秋田駅での乗り換え待ちタイムは約40分、この時間に、駅構内のお蕎麦屋さんでヌルヌルの海藻ギバサ(ホンダワラの一種で秋田の郷土食)がのったあたたかいそば。
その後、電車内でゆるゆると以下を食べた。(基本的に、毎日12から16時間絶食しているので可食時間にそれなりに食べている)
ぼだっこ、ってなんだ?でしたが、フツーにしゃけのおにぎり。
いぶりがっこ炒飯おにぎりはおいしかった。
津軽リンゴニュースは、味が濃すぎて。
いぶりがっこチーズサンドは、この時は食べず。
帰りの電車で食べましたが、おいしかった。
泊まった宿、アユの養殖をしているところ。
食事時のこれ、これ、はおいしかったけど‥‥あとはなんだか微妙。
やる気のないメニューでしたねえ…
いぶりガッコ、単品でいいので、下さいと注文したら、置いてませんだって。
もうびっくりした。
お客さん、地元の方ばかりなんですか?
いえ、県外の方が半分以上。
じゃ、イブリガッコは置かれたほうがいいと思いますよ、チーズ挟んだのなんか、おいしいですよね。(去年の夏に秋田の居酒屋でつまみで食べて、そのうまさにはまった、ちなみにチーズはクリームチーズがよい)
そうですね。
みたいな会話をした。
これ、地元の濁り酒。おいしかった、イブリガッコのおつまみがあれば最高だったのになあ。
やる気感じて、称賛したいのが下のお弁当。
サキホコレというお米、冷えてもおいしいごはん 梅干し(正しくすっぱくて塩分高いもの・うまし)
右上 厚焼き玉子
その下秋田牛のすき焼き風の野菜添え
左上 イブリガッコ ダイコン・人参
その下 比内地鶏ミニメンチ串
その下 秋田さんとんぶり入りかまぼこ(このかまぼこ、探して買おうと思っていて忘れ、次だ)
秋田産椎茸煮物 こごみの胡麻和え
値段は1300円、決して安くはないが、期待はあまりしていなかった。今まで、こういういわゆる見かけフツーの駅弁でうまい!と思うの、当たったことがほぼない。
しかし、これは違いました。
美味しかった。「心」みたいなものを感じた。
求めた場所は、角館駅。
この弁当ゆるゆると使いながら(昔の小説には、弁当食べると書かないで、弁当を使うって、書いてあること多し)車窓の景色をめでました。
秋田を出る前に食べた一番まともな?食事。
駅ビルの「秋田港」というお寿司屋さん。
お任せ寿司。小さなグラスビールも、暑いので。
秋田、だんだん好きになるのは、やはり「美味しい」から、というのもあります。
来夏は、世界遺産の縄文祭祀遺跡とマタギの里に行きたいなあ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
食べ物ではないのですが
風変わりなお姿の仏様
これ、パンフレットの接写です。
振り返っておられる如来さま。
その昔日本一の産出量を誇った阿仁銅山の近くの専念寺という寺で拝見。
伝左甚五郎作。
説明には、これは如来さまがけつまずかれた様子、それが振り返っているように見える‥
当時の鉱山労働者には、いろいろな人がいた。
鉱山労働は、過酷で命がけの仕事でもあった。その人たちに、つまずいてもやり直しはできるよ、というメッセージを出しているんだとか。
なるほーど。
これ、鷹巣の観光案内センターの女性に「行かれるなら、是非見てくださいね」とおすすめされた仏様でした。
そう大きな仏様ではありませんが、変わったお姿、です、確かに。
しかし、意味はあるし、あったんでしょう。
阿仁合(あにあい)という昔、鉱山で隆盛を極めた町、たくさんの寺や神社がありました。
神頼み、仏頼みをしつつ、工夫たちは暗い採掘穴に入ったんだろうなと思います。
そのために必要だった、そして当然鉱山で儲けた人、その周辺で商いをして富裕になった人たちがスポンサーになったという事情もあるだろうな、などと静かな町で考えたことでした。
以上 旅行報告おしまい