緑香庵通信

三軒茶屋から世田谷線で6分・松陰神社前のアロマテラピーサロン。

セラピストのお勉強

2012-10-11 10:00:00 | アロマテラピーとは
ここ数年、アロマテラピ-の講師をするようになって、
あらためてアロマの専門家になるためのお勉強ってなんだろ?
と考える機会がたびたびある。

講師と言っても、私のようなひよっこが人に教えるなんてえのは、
全くもっておこがましい限りなのだが、
そのことはひとまず脇へ置いておいて、
おかげで自分の勉強がさらに深く進んで行くのが楽しくありがたい。

さて、アロマテラピーの資格試験を受けようとすると、
意外にも、解剖生理学という、いかにも看護士さんが勉強するような、
生物学的な勉強をしなくてはならないことに驚かれる人も多い。

基本的に、アロマテラピーはリラクゼーションのための方法であって、
病気を診断したり治療したりということはしない。
というか、そこは倫理的にも法律的にも
けして踏み込んではいけない領域として、
厳しく厳しく何度もたたきこまれるところ。
では、何故に解剖生理学が必要なのか。

ひとつは、①まがりなりにも人の体に触れさせていただく以上、
最低限、体についての教養をもっている必要があるということ。

さらに、②いかにアロマテラピーが健康増進目的とはいえ、
多少なりとも体に影響を与える可能性をもっているものであること。

そして、③アロマテラピーを必要としている方は、少なからず、
ご自分の体に問題を感じるからこそ求めて来て下さるということ。
ということは、そういう方々と向き合う時に、
最低限の知識を持っていないと、入っては行けない領域に、
思いがけず触れてしまう恐れがあるから。
知らないと不用意に「こうすれば治ります」「ここが悪い」
という接し方をしてしまう。
逆説的だが、踏み込んではいけないからこそ、
その立ち入り禁止区域をよく知っておく必要がある。
相手を知らなければ避けようがないからね。

同じ事が「心」の領域にもいえる。
心については次回。



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