BECOME THE ONE!! ~COACH Mr.RYO~

2000年からシドニーでコーチをスタート。夢はもちろんオリンピック!

この時期は・・・

2007-03-13 12:54:57 | Weblog
本当に、”スプリント”の試合があちこちで行われております。特に学校の大会はスプリントオンパレードです。。。

そんな中、先週土曜は、久しぶりに100、200に出れる試合でした!

選手には一人最低一種目は200のイベントをさせました。
特に期待していたBreast陣で、Naokiがいい活躍をしてくれました。本人は50,100,200どれも満足してないと思いますが、その悔しさを是非是非、これからの冬のシーズンにぶつけて欲しいですね!

しかし、この時期、選手は皆、疲れきっております。気持ちも参ってますね。。。
学校のスプリントオンパレード(一日に10種目もやる子もいます。。。しかも、前にも書きましたが、アップ、ダウンなしです!)+親などからのプレッシャーとで、選手はくたくたです。

そんな中で、期待していた選手が体調不良で棄権したり(学校の試合で棄権したよ、という話は聞いたことないですが・・・???)親に”この種目は出たくない”と言ってその親が僕に子供を棄権させると言いに来たり・・・

試合中に、隣の滑り台のあるプールに遊びに行ったり・・・

なんか、私の期待が一気に崩れてしまい、土曜の試合はかなり不満足な結果に終わりました。

中には、”学校の大会では200を泳がないから、今日はやらない”とか、言われた日には、もう何も言う気がなくなってしまいます。

正直、あの大会は意味があったのでしょうか?

この時期に、ロングコースで100,200、400などを泳げる最高の機会は今まであまりありませんでした。その機会を、大事に思っていたのは、私だけだったようです。

一種目の結果が悪かったから、残りは出ずに帰る!と言った、T君。私はコーチとしてかなり情けなかったです。。。残りの種目の前に、どうにかしてウォームアップやそれからの時間の使い方で、建て直しの努力などもしようとせずに、”逃げる”道を選ぶ。。。その精神にかなり私は落ち込みました。

この時期の試合は、冬のシーズンにつなげるかなり重要な意味を持ちます。しかし、学校の大会が毎日のようにどこかで行われているこの時期には、きっと選手はそれが見えてこないのでしょう。泳ぎ込みにもいい時期のはずが、練習にも来ません。来ても、体は疲れきっております。

来年からは、この時期の試合は、強制ではなく、”出たい人だけが出る”とう方針に変えようかと考え中です。スプリントが大切だと思うのであれば、50のみのエントリーで行けばいいでしょう。

しかし、冬のシーズンで”成功”するためには、どうしたらいいのか。その、「少し」でいいので、ちょっと先を見る目を持って欲しいと思います。

選手にはそれぞれ目標がありますが、それがまだイマイチ具体的ではない気がします。少し個別に話をする時間を作ろうと思います。

次の日を目標に泳ぐのでなく、「少し」長い目で、「今は何をするべきなのか」を考えて欲しいですね。

この学校のスプリンだらけの時期に、クラブの大会でも、スプリントの試合に何度も行くのには、どういう意味があるんか?私は、最近、頭の中が、「WHY??」でいっぱいです。ひょっとしたら、NSW州全体での見直しが必要なのかもしれません。

学校の水泳大会の組織と、NSWやAUS全土の水泳協会とは、つながりが薄いと聞いたことがあります。おまけに、ライフセービング協会とは仲が悪いと聞いたこともあります。なので、子供のサーフ(ライフセービングの大会)の大きな大会を”わざと”プールの大きな試合”メトロポリタンチャンピオンシップ”や”州選手権”と同じ週末にしたり前の週にしたりするそうです。

こういうことは、考え方が、”子供中心”ではないですよね。長い目で見ても、子供の成功をつぶす結果に繋がると思います。

その中で、何も出来ない私は、かなりイラダチを覚えるだけです。

うだうだ書いてしまいましたが、今日も今から指導です!

そういえば、今週末も”スプリント”の試合です。。。