黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

中ノ島、保存と観光見学へ向けて

2017-06-27 04:09:51 | ・特集 中ノ島
2017年5月28日付の長崎新聞の記事になりますが、
やっと中ノ島の保存計画が始動したようです。

長崎新聞:中ノ島特集
長崎新聞/中ノ島特集の1面。クリックで拡大。

中ノ島に関しては、
既に拙ブログにてシリーズでお伝えしているので、
そちらをご覧下さい。

シリーズ:中ノ島~軍艦島の光と影を担った島~ INDEX

軍艦島より早くから開発されたものの、
わずか9年で閉山した不遇の炭鉱。
しかし、人工地盤を築き、炭鉱施設と住宅棟を建設した中ノ島は、
軍艦島の雛形のような島。

そして昭和に入ってからは、
軍艦島の火葬場兼海上緑地公園としてつかわれた、
いわば軍艦島の光と陰を担ったような島です。





長崎新聞:中ノ島特集
長崎新聞/中ノ島特集の1面。クリックで拡大。

そんな中ノ島が、
今後10年をめどにした、観光上陸の計画が発表されました。
世界遺産登の前提条件として、
軍艦島や高島が国の指定史跡に認定された時に、
中ノ島も一緒に認定はされていました。
まだまだ謎が多いため、
世界遺産の構成資産には入りませんでしたが、
やっと中ノ島にも光があたることになって、
とてもよかったと思います。

2005年に最初に上陸した時、
私の軍艦島関連の知り合いの方は誰も上陸したことがなく、
拙blogにアップした数々の炭鉱遺構をご覧になって、
多くの問い合わせて頂たことを思うと、
隔世の感があります。


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