ある日、気がついたらおでこが痛い。鏡を見るとこぶができていて血がにじんでいる。前日か前々日に作ったものらしい。きこしめていたから打ったときは痛くなかったのだろう。酒は麻酔の効きを悪くするがそのものが麻酔である(格言を思いついた喜びで痛みを忘れるワタクシである)。
ちょっと前のトリセツショーで、コーヒーの効用を言っていた。言われなくてもコーヒーは1日5杯飲んでいる。だから、今さら聞くまでもないが、励みになるから(?)聞いてやろうじゃないの。糖尿病予防、肝機能保護?どっちも検診で心配ないと言われている。それとも、ずっとコーヒーを飲んできた効用なのだろうか?さらに聞く。え?痛風発症のリスク低下?これは異な事を聞く。こんだけコーヒーを飲んでるのに発症したのはなぜだ。ここのところは腑に落ちない。
これに対し、チコちゃんで言っていた冷え性の原因には大いに納得した。寒くなって手足が冷えるのは、体の根幹部分の熱を逃がさないため手の血管が閉まるせいなのだそうだ。だから、冬場は暖房費をけちらずに部屋の温度は高めに維持すべきなのだ。私などは、数年前まで、暖房費をけちって寒さに打ち震える自分の姿を修行僧に見立てて悦に入っていたが、おかげさまで毎冬しもやけになっていた。バカであった(あらゆる方面でバカである)。いや、しもやけだけの問題ではない。寒いと高血圧になって脳溢血の危険が増えるという。だから、部屋は一定の温度を保ってなければならないのだという。暖房費は決してケチってはいけないのだ。と山のように反省し、今では暖房を惜しまず使っている。ただし、それはそれで別のリスクがある。電気代の請求書を見たとき血圧が急上昇して倒れそうになった。物事には良い面と悪い面があるものである。
因みに、「高血圧のバラドックス」という言葉を初めて聞いた。いい薬が開発されているのに高血圧に苦しむ患者が減らないことを言うのだと。なんか変だ。パラドックスという言葉は、私の理解では、良いと思ってやったことが逆に悪い結果をもたらすような場合に使うと思っていて、すると、一般に高血圧の患者が減らないのは単に患者がその薬を飲まないだけのことだからパラドックスにはあたらず、高血圧予防のために暖房をがんがん炊いて電気代の請求書を見て血圧が上がる私の場合こそがバラドックスなのではないか?と思った次第である。だが、大辞林には、パラドックス=逆説とはある条件に対して予期される結果の現れないことを言う、とある。そうか、そんなんでパラドックスになるのか。それならいい薬を開発したのに予期した結果(患者が減る)が現れないことを「高血圧のバラドックス」と言っておかしくないわけだな。と了解した。私が無知蒙昧であった。失礼いたしもうした(本気で謝ってない)。
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