源氏物語絵巻より
本日も、和歌の表現技法をちょこっと。
枕詞(まくらことば)
主として和歌に見られる修辞で、特定の語の前に置いて語調を整えたり、ある種の情緒を添える言葉のこと。序詞とともに万葉集の頃から用いられた技法である。(wikiより)
要するに
決まり言葉を使って歌を作るってことで、これは「とりあえず」系だな、と私は思っている。
楽ですよね・・・。
5/7/5/7/7
の初めの5文字を決まり文句で固められるのだから。
私が好きなのは
あおによし・・奈良の枕詞
あおによし奈良の都は咲く花の匂うが如く今盛りなり 小野老(おののおゆ)
奈良の都は、花が咲き匂うように今が盛りである
という意味。
この1首で当時の奈良の華やかさ(東大寺を初めとした壮大な伽藍、中国を真似て碁盤の目のように作られた計画的な都市)が分かる。
他に教科書によく出てくる枕詞の例・・・・
春過ぎて夏来るらし白妙の衣干したり天の香具山・・持統天皇 万葉集
枕詞は 白妙・・・白妙→衣
ひさかたの光のどけき春の日に静(しず)心なく花の散るらむ・・紀友則 古今集
枕詞は 久方(ひさかた)・・・光・日・空・月などに
あかねさす→紫
足引きの→山
石走(いわばし)る→垂水(たるみ)
草枕(くさまくら)→旅
足乳根(たらちね)の→母
本日も、和歌の表現技法をちょこっと。
枕詞(まくらことば)
主として和歌に見られる修辞で、特定の語の前に置いて語調を整えたり、ある種の情緒を添える言葉のこと。序詞とともに万葉集の頃から用いられた技法である。(wikiより)
要するに
決まり言葉を使って歌を作るってことで、これは「とりあえず」系だな、と私は思っている。
楽ですよね・・・。
5/7/5/7/7
の
私が好きなのは
あおによし・・奈良の枕詞
あおによし奈良の都は咲く花の匂うが如く今盛りなり 小野老(おののおゆ)
奈良の都は、花が咲き匂うように今が盛りである
という意味。
この1首で当時の奈良の華やかさ(東大寺を初めとした壮大な伽藍、中国を真似て碁盤の目のように作られた計画的な都市)が分かる。
他に教科書によく出てくる枕詞の例・・・・
春過ぎて夏来るらし白妙の衣干したり天の香具山・・持統天皇 万葉集
枕詞は 白妙・・・白妙→衣
ひさかたの光のどけき春の日に静(しず)心なく花の散るらむ・・紀友則 古今集
枕詞は 久方(ひさかた)・・・光・日・空・月などに
あかねさす→紫
足引きの→山
石走(いわばし)る→垂水(たるみ)
草枕(くさまくら)→旅
足乳根(たらちね)の→母