コーラを一口飲んだところで「シド・ヴィシャス」が歌いだした。俺はその大音量に気まずさを感じ、急いで通話ボタンを押した。
「やっちゃん、バスセンターの先にバスいっぱい停めちょん所があるけ、そこまで来てくれん?」
「今すぐかよ?」
「そう、今すぐ」
まだハンバーグステーキが俺達の腹に入ってない。しかしここでそんな事を言っても仕方の無い事は解っていた。
「分かった、すぐ行くわ。場所が分からんかったら電話するわ」
「おう、そうして」
俺は店員を呼んでハンバーグステーキをもう作り出したか聞いた。店員は軽く会釈して厨房に聞きに行った。
「お客様、今作っているそうです」
「悪いけど、急用が出来てもう行かないけんけ、もう要らんわ。金はその分も払うけ伝票持ってきて」
「少々お待ちください」
アルバイトの店員は、正社員であろう年配の店員に事情を説明してるみたいだった。間もなくすると、その正社員であろう店員がやってきてドリンク代だけで結構ですと言ってきたが、俺は申し訳なく思い5千円札を1枚レジの横に置き、釣りは要らないと告げ、引き止める店員を無視してベンツに乗り込んだ。どうせ人の金だ。平井は何も言わずベンツの助手席に乗り込んでいた。俺は急いでエンジンをかけベンツを発進させた。ルームミラーの店員が遠ざかっていく。
「やっちゃん、バスセンターの先にバスいっぱい停めちょん所があるけ、そこまで来てくれん?」
「今すぐかよ?」
「そう、今すぐ」
まだハンバーグステーキが俺達の腹に入ってない。しかしここでそんな事を言っても仕方の無い事は解っていた。
「分かった、すぐ行くわ。場所が分からんかったら電話するわ」
「おう、そうして」
俺は店員を呼んでハンバーグステーキをもう作り出したか聞いた。店員は軽く会釈して厨房に聞きに行った。
「お客様、今作っているそうです」
「悪いけど、急用が出来てもう行かないけんけ、もう要らんわ。金はその分も払うけ伝票持ってきて」
「少々お待ちください」
アルバイトの店員は、正社員であろう年配の店員に事情を説明してるみたいだった。間もなくすると、その正社員であろう店員がやってきてドリンク代だけで結構ですと言ってきたが、俺は申し訳なく思い5千円札を1枚レジの横に置き、釣りは要らないと告げ、引き止める店員を無視してベンツに乗り込んだ。どうせ人の金だ。平井は何も言わずベンツの助手席に乗り込んでいた。俺は急いでエンジンをかけベンツを発進させた。ルームミラーの店員が遠ざかっていく。