昨夜のヴァイオリンの記事を昨夜のうちに読んだ方は、今朝、重要な追記(そのヴァイオリンを網棚に置き忘れた話)をしたから、興味のある方は再読していただければ幸いである。
では、今朝の記事に入る。まるで詐欺レベルの紛らしさである。どこかのネットニュースの見出しのことである。「NHK鈴木奈穂子アナ「あさイチを卒業」」とあったからびっくりして記事を読んだら(それが作り手の作戦だったのか)、鈴木アナがあさイチを卒業する近藤泰郎アナにコメントを促した、という話であった。今や、日本は嘘つき大国である。
詐欺と言えば、とうとう本物の詐欺に遭った。留守録ボタンがピカピカ光ってたから確認したら、電話番号は外国のモノ。これだけで詐欺決定である。で、録音内容を聞くと、「NTTの支払いがされていない。強制的に使用を停止する」というもので、こういう詐欺が存在することも事前に聞いていた。もちろん、こうしたモノに一切反応してはならないが、記念に消去しないで置いておくことにした。
大体、天下のNTTが、お役所であるまいし、いきなり「強制的に停止」などという脅迫めいた上から目線のメッセージを送るはずがない……いや、待て、こないだクレジットカードの切替の際、新しい番号を登録しなかったのでWIFIの支払いができなかったときは、WIFI会社からいきなり「回線停止のお知らせ」が来てぎょっとし、金を払わないのはドロボーと同じと当ブログに書いたばかりであった。
「お役所であるまいし」と書いたが、NTTは、その昔は電電公社と言って、ほとんどお役所であった。私の実家が電話を引いたのは私が小学3年生のときで、もちろん電電公社時代である。電話回線を買うには結構なお金がかかったが、小学3年まで電話を引かないでいたのはウチがとりわけ貧乏だったわけではなく(実際貧乏だったがそのせいではなく)、その頃、町中が一斉に電話を引いたのだった。家に電話が来た早々にクラスメイトにかけたことを覚えている。
今や、固定電話を持たない人が多いと聞く。私だって、留守録にかかってくるのは、保険会社と今回の詐欺電話くらいのものである。なくてもよいのだが、オンライン手続の認証用に固定電話を要求する銀行があることと、万が一お役所からなんかの連絡があったときのために残してある。
一人暮らしの高齢者にとっては、固定電話にかかってくる電話に対する受け答えが唯一の人との会話(社会との接点)であり、詐欺だと分かっていても人と話をしたいがために乗ってしまう場合があるという。まあ、私も、一人暮らしの高齢者であり、日頃お話をする友達はいないが、もともと人と話すのが好きではないので詐欺話に乗るおそれはない。
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