日曜日の朝 雨から曇り静かな朝に「致知」を開く
【語らざれ愁なきに似たり】
青木新門氏(作家)と中野東禅氏(曹洞宗僧侶)の対談で
親鸞と良寛に学を読むと
初めて知ることが多かった
先ず良寛は新潟生まれで裕福な家庭に生まれたが
利権争いが激しい土地で その利権をめぐる
争いが絶えなかった
そんな環境で良寛は 幼き頃父は自らの命をに絶つ
余り深く紐解いていくと 書ききれないので
私の心に響いた事は
「君看よ双眼の色 語らざれば愁いなきに似たり」の言葉は
愚痴を言ったり 人を責めないで
自分が背負ったものを 静かに熟成させながら
老いや死を楽しんでいく
そんな生き方を教えているように思える 悲しみにどんと腹を据え
悲しみと一体になるからこそ
人生を意味あるものに できるのではないかと
今にしてこのくだりを読み
心に励みを感じた事でした
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