黒式部の怨念日記

怨念を恐るる者は読むことなかれ

ビデオテープのデジタル化

2025-03-10 18:01:05 | 生活

あさイチでビデオテープ(VHS、ベータ、8mm等)のデジタル化の話をしていた。これらをDVD等に移す話である。業者に依頼する手もあるが、再生機械を借りてきて自分でダビングすることもできる、と言っていた。私が通ってきた道だからよく知っている(私は、再生機は自前だったが)。ビデオテープのみならず、オーディオテープ(カセットテープ、DAT等)のデジタル化も数年前に完了し、このたびはレーザーディスクのブルーレイへのダビング作業が完了した。レーザーディスクの再生機を中古で買って挑んだ作業であった。最初に1万円でポチったヤツが不良品で、次に2万円でポチったヤツが大当たり!(食中毒ではない)最後の1枚が終わるまでしっかり仕事をしてくれた。合計で3万円かかったが、よしとしよう。まだ、元気そうだから、これからはダビングなしの再生オンリーで働いてもらう。そう、隠居はさせないつもりである(自分はリタイアしてるくせに)。

そのダビングだが、あさイチで「機械になんとか端子(アナログ端子のこと)がついてればできる」と言っていた。その通りである。そして、それがハードルを高くしてるのである。すなわち、最近のブルーレイレコーダーはアナログ端子がついてないのだ。付いてるヤツをゲットしようとすれば中古品を探すことになるが、多くの同好の士が同じことを考えるせいか結構な値段がする。そうでなくても、ブルーレイレコーダーは各社が製造販売を止めてるから希少になりつつある。

さらに、無事DVDやブルーレイディスクにダビングできたとしても、次はDVDやブルーレイディスクが劣化して再生不能になる番である。アナログテープは劣化してもノイズがひどくはなるがまだ見られるだけよい。DVDやブルーレイディスクが再生不能になったらビクとも映らない(変な日本語)。

一番いいのは、データファイル化してHDD内に保存する方法である(ただし、HDDが壊れたらパーだから複数のHDDにコピーを作っておく必要はある)。だが、ディスクの数が膨大だと、ファイルの保存先のHDDの容量も某大になる。わが家にあるディスクの数は約1万枚。それをデータ化して保存することは、手間の面でも、HDDの容量の面でも非現実的である。

しかし、それは「今のところ」の話である。データの記憶容量の進化のスピードは加速度的である。私がパソコンを始めた頃などは、データの記憶先はオーディオテープだった。今から比べると、容量も速度も「石器時代」のごとしであった。その後、フロッピーディスクになり、わー、こんなにたくさん保存できるんだ、と思ったらあっという間に時代遅れになって今に至っている。だから、1万枚のディスクを瞬時に、小指の先ほどのメディアに記憶できる時代も必ず来るはずである。問題は、私がそのときまで生き長らえているか、である。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 黒鳥の湖 | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

生活」カテゴリの最新記事