度を持つ地点の存在確率は正規分布で近似した
計算では30.2%程になります。
福島市の3つに1つの地点では終日屋外にいると年間20m・Svを超えるという
ことになりますね。
次に政府計算方式(原安委係数0.6を使う)では、現時点で3μ・Sv/Hを超えて
いる地点では年間放射線量が20m・Svを超える事になります。
3.00μ・Sv/H以上の放射線強度を持つ地点の存在確率は正規分布で近似した
計算では1.3%程になります。
他方、実測データでは1128地点のうち15地点が3.00超えですので、確率は
1.3%となります。
このように正規分布近似もそれなりに正しい結果を与えてくれます。
以上、考察してきたように平均値では年間16m・Svであっても30%超えの地点は
年間20m・Sv以上ですし、1.3%の地点では年間33.33m・Svを超えます。
さてこの話の結論はなんでしょうか?
「福島市でさえも避難対象になるホットスポットは存在している」ということですね。
残念ながら福島市でさえもグレーゾーンでしたね、やっぱり。
今日はここまで、一つ前の記事は7月2日ですので、そちらもご参照願います。
・・注意情報 ・・
窓際日記の最大推定と政府想定方法による本日終了時点で緊急避難、避難
及び計画避難、屋内退避の原発北西方向の対象範囲です。
但し政府の想定方法は安全委員会係数0.6が前提です。
(安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)
窓際日記推定 政府想定方式 政府発令指示
緊急避難(100m・Sv以上)・・28km以内 (・・・21Km以内)
避難 (50m・Sv以上)・・・38Km以内 ・・・31Km以内 20km以内
計画避難(20m・Sv以上)・・・51km以内 ・・・44Km以内 45km以内
屋内退避(10m・Sv以上)・・・61km以内 ・・・54Km以内 (30km以内)
法律遵守(1m・Sv以下) ・・・94km以遠 (・・・87Km以遠)(赤字は数値更新)
現時点での窓際計算では28km以内は緊急避難エリアに突入です。(レッドゾーン)
31km以内では政府想定方法ですでに避難限界に到達しているのがわかります。
年間で政府想定方法での20m・Svに放射線量を抑えるなら、44km以内の方は
即座に避難する必要がありそうです。
5月31日現在で、計画避難対象者1万人のうち8千人が避難終了。
いまだ避難していない人が2000人います。
6月21日現在で飯舘村残留者431名(人口の7%)。
窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。
政府の計算は平均値狙いで、窓際日記の計算は最大値を求めるようにしています。
窓際計算の心は「住民サイドに立った計算」ということですね。
以上、御参考にしていただければと思います。
・感染状況の経緯と予報
・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始
・・・・・
・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
・全国平均がピークに到達。
・・・・・
・第22週( 5月30日~ 5日)・全国平均が定点0.82人で流行終息。
・・・・・
・第24週( 6月13日~19日)・上位4つの県が流行レベル継続
・第25週( 6月20日~26日)
・第26週( 6月27日~ 3日) ・・・・今週・・・・
・ウイルス サーベイランス状況
・占有率(3週移動平均)%
20週 21週 22週 23週 24週 25週
A(H1)pdm 0 0 0 0 0 0
A(H3) 33 23 35 23 50 14
B 67 77 65 77 50 86
ウイルス サーベイランスも今シーズンの仕事が終了のようで、サンプル数が
ほとんどなくなりつつあります。
それに伴い各週毎の占有率の情報の信頼性はかなり悪くなってきています。
今シーズンの現状累積での占有率です。
A(H1)pdm 53.1% (減少)
A(H3) 32.1% (横ばい)
B 14.8% (増加)
新型インフルエンザは占有率で6週連続の0%です、
・定点状況推移(人)
20週 21週 22週 23週 24週 25週
2011年定点データ 1.62 1.11 0.82 0.53 0.29 0.17
・定点確定値です。
定点あたり 定点合計 全国推計
・第 4週( 1月24日~30日) 31.88人 157381人 176万人
(ピーク到達)
・・・・・
・第23週( 6月 6日~12日) 0.53人 2615人 (2.5万人)
・第24週( 6月13日~19日) 0.29人 1408人 (1.3万人)
・第25週( 6月20日~26日) 0.17人 849人 (0.80万人)
・定点あたり報告数の順位(トップ10)
6月12日 6月19日 6月26日
1 沖縄 沖縄 沖縄
2 秋田 鹿児島 鹿児島
3 鹿児島 福島 佐賀
4 佐賀 宮崎 青森
5 福島 秋田 秋田
6 新潟 長崎 福島
7 岩手 佐賀 長崎
8 宮崎 新潟 宮崎
9 青森 福井 新潟
10 長崎 岩手 香川
・コメント
1位 沖縄 4.55人
2位 鹿児島 1.34人
3位 佐賀 0.79人
・・・
10位 岩手 0.29人
沖縄は8週連続の1位です。
沖縄は今回ようやく定点10人を切りました。
宮崎、沖縄、佐賀、長崎、鹿児島、新潟、秋田、福島、の8県がご常連です。
これは先週から1県の減少です。
・コメント
感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は5600人程です。、
PS
・・福島原発事故関係情報・・
・・7月 3日状況・・
浄化装置、順調に稼働中。
・・放射線状況
・・・原発北西20km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外) 北西20Km地点
・・・300μ・Sv/H(車内)
16日~23日の単純合計・・・(1549.8μ・Sv/H)
24日~4月12日の単純合計・・・1296.6μ・Sv/H
13日~ 15日の単純合計 ・・・(131.6μ・Sv/H)
16日~5月2日の単純合計 ・・・726.2μ・Sv/H
3日~ 22日の単純合計 ・・・855.2μ・Sv/H
23日~6月11日の単純合計 ・・・780.9μ・Sv/H
12日~ 19日の単純合計 ・・・313.0μ・Sv/H
20日・・・38.6μ・Sv/H 21日・・・37.0μ・Sv/H
22日・・・40.1μ・Sv/H 23日・・・35.5μ・Sv/H
24日・・・33.0μ・Sv/H 25日・・・33.1μ・Sv/H
26日・・・36.5μ・Sv/H 27日・・・34.0μ・Sv/H
28日・・・34.5μ・Sv/H 29日・・・35.0μ・Sv/H
以上( )内数値は実測値からの推定値です。
30日予測値・・34.3μ・Sv/H 実測36.0μ・Sv/H 予測誤差 -4.7%
1日予測値・・34.8μ・Sv/H 実測37.0μ・Sv/H 予測誤差 -5.9%
2日予測値・・35.8μ・Sv/H 実測36.0μ・Sv/H 予測誤差 -0.6%
3日予測値・・36.8μ・Sv/H
4日予測値・・35.8μ・Sv/H
・・・3月15日15時からの推定積算放射線量
本日終了時点 推定値・・・157040μ・Sv (157.0m・Sv)
到達実績
126m・Sv・・・5月31日(計画避難最終予定日)
154m・Sv・・・6月30日
到達予報
179m・Sv・・・7月31日
345m・Sv・・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
376m・Sv・・・来年3月11日(地震から1年後)
・・・原発北西30km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
以下、すべて北西30km超え地点
15日PM・・・(147μ・Sv/H)
16日~4月 4日の単純合計・・・1414.5μ・Sv/H
5日~ 24日の単純合計・・・503.7μ・Sv/H
25日~5月14日の単純合計・・・404.0μ・Sv/H
15日~6月 3日の単純合計・・・369.6μ・Sv/H
4日~ 13日の単純合計・・・234.7μ・Sv/H
14日~ 23日の単純合計・・・231.8μ・Sv/H
24日・・・ 18.8μ・Sv/H 25日・・・22.5μ・Sv/H
26日・・・ 21.4μ・Sv/H 27日・・・21.9μ・Sv/H
28日・・・ 22.0μ・Sv/H 29日・・・22.5μ・Sv/H
以上( )内数値は実測値からの推定値です。
30日予測値・・22.0μ・Sv/H 実測22.5μ・Sv/H 予測誤差 -2.2%
1日予測値・・22.5μ・Sv/H 実測22.8μ・Sv/H 予測誤差 -1.3%
2日予測値・・22.5μ・Sv/H 実測20.5μ・Sv/H 予測誤差 +9.8%
3日予測値・・22.7μ・Sv/H
4日予測値・・20.5μ・Sv/H
・・・3月15日15時からの推定積算放射線量
本日終了時点 最大推定値・・・82989μ・Sv (83.0m・Sv)
到達実績
65m・Sv・・・5月31日(計画避難最終予定日)
81m・Sv・・・6月30日
到達予報
95m・Sv・・・7月31日
180m・Sv・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
208m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)
・・福島市の状況(原発から北西65km地点)
データは福島市役所の値と文科省データ、新聞データを使用。
15日・・・24μ・Sv/H
16日~4月 5日の単純合計・・・127.25μ・Sv/H
6日~ 25日の単純合計・・・39.14μ・Sv/H
26日~5月14日の単純合計・・・32.6μ・Sv/H
15日~6月 3日の単純合計・・・32.2μ・Sv/H
4日~ 13日の単純合計・・・16.0μ・Sv/H
14日~ 23日の単純合計・・・14.61μ・Sv/H
24日・・・1.35μ・Sv/H 25日・・・1.35μ・Sv/H
26日・・・1.35μ・Sv/H 27日・・・1.32μ・Sv/H
28日・・・1.32μ・Sv/H 29日・・・1.33μ・Sv/H
30日予測値・・1.31μ・Sv/H 実測1.32μ・Sv/H 予測誤差 -0.8%
1日予測値・・1.32μ・Sv/H 実測1.32μ・Sv/H 予測誤差 0.0%
2日予測値・・1.31μ・Sv/H 実測1.33μ・Sv/H 予測誤差 -5.9%
3日予測値・・1.31μ・Sv/H
4日予測値・・1.32μ・Sv/H
・・・3月15日17時からの推定積算放射線量
本日終了時点 積算最大推定値・・・7243μ・Sv (7.24m・Sv)
到達実績
6.0m・Sv・・・5月31日(計画避難最終日)
7.1m・Sv・・・6月30日
到達予報
8.1m・Sv・・・6月28日
16.0m・Sv・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
25.0m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)
福島市を含めて、郡山、本宮、二本松、伊達など65km圏内は残念ですが場所に
よっては十分に安全とは言い切れずグレーゾーンの模様です。
以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。
一般住民、原発の一般職員で1m・Sv(日本の法律での取り決め。)
・・4月18日より福島入りの原安委の先生方の本日終了時被ばく量2.133m・Sv
自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)
・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量は本日終了時点で2.63m・Sv
原発作業員(女性)は3か月で5m・Svが上限。
・・福島市(北西65km)の本日終了時点での被ばく量は7.24m・Sv
アメリカ国民は10m・Sまで。
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。
放射線作業従事者(病院など)は20m・Sv
自衛隊員で20m・Sv(今回の最大被ばく量は82.7m・Sv)
計画避難基準は建前上20m・Svに設定。(ICRP勧告の最大値を採用)
保安院と原安委の本音は「一般人でも48.5m・Svを我慢しろ」というもの。
(この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)
消防署員は30m・Sv・・(今回ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)
原発作業員は通常は1年間の最大値が50m・Svまで。(日本、アメリカ)
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。
・・本日終了時点での北西30km超え地点の被ばく量83.0m・Sv
100m・Sv・・・後日の健康被害の発生が心配される値でもあります。
(がんによる死亡率が0.5%ほど増加するという情報あり。)
・・本日終了時点での北西20km超え地点の被ばく量157.0m・Sv
200m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率の有意な上昇が認められる。
(国連委員会UN94A406参照、放射線と健康・岩波新書より)
600m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率が3%増加。
・・・どうやら200m・Sv増加するごとにがんによる死亡率は1%増加の模様。
コメント
みちくさ・福島市のホットスポット
福島市が6月中旬に市内1000か所の放射線量を測定した結果が市のHPで
公開されています。
そのデータを基に平均値と標準偏差を出しました。
平均値(Ave)=1.44μ・Sv/H
標準偏差(Std)=0.697μ・Sv/H
最小値=0.075、最大値=6.65、データ数N=1128個
値の高い方に尾がある、正規分布からは多少ずれた形の分布でした。
さて、官邸のHPで公表されていた福島市の放射線の値は1.60~1.38μ・Sv/H
で平均すると1.49μ・Sv/Hですから、あたらずとも遠からずという所です。
但し、近頃は1.30程度の値を公表していますので、測定地点の値は平均よりは
低い値になっている可能性があります。
ところで、福島市の公開されてきた値を使った場合、1年間での累積放射線量は
16m・Svと推定される事はすでに報告しています。
これを使って現状の放射線強度と累積放射線量との関係を調べます。
現状放射線強度 年間累積放射線量 原安委係数0.6考慮の場合
1.44μ・Sv/H 16m・Sv 9.6m・Sv
1.80μ・Sv/H 20m・Sv 12.0m・Sv
3.00μ・Sv/H 33.3m・Sv 20.0m・Sv
窓際日記計算方式(終日屋外を想定)では、現時点で1.8μ・Sv/Hを超えている
地点では年間放射線量が20m・Svを超える事が分かります。
1.80μ・Sv/H以上の放射線強度を持つ地点の存在確率は正規分布で近似した
計算では30.2%程になります。
福島市の3つに1つの地点では終日屋外にいると年間20m・Svを超えるという
ことになりますね。
次に政府計算方式(原安委係数0.6を使う)では、現時点で3μ・Sv/Hを超えて
いる地点では年間放射線量が20m・Svを超える事になります。
3.00μ・Sv/H以上の放射線強度を持つ地点の存在確率は正規分布で近似した
計算では1.3%程になります。
他方、実測データでは1128地点のうち15地点が3.00超えですので、確率は
1.3%となります。
このように正規分布近似もそれなりに正しい結果を与えてくれます。
以上、考察してきたように平均値では年間16m・Svであっても30%超えの地点は
年間20m・Sv以上ですし、1.3%の地点では年間33.33m・Svを超えます。
さてこの話の結論はなんでしょうか?
「福島市でさえも避難対象になるホットスポットは存在している」ということですね。
残念ながら福島市でさえもグレーゾーンでしたね、やっぱり。
今日はここまで、一つ前の記事は7月2日ですので、そちらもご参照願います。
・・注意情報 ・・
窓際日記の最大推定と政府想定方法による本日終了時点で緊急避難、避難
及び計画避難、屋内退避の原発北西方向の対象範囲です。
但し政府の想定方法は安全委員会係数0.6が前提です。
(安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)
窓際日記推定 政府想定方式 政府発令指示
緊急避難(100m・Sv以上)・・28km以内 (・・・21Km以内)
避難 (50m・Sv以上)・・・38Km以内 ・・・31Km以内 20km以内
計画避難(20m・Sv以上)・・・51km以内 ・・・44Km以内 45km以内
屋内退避(10m・Sv以上)・・・61km以内 ・・・54Km以内 (30km以内)
法律遵守(1m・Sv以下) ・・・94km以遠 (・・・87Km以遠)(赤字は数値更新)
現時点での窓際計算では28km以内は緊急避難エリアに突入です。(レッドゾーン)
31km以内では政府想定方法ですでに避難限界に到達しているのがわかります。
年間で政府想定方法での20m・Svに放射線量を抑えるなら、44km以内の方は
即座に避難する必要がありそうです。
5月31日現在で、計画避難対象者1万人のうち8千人が避難終了。
いまだ避難していない人が2000人います。
6月21日現在で飯舘村残留者431名(人口の7%)。
窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。
政府の計算は平均値狙いで、窓際日記の計算は最大値を求めるようにしています。
窓際計算の心は「住民サイドに立った計算」ということですね。
以上、御参考にしていただければと思います。