・インフルエンザ患者発生の状況です。
・感染状況の経緯と予報
・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始
・・・・・
・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
・全国平均がピークに到達。
・・・・・
・第22週( 5月30日~ 5日)・全国平均が定点0.82人で流行終息。
・・・・・
・第25週( 6月20日~26日)・上位2つの県が流行レベル継続
・第26週( 6月27日~ 3日)
・第27週( 7月 4日~10日) ・・・・今週・・・・
・ウイルス サーベイランス状況
・占有率(3週移動平均)%
20週 21週 22週 23週 24週 25週
A(H1)pdm 0 0 0 0 0 0
A(H3) 33 23 35 23 50 14
B 67 77 65 77 50 86
ウイルス サーベイランスも今シーズンの仕事が終了のようで、サンプル数が
ほとんどなくなりつつあります。
それに伴い各週毎の占有率の情報の信頼性はかなり悪くなってきています。
今シーズンの現状累積での占有率です。
A(H1)pdm 53.1% (減少)
A(H3) 32.1% (横ばい)
B 14.8% (増加)
新型インフルエンザは占有率で6週連続の0%です、
・定点状況推移(人)
20週 21週 22週 23週 24週 25週
2011年定点データ 1.62 1.11 0.82 0.53 0.29 0.17
・定点確定値です。
定点あたり 定点合計 全国推計
・第 4週( 1月24日~30日) 31.88人 157381人 176万人
(ピーク到達)
・・・・・
・第23週( 6月 6日~12日) 0.53人 2615人 (2.5万人)
・第24週( 6月13日~19日) 0.29人 1408人 (1.3万人)
・第25週( 6月20日~26日) 0.17人 849人 (0.80万人)
・患者報告数の予報です。
・第26週( 6月27日~ 3日) 0.11人 509人 0.51万人
・ 7日 0.010人 0.05万人
・ 8日 0.009人 0.05万人
・第27週( 7月 4日~10日) 0.07人 337人 0.34万人
・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 1380.0万人
内、新型インフルエンザの累積患者数 690.6万人
・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
・第27週( 7月10日) 1380.2万人
・予報精度経緯
予報 確定値 予報誤差
・第23週( 6月 6日~12日) 0.53人 0.61人 +12.0%
・第24週( 6月13日~19日) 0.36人 0.29人 +24.0%
・第25週( 6月20日~26日) 0.16人 0.17人 -8.1%
今回の定点合計報告数は849人で、当ブログ予報は780人でした。
今回予報誤差はー8.1%になり、予報誤差範囲内でした。
ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.6%です。
・コメント
感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は4000人程です。、
PS
・・福島原発事故関係情報・・
・・7月 6日状況・・
・・放射線状況
・・・原発北西20km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外) 北西20Km地点
・・・300μ・Sv/H(車内)
16日~23日の単純合計・・・(1549.8μ・Sv/H)
24日~4月12日の単純合計・・・1296.6μ・Sv/H
13日~ 15日の単純合計 ・・・(131.6μ・Sv/H)
16日~5月2日の単純合計 ・・・726.2μ・Sv/H
3日~ 22日の単純合計 ・・・855.2μ・Sv/H
23日~6月11日の単純合計 ・・・780.9μ・Sv/H
12日~ 29日の単純合計 ・・・670.3μ・Sv/H
30日・・・36.0μ・Sv/H 1日・・・37.0μ・Sv/H
2日・・・36.0μ・Sv/H 3日・・・38.0μ・Sv/H
以上( )内数値は実測値からの推定値です。
3日予測値・・36.8μ・Sv/H 実測38.0μ・Sv/H 予測誤差 -3.2%
4日予測値・・35.8μ・Sv/H 実測36.0μ・Sv/H 予測誤差 -5.6%
5日予測値・・37.8μ・Sv/H 実測37.5μ・Sv/H 予測誤差 +0.8%
6日予測値・・35.8μ・Sv/H
7日予測値・・37.3μ・Sv/H
・・・3月15日15時からの推定積算放射線量
本日終了時点 推定値・・・159730μ・Sv (159.7m・Sv)
到達実績
126m・Sv・・・5月31日(計画避難最終予定日)
154m・Sv・・・6月30日
到達予報
179m・Sv・・・7月31日
345m・Sv・・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
376m・Sv・・・来年3月11日(地震から1年後)
・・・原発北西30km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
以下、すべて北西30km超え地点
15日PM・・・(147μ・Sv/H)
16日~4月 4日の単純合計・・・1414.5μ・Sv/H
5日~ 24日の単純合計・・・503.7μ・Sv/H
25日~5月14日の単純合計・・・404.0μ・Sv/H
15日~6月 3日の単純合計・・・369.6μ・Sv/H
4日~ 23日の単純合計・・・466.5μ・Sv/H
24日・・・ 18.8μ・Sv/H 25日・・・22.5μ・Sv/H
26日・・・ 21.4μ・Sv/H 27日・・・21.9μ・Sv/H
28日・・・ 22.0μ・Sv/H 29日・・・22.5μ・Sv/H
30日・・・ 22.5μ・Sv/H 1日・・・22.8μ・Sv/H
2日・・・ 20.5μ・Sv/H 3日・・・20.3μ・Sv/H
以上( )内数値は実測値からの推定値です。
3日予測値・・22.7μ・Sv/H 実測20.3μ・Sv/H 予測誤差+11.8%
4日予測値・・20.5μ・Sv/H 実測22.3μ・Sv/H 予測誤差 -8.1%
5日予測値・・20.3μ・Sv/H 実測21.8μ・Sv/H 予測誤差 -6.9%
6日予測値・・22.3μ・Sv/H
7日予測値・・21.8μ・Sv/H
・・・3月15日15時からの推定積算放射線量
本日終了時点 最大推定値・・・84558μ・Sv (84.6m・Sv)
到達実績
65m・Sv・・・5月31日(計画避難最終予定日)
81m・Sv・・・6月30日
到達予報
95m・Sv・・・7月31日
180m・Sv・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
208m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)
・・福島市の状況(原発から北西65km地点)
データは福島市役所の値と文科省データ、新聞データを使用。
15日・・・24μ・Sv/H
16日~4月 5日の単純合計・・・127.25μ・Sv/H
6日~ 25日の単純合計・・・39.14μ・Sv/H
26日~5月14日の単純合計・・・32.6μ・Sv/H
15日~6月 3日の単純合計・・・32.2μ・Sv/H
4日~ 23日の単純合計・・・30.61μ・Sv/H
24日・・・1.35μ・Sv/H 25日・・・1.35μ・Sv/H
26日・・・1.35μ・Sv/H 27日・・・1.32μ・Sv/H
28日・・・1.32μ・Sv/H 29日・・・1.33μ・Sv/H
30日・・・1.32μ・Sv/H 1日・・・1.32μ・Sv/H
2日・・・1.33μ・Sv/H 3日・・・1.33μ・Sv/H
3日予測値・・1.31μ・Sv/H 実測1.33μ・Sv/H 予測誤差 -1.5%
4日予測値・・1.32μ・Sv/H 実測2.00μ・Sv/H 予測誤差 -3.2%
5日予測値・・1.32μ・Sv/H 実測1.80μ・Sv/H 予測誤差 -5.6%
6日予測値・・1.98μ・Sv/H
7日予測値・・1.79μ・Sv/H
・・・3月15日17時からの推定積算放射線量
本日終了時点 積算最大推定値・・・7370μ・Sv (7.37m・Sv)
到達実績
6.0m・Sv・・・5月31日(計画避難最終日)
7.1m・Sv・・・6月30日
到達予報
8.1m・Sv・・・6月28日
16.0m・Sv・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
25.0m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)
福島市を含めて、郡山、本宮、二本松、伊達など65km圏内は残念ですが場所に
よっては十分に安全とは言い切れずグレーゾーンの模様です。
以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。
一般住民、原発の一般職員で1m・Sv(日本の法律での取り決め。)
・・4月18日より福島入りの原安委の先生方の本日終了時被ばく量2.224m・Sv
自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)
・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量は本日終了時点で2.68m・Sv
原発作業員(女性)は3か月で5m・Svが上限。
・・福島市(北西65km)の本日終了時点での被ばく量は7.37m・Sv
アメリカ国民は10m・Sまで。
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。
放射線作業従事者(病院など)は20m・Sv
自衛隊員で20m・Sv(今回の最大被ばく量は82.7m・Sv)
計画避難基準は建前上20m・Svに設定。(ICRP勧告の最大値を採用)
保安院と原安委の本音は「一般人でも48.5m・Svを我慢しろ」というもの。
(この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)
消防署員は30m・Sv・・(今回ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)
原発作業員は通常は1年間の最大値が50m・Svまで。(日本、アメリカ)
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。
・・本日終了時点での北西30km超え地点の被ばく量84.6m・Sv
100m・Sv・・・後日の健康被害の発生が心配される値でもあります。
(がんによる死亡率が0.5%ほど増加するという情報あり。)
・・本日終了時点での北西20km超え地点の被ばく量159.7m・Sv
200m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率の有意な上昇が認められる。
(国連委員会UN94A406参照、放射線と健康・岩波新書より)
600m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率が3%増加。
・・・どうやら200m・Sv増加するごとにがんによる死亡率は1%増加の模様。
コメント
・みちくさ6 内部被ばくの計算方法2
内部被ばくの計算方法1(7月2日記事です。)では「放射性物質を吸い込んだ日」
が内部被ばく計算にはとても大事であることを書きました。
東電さんは従来の慣例に従って「ズル」をしようとしたのですが、厚生省が「待った」
をかけたのでしたね。
まあそれはそれでいいのですが、実はもう一つ大事なポイントがあります。
「何時までの期間を計算したのか」という点です。
今回、「作業員の方の内部被ばくが500m・Svを超えています。」という報道も、
何度も探しているのですが、「いつまでの被ばく量の計算」であったのか明示されて
いません。
3月15日に爆発したのですから、計算のスタートはそこですね。
報道によりますと、「6月10日に内部被ばく量確定」とありますので、計算終点は
6月10日という可能性が一つあります。
これですと、12週+3日=87日間の足し合わせで500m・Svを超えたことに
なります。
もう一つの考え方は「年間250m・Svが限度」という基準と合わせるため、計算
期間を1年間にしてあるというものです。
2012年の3月14日までの内部被ばく量の合計が500m・Svを超えたという
ことですね。
ここでは話を進めるために、「87日間で500m・Svを超えた」としておきます。
そうすると、この作業員の方は実際は1年間でどれだけの内部被ばく量に
なるのでしょうか?
これを計算するには、吸い込んだ放射性物質の量がわからないとできません。
それで、例の3兄弟を「最終的に人体に与える内部被ばく量が同じ値になる量」
を吸い込んだという前提で計算してみます。
これは、「それぞれの放射性物質が体の中で崩壊しながら与えていくダメージの
最終積算量が3つの放射性物質で同じになる。」ということですね。
最初は87日間の内部被ばく量の計算です。
実効半減期 87日後の実効残存量 崩壊量
ヨウ素131 7.5日 0.000322 0.9997
セシウム134 125日 0.617 0.3827
セシウム137 69.6日 0.420 0.5796
全崩壊量は1.9620でこれが500m・Svに相当します。
次に1年間の内部被ばく量を出してみます。
実効半減期 365日後の実効残存量 崩壊量
ヨウ素131 7.5日 0.000000 1.000
セシウム134 125日 0.1321 0.8679
セシウム137 69.6日 0.0264 0.9736
全崩壊量は2.8415でこれは724m・Svに相当します。
2年目はどうでしょうか?
実効半減期 730日後の実効残存量 崩壊量
ヨウ素131 7.5日 0.000000 1.000
セシウム134 125日 0.0175 0.9825
セシウム137 69.6日 0.0007 0.9993
全崩壊量は2.9819でこれは756m・Svに相当します。
以下同様に3年目、4年目・・・とほぼ全ての放射性原子が崩壊し終わるまで
計算を継続していきます。
以下、計算結果をまとめます。
m・Sv
計算期間 日にち換算 全崩壊量 累積内部被ばく量 ダメージ%
87日 87日 1.9620 500 65.4
1年目 365日 2.8415 724 94.7
2年目 730日 2.9819 756 99.4
3年目 1095日 2.9977 763.9 99.9
4年目 1460日 2.9997 764.4 100.0
5年目 1825日 3.0000 764.5 100.0
以上からわかるように、だいたい1年間で95%ほどのダメージを、2年目で
99.4%、3年目ではほぼ100%近いダメージとなります。
このように1回放射性物質を吸い込んだら、そこから2~3年は体の中からの
被ばくが継続するということになります。
そしてこれが外部被ばくと違い、内部被ばくのとても嫌な事ですよね。
さて、内部被ばくで500m・Svを超えた作業員さんは、実際は765m・Svの累積
内部被ばく量を受けることになるのでしょうか?
残念ですが、最悪はそういう計算になってしまいます。
このように内部被ばくの客観的な事実を伝える為には、内部被ばく計算のスタート
とエンドを明示していただく必要がありますね、マスコミさん。
報道各社におかれましては今後は是非ともこの点、改善をお願いしたいものです。
今日はここまで、一つ前の記事は7月4日ですので、そちらもご参照願います。
・・注意情報 ・・
窓際日記の最大推定と政府想定方法による本日終了時点で緊急避難、避難
及び計画避難、屋内退避の原発北西方向の対象範囲です。
但し政府の想定方法は安全委員会係数0.6が前提です。
(安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)
窓際日記推定 政府想定方式 政府発令指示
緊急避難(100m・Sv以上)・・28km以内 (・・・21Km以内)
避難 (50m・Sv以上)・・・38Km以内 ・・・32Km以内 20km以内
計画避難(20m・Sv以上)・・・52km以内 ・・・44Km以内 45km以内
屋内退避(10m・Sv以上)・・・62km以内 ・・・54Km以内 (30km以内)
法律遵守(1m・Sv以下) ・・・95km以遠 (・・・87Km以遠)(赤字は数値更新)
現時点での窓際計算では28km以内は緊急避難エリアに突入です。(レッドゾーン)
32km以内では政府想定方法ですでに避難限界に到達しているのがわかります。
年間で政府想定方法での20m・Svに放射線量を抑えるなら、44km以内の方は
即座に避難する必要がありそうです。
5月31日現在で、計画避難対象者1万人のうち8千人が避難終了。
いまだ避難していない人が2000人います。
6月21日現在で飯舘村残留者431名(人口の7%)。
窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。
政府の計算は平均値狙いで、窓際日記の計算は最大値を求めるようにしています。
窓際計算の心は「住民サイドに立った計算」ということですね。
以上、御参考にしていただければと思います。
・感染状況の経緯と予報
・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始
・・・・・
・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
・全国平均がピークに到達。
・・・・・
・第22週( 5月30日~ 5日)・全国平均が定点0.82人で流行終息。
・・・・・
・第25週( 6月20日~26日)・上位2つの県が流行レベル継続
・第26週( 6月27日~ 3日)
・第27週( 7月 4日~10日) ・・・・今週・・・・
・ウイルス サーベイランス状況
・占有率(3週移動平均)%
20週 21週 22週 23週 24週 25週
A(H1)pdm 0 0 0 0 0 0
A(H3) 33 23 35 23 50 14
B 67 77 65 77 50 86
ウイルス サーベイランスも今シーズンの仕事が終了のようで、サンプル数が
ほとんどなくなりつつあります。
それに伴い各週毎の占有率の情報の信頼性はかなり悪くなってきています。
今シーズンの現状累積での占有率です。
A(H1)pdm 53.1% (減少)
A(H3) 32.1% (横ばい)
B 14.8% (増加)
新型インフルエンザは占有率で6週連続の0%です、
・定点状況推移(人)
20週 21週 22週 23週 24週 25週
2011年定点データ 1.62 1.11 0.82 0.53 0.29 0.17
・定点確定値です。
定点あたり 定点合計 全国推計
・第 4週( 1月24日~30日) 31.88人 157381人 176万人
(ピーク到達)
・・・・・
・第23週( 6月 6日~12日) 0.53人 2615人 (2.5万人)
・第24週( 6月13日~19日) 0.29人 1408人 (1.3万人)
・第25週( 6月20日~26日) 0.17人 849人 (0.80万人)
・患者報告数の予報です。
・第26週( 6月27日~ 3日) 0.11人 509人 0.51万人
・ 7日 0.010人 0.05万人
・ 8日 0.009人 0.05万人
・第27週( 7月 4日~10日) 0.07人 337人 0.34万人
・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 1380.0万人
内、新型インフルエンザの累積患者数 690.6万人
・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
・第27週( 7月10日) 1380.2万人
・予報精度経緯
予報 確定値 予報誤差
・第23週( 6月 6日~12日) 0.53人 0.61人 +12.0%
・第24週( 6月13日~19日) 0.36人 0.29人 +24.0%
・第25週( 6月20日~26日) 0.16人 0.17人 -8.1%
今回の定点合計報告数は849人で、当ブログ予報は780人でした。
今回予報誤差はー8.1%になり、予報誤差範囲内でした。
ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.6%です。
・コメント
感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は4000人程です。、
PS
・・福島原発事故関係情報・・
・・7月 6日状況・・
・・放射線状況
・・・原発北西20km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外) 北西20Km地点
・・・300μ・Sv/H(車内)
16日~23日の単純合計・・・(1549.8μ・Sv/H)
24日~4月12日の単純合計・・・1296.6μ・Sv/H
13日~ 15日の単純合計 ・・・(131.6μ・Sv/H)
16日~5月2日の単純合計 ・・・726.2μ・Sv/H
3日~ 22日の単純合計 ・・・855.2μ・Sv/H
23日~6月11日の単純合計 ・・・780.9μ・Sv/H
12日~ 29日の単純合計 ・・・670.3μ・Sv/H
30日・・・36.0μ・Sv/H 1日・・・37.0μ・Sv/H
2日・・・36.0μ・Sv/H 3日・・・38.0μ・Sv/H
以上( )内数値は実測値からの推定値です。
3日予測値・・36.8μ・Sv/H 実測38.0μ・Sv/H 予測誤差 -3.2%
4日予測値・・35.8μ・Sv/H 実測36.0μ・Sv/H 予測誤差 -5.6%
5日予測値・・37.8μ・Sv/H 実測37.5μ・Sv/H 予測誤差 +0.8%
6日予測値・・35.8μ・Sv/H
7日予測値・・37.3μ・Sv/H
・・・3月15日15時からの推定積算放射線量
本日終了時点 推定値・・・159730μ・Sv (159.7m・Sv)
到達実績
126m・Sv・・・5月31日(計画避難最終予定日)
154m・Sv・・・6月30日
到達予報
179m・Sv・・・7月31日
345m・Sv・・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
376m・Sv・・・来年3月11日(地震から1年後)
・・・原発北西30km超え地点での推移(官房長官及び文科省発表)
以下、すべて北西30km超え地点
15日PM・・・(147μ・Sv/H)
16日~4月 4日の単純合計・・・1414.5μ・Sv/H
5日~ 24日の単純合計・・・503.7μ・Sv/H
25日~5月14日の単純合計・・・404.0μ・Sv/H
15日~6月 3日の単純合計・・・369.6μ・Sv/H
4日~ 23日の単純合計・・・466.5μ・Sv/H
24日・・・ 18.8μ・Sv/H 25日・・・22.5μ・Sv/H
26日・・・ 21.4μ・Sv/H 27日・・・21.9μ・Sv/H
28日・・・ 22.0μ・Sv/H 29日・・・22.5μ・Sv/H
30日・・・ 22.5μ・Sv/H 1日・・・22.8μ・Sv/H
2日・・・ 20.5μ・Sv/H 3日・・・20.3μ・Sv/H
以上( )内数値は実測値からの推定値です。
3日予測値・・22.7μ・Sv/H 実測20.3μ・Sv/H 予測誤差+11.8%
4日予測値・・20.5μ・Sv/H 実測22.3μ・Sv/H 予測誤差 -8.1%
5日予測値・・20.3μ・Sv/H 実測21.8μ・Sv/H 予測誤差 -6.9%
6日予測値・・22.3μ・Sv/H
7日予測値・・21.8μ・Sv/H
・・・3月15日15時からの推定積算放射線量
本日終了時点 最大推定値・・・84558μ・Sv (84.6m・Sv)
到達実績
65m・Sv・・・5月31日(計画避難最終予定日)
81m・Sv・・・6月30日
到達予報
95m・Sv・・・7月31日
180m・Sv・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
208m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)
・・福島市の状況(原発から北西65km地点)
データは福島市役所の値と文科省データ、新聞データを使用。
15日・・・24μ・Sv/H
16日~4月 5日の単純合計・・・127.25μ・Sv/H
6日~ 25日の単純合計・・・39.14μ・Sv/H
26日~5月14日の単純合計・・・32.6μ・Sv/H
15日~6月 3日の単純合計・・・32.2μ・Sv/H
4日~ 23日の単純合計・・・30.61μ・Sv/H
24日・・・1.35μ・Sv/H 25日・・・1.35μ・Sv/H
26日・・・1.35μ・Sv/H 27日・・・1.32μ・Sv/H
28日・・・1.32μ・Sv/H 29日・・・1.33μ・Sv/H
30日・・・1.32μ・Sv/H 1日・・・1.32μ・Sv/H
2日・・・1.33μ・Sv/H 3日・・・1.33μ・Sv/H
3日予測値・・1.31μ・Sv/H 実測1.33μ・Sv/H 予測誤差 -1.5%
4日予測値・・1.32μ・Sv/H 実測2.00μ・Sv/H 予測誤差 -3.2%
5日予測値・・1.32μ・Sv/H 実測1.80μ・Sv/H 予測誤差 -5.6%
6日予測値・・1.98μ・Sv/H
7日予測値・・1.79μ・Sv/H
・・・3月15日17時からの推定積算放射線量
本日終了時点 積算最大推定値・・・7370μ・Sv (7.37m・Sv)
到達実績
6.0m・Sv・・・5月31日(計画避難最終日)
7.1m・Sv・・・6月30日
到達予報
8.1m・Sv・・・6月28日
16.0m・Sv・・爆発から1年後
政府予報 ・・・但し5月16日政府発表の数値を終日屋外にいた場合に修正
25.0m・Sv・・来年3月11日(地震から1年後)
福島市を含めて、郡山、本宮、二本松、伊達など65km圏内は残念ですが場所に
よっては十分に安全とは言い切れずグレーゾーンの模様です。
以上より一般人の年間許容量と現状をまとめます。
一般住民、原発の一般職員で1m・Sv(日本の法律での取り決め。)
・・4月18日より福島入りの原安委の先生方の本日終了時被ばく量2.224m・Sv
自然界からの年間放射線量は世界平均で2.4m・Sv(日本平均は1.5m・Sv)
・・日本在住の米国民(80km避難)の被ばく量は本日終了時点で2.68m・Sv
原発作業員(女性)は3か月で5m・Svが上限。
・・福島市(北西65km)の本日終了時点での被ばく量は7.37m・Sv
アメリカ国民は10m・Sまで。
原子力安全委員会ルールでは10m・Sv~は屋内退避が必要。
放射線作業従事者(病院など)は20m・Sv
自衛隊員で20m・Sv(今回の最大被ばく量は82.7m・Sv)
計画避難基準は建前上20m・Svに設定。(ICRP勧告の最大値を採用)
保安院と原安委の本音は「一般人でも48.5m・Svを我慢しろ」というもの。
(この件、詳細は4月15日の記事を参照願います。)
消防署員は30m・Sv・・(今回ハイパー レスキュー隊員最大被ばく量27m・Sv)
原発作業員は通常は1年間の最大値が50m・Svまで。(日本、アメリカ)
原子力安全委員会ルールでは50m・Sv~は避難が必要。
・・本日終了時点での北西30km超え地点の被ばく量84.6m・Sv
100m・Sv・・・後日の健康被害の発生が心配される値でもあります。
(がんによる死亡率が0.5%ほど増加するという情報あり。)
・・本日終了時点での北西20km超え地点の被ばく量159.7m・Sv
200m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率の有意な上昇が認められる。
(国連委員会UN94A406参照、放射線と健康・岩波新書より)
600m・Sv・・・数種のがんによる過剰死亡率が3%増加。
・・・どうやら200m・Sv増加するごとにがんによる死亡率は1%増加の模様。
コメント
・みちくさ6 内部被ばくの計算方法2
内部被ばくの計算方法1(7月2日記事です。)では「放射性物質を吸い込んだ日」
が内部被ばく計算にはとても大事であることを書きました。
東電さんは従来の慣例に従って「ズル」をしようとしたのですが、厚生省が「待った」
をかけたのでしたね。
まあそれはそれでいいのですが、実はもう一つ大事なポイントがあります。
「何時までの期間を計算したのか」という点です。
今回、「作業員の方の内部被ばくが500m・Svを超えています。」という報道も、
何度も探しているのですが、「いつまでの被ばく量の計算」であったのか明示されて
いません。
3月15日に爆発したのですから、計算のスタートはそこですね。
報道によりますと、「6月10日に内部被ばく量確定」とありますので、計算終点は
6月10日という可能性が一つあります。
これですと、12週+3日=87日間の足し合わせで500m・Svを超えたことに
なります。
もう一つの考え方は「年間250m・Svが限度」という基準と合わせるため、計算
期間を1年間にしてあるというものです。
2012年の3月14日までの内部被ばく量の合計が500m・Svを超えたという
ことですね。
ここでは話を進めるために、「87日間で500m・Svを超えた」としておきます。
そうすると、この作業員の方は実際は1年間でどれだけの内部被ばく量に
なるのでしょうか?
これを計算するには、吸い込んだ放射性物質の量がわからないとできません。
それで、例の3兄弟を「最終的に人体に与える内部被ばく量が同じ値になる量」
を吸い込んだという前提で計算してみます。
これは、「それぞれの放射性物質が体の中で崩壊しながら与えていくダメージの
最終積算量が3つの放射性物質で同じになる。」ということですね。
最初は87日間の内部被ばく量の計算です。
実効半減期 87日後の実効残存量 崩壊量
ヨウ素131 7.5日 0.000322 0.9997
セシウム134 125日 0.617 0.3827
セシウム137 69.6日 0.420 0.5796
全崩壊量は1.9620でこれが500m・Svに相当します。
次に1年間の内部被ばく量を出してみます。
実効半減期 365日後の実効残存量 崩壊量
ヨウ素131 7.5日 0.000000 1.000
セシウム134 125日 0.1321 0.8679
セシウム137 69.6日 0.0264 0.9736
全崩壊量は2.8415でこれは724m・Svに相当します。
2年目はどうでしょうか?
実効半減期 730日後の実効残存量 崩壊量
ヨウ素131 7.5日 0.000000 1.000
セシウム134 125日 0.0175 0.9825
セシウム137 69.6日 0.0007 0.9993
全崩壊量は2.9819でこれは756m・Svに相当します。
以下同様に3年目、4年目・・・とほぼ全ての放射性原子が崩壊し終わるまで
計算を継続していきます。
以下、計算結果をまとめます。
m・Sv
計算期間 日にち換算 全崩壊量 累積内部被ばく量 ダメージ%
87日 87日 1.9620 500 65.4
1年目 365日 2.8415 724 94.7
2年目 730日 2.9819 756 99.4
3年目 1095日 2.9977 763.9 99.9
4年目 1460日 2.9997 764.4 100.0
5年目 1825日 3.0000 764.5 100.0
以上からわかるように、だいたい1年間で95%ほどのダメージを、2年目で
99.4%、3年目ではほぼ100%近いダメージとなります。
このように1回放射性物質を吸い込んだら、そこから2~3年は体の中からの
被ばくが継続するということになります。
そしてこれが外部被ばくと違い、内部被ばくのとても嫌な事ですよね。
さて、内部被ばくで500m・Svを超えた作業員さんは、実際は765m・Svの累積
内部被ばく量を受けることになるのでしょうか?
残念ですが、最悪はそういう計算になってしまいます。
このように内部被ばくの客観的な事実を伝える為には、内部被ばく計算のスタート
とエンドを明示していただく必要がありますね、マスコミさん。
報道各社におかれましては今後は是非ともこの点、改善をお願いしたいものです。
今日はここまで、一つ前の記事は7月4日ですので、そちらもご参照願います。
・・注意情報 ・・
窓際日記の最大推定と政府想定方法による本日終了時点で緊急避難、避難
及び計画避難、屋内退避の原発北西方向の対象範囲です。
但し政府の想定方法は安全委員会係数0.6が前提です。
(安全委員会係数0.6については4月20日、21日記事を参照願います。)
窓際日記推定 政府想定方式 政府発令指示
緊急避難(100m・Sv以上)・・28km以内 (・・・21Km以内)
避難 (50m・Sv以上)・・・38Km以内 ・・・32Km以内 20km以内
計画避難(20m・Sv以上)・・・52km以内 ・・・44Km以内 45km以内
屋内退避(10m・Sv以上)・・・62km以内 ・・・54Km以内 (30km以内)
法律遵守(1m・Sv以下) ・・・95km以遠 (・・・87Km以遠)(赤字は数値更新)
現時点での窓際計算では28km以内は緊急避難エリアに突入です。(レッドゾーン)
32km以内では政府想定方法ですでに避難限界に到達しているのがわかります。
年間で政府想定方法での20m・Svに放射線量を抑えるなら、44km以内の方は
即座に避難する必要がありそうです。
5月31日現在で、計画避難対象者1万人のうち8千人が避難終了。
いまだ避難していない人が2000人います。
6月21日現在で飯舘村残留者431名(人口の7%)。
窓際日記推定は原発爆発以後の終日屋外での積算放射線量になります。
政府の計算は平均値狙いで、窓際日記の計算は最大値を求めるようにしています。
窓際計算の心は「住民サイドに立った計算」ということですね。
以上、御参考にしていただければと思います。