黒式部の怨念日記

怨念を恐るる者は読むことなかれ

痛風に加持祈祷!?

2024-12-17 13:04:00 | 健康

道長が危篤になって、加持祈祷が盛大に執り行われた(大河ドラマの最終回)。源氏物語を読んでいても、偉い人が病気になると必ず「加持祈祷」という話になる。現在の「病院に行って薬をもらう」に相当するのが「加持祈祷」なのであろう。病気になって加持祈祷が盛んに行われるのは偉い人だけ。不平等は世の常である。まあ、それでも加持祈祷はなんの役にも立たなかったわけだが。

「光る君へ」は毎回見た。平安時代は武士が台頭してくる末期がよく映画・ドラマで描かれるが、平安時代のど真ん中を描くものってあまりなかったと思う。いまいち宇宙人のような印象だった当時の人も、現代人と同様に、ご飯を食べ、軽口をたたき、ぶちぶち文句を言ってたんだなー、と思えてよかった(当たり前だが)。源氏物語がいっそう面白く読めると思った。

堂々と不倫を描く大石静の脚本も潔かった。紫式部の娘・賢子(ドラマでは「かたこ」と呼んでいたが「けんこ」の可能性はないのだろうか)が実は道長の娘という設定を史実だとする学者ははたしているのだろうか。道長と紫式部のラブシーンも何度かあった。源氏物語では、そういうシーンは行間に隠れていて、うっかりすると見落とすのであるが(え?いつやったの?って感じ)。だからというわけではないが、私は、本ドラマのラブシーンは好かんかった。江戸時代だったら儒教でがんじがらめで紫式部も貞女ってことになってたからこんなドラマは無理だったろう(もともとテレビがない)。

なお、私は現在痛風闘病中である。だが、偉くないから加持祈祷をやってはもらえない。だが、やってもらっても役に立たないから結構である。役に立つのはロキソニンである。だが、ストックが切れた一昨日の日曜日、私は、ロキソニンを求めて町中をちゃりで走り回った。ようやく売ってる店をさがしあてて買えたときは1時間半経っていた。汗をかいていい運動になり痛む足以外はいっそう健康になった。痛む足はいっそう痛んだ。

いつもだと、痛風は2,3年に一度発症するのに、今年は半年で3回目である。何がいけないのだろうか?鶏肉犯人説のほか、最近浮上したきたのが納豆犯人説である。健康にいいと聞いて毎昼納豆を食べ始めたのだが、納豆もプリン体を多く含み、食べ過ぎると痛風の原因になりうるが、通常の量では「食べ過ぎる」ことはないとも聞き、現在のところ、容疑者とまではなっておらず「参考人」程度の扱いである。


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