黒式部の怨念日記

怨念を恐るる者は読むことなかれ

二つのワクチンを同時に打った件

2024-11-07 11:37:19 | 健康

区からコロナとインフルエンザの予防接種の無料券が来たので、打ってもらってきた(打ったのは自分ではなく、お医者さん又は看護師さんだから「打ってきた」は間違いである。ドイツ語なら「impfen lassen」である)。同時に打っても大丈夫というので、一日で済ますべく、同時に打ってもらってきた。猫の三種混合ワクチンは一本の注射を一回打って済ますから、同様に、ぶっといので打たれるのかと思ったら、違う注射器で、時間差だった。

10月1日から打てたのだが、早く打ってまだ寒いうちに効果が薄まるといけないので、1か月待って、11月に入ってから打ってもらった。

打ってもらったのはもちろんタダだからである。タダほど怖いものはない、と言うが、予防接種には、有料と無料で違いはないだろう、と私などは思うのだが、結構、世の中にはワクチンを怖がっている人が多くて、人体実験ではないか、と言う人もいる。

だが、私の場合、これまでコロナのワクチンを毎回打ってもらったが副作用が出たことがないし、将来の不安と言ったって、老い先短いから不安が露呈する前にぽっくり逝くだろうから、とりあえず、目の前の不安を解消するために打ってもらおうと思うのである。

コロナを「打つ」の漢字はこれでいいのだろうか?「討つ」「撃つ」でないのはたしかだと思うが。

クリニックの待合室のテレビではアメリカの大統領選挙の開票速報をやっていて、お年寄りが「逆転したかな?」と言って見入っている。日本人の中でも株をやってる人は隠れトランプ応援団らしいが、このへんの住人は私のような貧乏人ばかりで株などやってないからみんな女性初の大統領を見たくてハリスさんを応援しているようだ。だったら残念だったから免疫が少し落ちたかもしれない。

久々に健康ネタを書いたので、ためといたその他の健康ネタもぶちまけよう。

「トリセツショー」で、「エネルギー密度」などという小難しい言葉を使っていたが、とどのつまりは、油っぽいモノは控えましょうということだと理解した。

ワカメが頭髪にいいというのは都市伝説だったようだが、水溶性食物繊維が豊富だから、体にいいのはたしかなようである。

このブログのジャンルを決めるとき、よく悩む。例えば、ワカメが体にいいと書いた場合、それは健康ネタなのか、料理ネタなのかどっとなのだろう?と言った具合である。

食事も大事だが、歩く効果はイケメンではなくてきめんである。夏、歩くのを控えてたらベルトが穴一個分広がったが、秋になって歩き始めたらすぐに一個分狭まった。

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草枕と血圧

2024-10-14 17:13:31 | 健康

数十年前、土曜日の昼間だったか、山田邦子がMCを勤める番組でダイエット企画をやっていて、毎週MCがダイエットに励んだ成果を発表するのだがなかなか体重が落ちない。ところが、ある週がたっと落ちた。風邪をひいたのだという。それまでの苦労は何だったのかって話だった。

反対に、それまでの苦労が元の木阿弥になったって話が私の血圧。いっとき言えないほど高くて、そこで、血圧を下げるためによいということをなんでもやった。歩くのがいいというから23区の崖の上と下を歩き回った。塩分がそのままでもカリウムをたくさんとると減塩効果が見込まれるというので、カリウムをたくさん含む鶏の胸肉をパサパサなのを我慢して摂り続けた。毎朝のラーメンにスープを入れるのを止めて、代わりに血圧を下げる効果があるというお酢を入れた。W効果。しかも、味は十分だった。こうしたちまちました努力が実を結び、血圧は、健康診断で異常なしと言われるまでに下がった。

そうやって喜んだのも束の間、ストレスのかかる出来事があった。計る前から予感はしたが血圧を計ってみた。血圧計は、いったん数字が上がった後に下がっていって最後に結果が出るのだが、なかなか下りにターンしない。案の定、結果は高かった頃の数値に逆戻り。ちりがつもってできた山が崩れるのは一瞬だった。

と共に、私の高血圧の原因がストレスであることがこれで判明した。漱石は、「草枕」に「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」と書いたが、住みにくいだけではなく「血圧が上がりやすい」も加えてほしい。漱石は「住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる」と続けるが、これは「血圧が高じると、安くなる所へ引き越したくなる」に変えてほしい。漱石はさらに「どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る」と書いているが、それは漱石のような芸術家の話で、凡人は、どこへ越しても住みにくいと思ったらやけ酒を飲んでくだをまくだけである。そして、いっそう血圧が上がるのである。因みに、私が「草枕」の冒頭の一節を知っているのは文学の素養があるからではない。子供の頃、なんかのCMで使われていたからである。

なお、血圧に何がいいという情報の多くは「トリセツショー」で得た情報である。この番組、見かけは変えてるけど、使うアナログチックな模型は以前の「試してガッテン」(後に「ガッテン」)で見たようなものばかりである。

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