黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

くりはら田園鉄道 #03

2011-10-06 04:12:26 | 鉄道遺産
かつて宮城県の北部を横断していた、
くりはら田園鉄道、通称「くり電」のシリーズです。



荒町駅跡を越えて約1km。
腕木式の信号機が見えて来ました。 →Mapion







近くまで行って見上げると、それはかなり奇麗で、
現役で使われていてるのでは?と見まがう程です。







信号機の足元を見ると、
「東京 深川 峰(かな?)製作所」と刻印されています。
東京で作られたものだったんですね。







こじんまりとしたヤードの先には、
草に埋もれた車止めが並んでいました。







やがて若柳駅の駅舎へ到着します。
小振りながら木造の趣のある駅舎です。
自転車置き場から停車中の車輛が見えます。







改札を通過してホームに出てみました。
最近は電車の旅をすることも、とんとなくなり、
こういった曲げ鉄で作った出札も、
懐かしく感じます。







島式ホームの横には車輛が1輛、停車していました。
くり電は昭和25年(1950)から平成7年(1995)まで、
電化路線でしたが、その後気動車になります。
電車として使われていたこの車輛は、
操業当時から屋外展示されていたので、
時間の積み重ねを感じるルックスになったのでしょう。

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ブログ付属のフォトアルバムに廃線百景をアップしました。

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くりはら田園鉄道の詳細リポート掲載

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くりはら田園鉄道もフィーチャーした、
鉄道廃墟を映像と音楽、随想的なナレーションで綴る映像詩集



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