晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

漬物ばあさん

2011-12-08 22:26:49 | Weblog
 軒下に干された大根の姿の美しさときたら・・・。好きな写真の一枚です。
 少し干しすぎたかしら・・・と過去のブログから日にちを確認しました。11月26日これなら・・・

 若いころは美味しいパンを焼いたり、上手にケーキが作れる人になりたい・・・でしたが、今は漬物や味噌を上手に作れるおばあさんに・・・が夢です。


 
 今年は本格的に沢庵漬けに挑戦しようと漬物本片手にはりきってます。
 干しあげた大根を取り入れ、ゴロゴロまな板の上を転がししんなり柔らかく揉みあげます。けっこうな肉体労働です。
半乾きの葉っぱも大切な漬物素材です。



 漬け込み材料の計量を・・・
 米糠は少し丁寧にふるいで下ろしましょう・・・と料理本がいってましたので忠実に。
 塩・ザラメ糖・昆布・とうがらし・干し柿の皮
干し柿の皮は漬物の甘味を増すのに好適、捨ててしまう皮もこうして利用すれば二度美味しい・・ということです。先人の知恵は素晴らしい。
今年は、秋口から暖かい日が続き干し柿作りは失敗のくり返し、でも不思議なことに皮だけはカビを寄せ付けることもなく健在。せめてものナグサメですよ。
 ここまで準備できればあとは樽に仕込むだけ・・・。やれやれ!ひと息。



 後半に備え、温かい甘酒で小休止です。
 今日は定番のおろしショウガではなく、柚子ソースをトロリ添え冬の香で味わいます。
柚子ソースもすぐれた脇役ですね。



 
 いよいよ樽に仕込みの時となります。すき間なく干し大根を詰め、重石も準備いたしました。
この重石、我が家で代々使い込んだ代物ですが、先代のどなたが集めてきたものでしょうか、丸み帯びた扱いやすい形です。
そのうえ、重量をはかってみて驚いたことに調節しやすいようキロ単位で大小を複数揃えられています。
 いつものように仕込みが完了すれば、柏手パンパンで”どうぞ美味く出来あがりますように・・・”と、漬物ばあさん修行も易しくありませんわ。

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