前回の記事で中ノ島の新聞記事を取り上げたので、
中ノ島の投稿です。
中ノ島の旧竪坑跡。クリックで拡大。
画像は、中ノ島の島内に残る旧竪坑跡。
三菱の経営下になる以前の、
明治13年(1880)年に開削された竪坑です。
以前の記事でも1度とりあげましたが、
その時よりもさらに水位が低く、
竪坑の跡がくっきりと見える画像なので、
アップしました。
高島炭鉱に遺る、
世界遺産<北渓井坑>をご覧になった方はご存知と思いますが、
明治時代初期の竪坑は矩形に造られました。
そして、入気/人員昇降/揚炭の坑と、
排気用の穴が並列しているのが特徴です。
画像右の大きい坑が入気/人員昇降/揚炭用、
左の小さい坑が排気用。
竪坑がこの形で現存するのは、
国内でおそらくこの中ノ島だけではないかと思います。
炭坑遺産、特に明治期の遺産ということであれば、
軍艦島に遺る全ての遺産をもってしても太刀打ちできないくらい、
貴重な遺構です。
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中ノ島へは対岸の野々串漁港から渡し船が出航しています。
中ノ島へ行って明治の炭鉱と無人島探検を楽しみましょう!
※波のコンディションによって渡れない事も多々あります。。。
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これからも貴重な写真や情報の掲載方、よろしくお願いいたします。
どうやら中ノ島が整備されて、
見学コースまでできるようですね。
10年前に初めて中ノ島へ上陸した時を思うと、
隔世の感がございます。
こちらこそこれからもよろしく願いいたします。