この前、新宿昭和館の話をアップしたら、
リンクさせて頂いている『中年とオブジェ~魅惑のモノを求めて~』のテツさんから、
炭鉱街に残る映画館にかんする書き込みを頂き、
映画館の廃墟というくくりもありだな、と思いました。
それほど映画館の廃墟を見てきた訳ではありませんが、
いくつかをアップしようと思います。

画像は北海道の美唄に残る映画館跡です。
場所はこのへんだったかな→Mapion
昭和三十年代に建てられた建物らしく、
現在では民間業者の倉庫に転用されている映画館です。
エントランスの扉の大きさからもわかるように、
かなり大きな映画館だったと思います。
大胆に色分けされたビビッドな壁面。
岡本太郎やカンディンスキーを彷彿とさせるイラスト。
当時としてはかなり目立ったんではないかと思いますが、
その建設年代から、アスベストの使用もちょっと気になります。
できたての頃、美唄に働く人たちは、
『七人の侍』で手に汗にぎり『君の名は』に涙したのでしょうか。
あるいは『大魔神』や『大怪獣ガメラ』を子供と一緒にみにいったのでしょうか。
あるいは『ローマの休日』をみて、オードリーにドキドキしたのでしょうか。
(全部、少し古い気もしますが・・・)
なんだかとても物悲しい廃墟ですよね。
私は昭和館の記事を見て、
てっきり映画館の廃墟シリーズの
プロローグかと思いました。
そのとおりになりましたね。
特に映画館廃墟への伏線というわけではなかったんです。
画像の整理でみつけて、いろいろ思い出したんで、
急にアップしたくなっただけでした。
今回に限らず、
頂いたコメントからヒントをもらって形にしてる記事は結構あります。
きっかけをくれる皆さんに感謝!です。
ところで映画館の廃墟ですが、
私的にはあまり物悲しく感じなかったりするんです(汗
このへんの話はもともとアップしようと思ってましたんで、
続きは記事をご覧になってくださいね。