黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

【特集】中ノ島 #24

2010-06-16 00:52:43 | ・特集 中ノ島


久しぶりに軍艦島の姉妹島、中ノ島を訪れました。
最後に訪れたのが2005年なので、5年が経ちましたが、
島内は思いのほか変貌を遂げていました。


※画像はクリックすると拡大します。

以前の記事にアップした船着場が、
かなり崩壊しています。
折れ曲がった船着場の、海側の部分半分が、
崩れてしまったんですね。
5年前に、船着場の根元にあった煉瓦の塊も、
どこかへ消えてしまっています。






※画像はクリックすると拡大します。

以前の記事2番目の画像の左に写る、
上陸してすぐのところにある高台への階段も、
いつのまにか崩壊し、
容易に登ることができなくなっていたので、
とりあえず迂回して高台を目指すことにします。
その途中から見えた朝日を浴びる軍艦島。
以前は霧だったり曇りだったりでしたので、
海の色はそれほど奇麗ではありませんでしたが、
この日はほぼ快晴だったので、海も真っ青です。






※画像はクリックすると拡大します。

島の頂上までの行程は次回アップするとして、
軍艦島が空撮感覚で撮影できるポイントからの眺めです。
ここは『軍艦島全景』の表紙画像と同じビューポイントです。
全景の表紙の画像を撮影した時は霧が出ていたので、
水平線がぼやけて幻想的な雰囲気でしたが、
今回はご覧の様に大快晴なので、
みえかたも全然違います。






※画像はクリックすると拡大します。

岩礁の南部方面を一望です。
画像手前に写る階段は、以前はかろうじて昇降できましたが、
今回は崩壊と完全に植物に覆われて、
通行不可能な状態になっていました。
それにしても海が奇麗すぎます。
海の奇麗さに見とれて、殆ど撮影してません。






※画像はクリックすると拡大します。

10時頃でしょうか。上陸ツアーの船、
やまさ海運のマルベージャ号がやって来ました。
南部方面の岩礁を上から見ると、
途中に海で寸断されているところがあります。
満潮の時は画像の様に海水で埋もれますが、
干潮になると人工の渡り橋が現れ、
先端まで行く事ができます。

今回は中ノ島の先端も行ってみました。
次々回の記事でアップしようと思います。

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中ノ島へ行って明治の炭鉱と無人島探検を楽しみましょう!

※波のコンディションによって渡れない事も多々あります。。。




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2 Comments

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Unknown (pulin)
2010-06-16 06:41:47
最近気付いたのですが、軍艦島の船着場の位置が昔とは変わっているのですね。
自分が行った時は学校の横のところに船着場があって上陸していたのですが、
そこがふさがれ、いまはその反対側から上陸する。
こちらの画像でも船着場が閉鎖された痕跡が確認できました。
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▼pulinさんへ (KLO@廃墟徒然草)
2010-06-16 17:09:59
いつもいつもコメント、ありがとうございます。
さて軍艦島の船着場の件ですが、
pulinさんが軍艦島へ行かれたのは、
1980年代とかでしょうか。
「学校の横がふさがれていて」とあったので、
行かれた時は塞がれていない時代、
つまり1991年より以前かと思いました。
1991年に台風で崩壊し、その後階段が作られて、
重い鉄の扉が設置されました。
現在の観光上陸は、
南部方面にある操業時の桟橋だった場所を改造してつくったものです。
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