河津桜が満開になっていました。ここにもメジロが次々にやって来ては、口の周りを花粉で黄色くして蜜を吸っています。梅の花の吸蜜とどうも様子が違うように感じます。メジロは梅の花にやって来て吸蜜してもすぐに次の花に移動し、隣の枝、別の木へと飛んで行きます。河津桜では同じ枝、同じ木で近くの花を次々に吸蜜します。梅と桜では蜜の付き方や量が異なるのでしょうか? 写真を撮る私には、メジロを花にしばらくとどめてくれる河津桜はありがたい桜です。
梅林の梅の花が満開となり、メジロが花から花へ、枝から枝へと飛び回り盛んに蜜を吸っています。動きのある写真を撮りたく、ここと決めた枝にメジロが来るのを待つことにしました。「目白押し」という言葉があるように、沢山のメジロが次々とやって来るのですが、複数羽を撮るのはなかなか難しいです。(3月14日撮影)
先週は20℃近くまで上がった気温が今日は10℃に届かず、冷たい小雨が降る日が続き体も心もしぼんでしまいそうです。暖かくなれば「次は河津桜!」を楽しみにして、気持ちを何とか前へと繋いでいます。
名前のとおり海岸付近で暮らしていたイソヒヨドリが、最近内陸部に進出してきたようです。住宅街やスーパーの立体駐車場でも見かけるようになりました。このイソヒヨドリ(雄)は公園の中を移動していました。もう少し春がすすむと、美しいさえずりが聞こえてくるかもしれません。
今年の干支にちなんで作られた竹のヘビの飾り物に乗りました
紅梅に続いて白梅も見ごろになり、ほのかな香りが漂っています。誘われるようにメジロがやって来ました。白梅は八重の紅梅と並んで植えられているのですが、メジロは白梅の方が好きなようです。
日中は春の陽差しが届くポカポカ陽気になりました。遅れていた梅の花もようやく開花し、満開の紅梅にメジロがやって来ました。山茶花の赤い花が更に華やかさをくわえてくれました。
ベニマシコはセイタカアワダチソウの綿毛の種を好んで食べます。そのセイタカアワダチソウの群生する場所が減ったことや河川工事もあり、今季はベニマシコには会えないかなと諦めていましたが、11月末以来の出会いがありました。川辺のヨシやススキが広がる草はらで採餌しています。食べている植物はなんでしょう? イノコズチのようにも見えます。秋から冬に毎年やって来る場所は、環境が変わっても「住み慣れた越冬地」なのではと思い嬉しくなりました。こうした環境を大切にしたいものです。
ベニマシコ雌
ベニマシコ雄
アトリといえば群れをつくって行動するイメージが強いのですが、今季はアトリに出会う機会も少なく、今日は木の枝に1羽だけがとまっていました。渡来数が年によって異なるようですが、今季は少ないのでしょうか? それにしてもこのアトリのお仲間はどこにいるのでしょう?
先日道ばたで採餌していたアトリ。雄の頭は夏羽にかわり黒頭巾スタイル
今季最終といわれる強い寒波は、当地にも雪を降らせました。午後には積もった雪は溶けましたが、ルリビタキはどうしているか様子を見に出かけました。雪の間は餌が採りにくかったのか、2羽がかわるがわる姿を現わし、地面に降りてさかんに採餌していました。
雌タイプの個体
雄の個体
書物によると、非繁殖期のルリビタキは雌雄ともに縄張りをもつと書かれています。しかし、この2羽のルリビタキはほぼ同じ場所に出て来ます。(同時に2羽を見ることはありません)
公園の歩道脇から カサ カサ という音が聞こえるのでよく見ると、積もった落ち葉をかき分けながら歩く2羽のキジバトをよく見かけます。このキジバトのカップルは枝に並んで、仲睦まじく互いに羽づくろいを始めました。寒さをしのぐため羽をふっくらと膨らませています。
明日からまた寒波がやって来るというので、暖かいうちに川辺を歩きました。春の気配はないものかと探しましたが、まだ茶色の草はらが広がっています。寒い地方の方が、冬はメジロに出会わないとおっしゃっていましたが、当地は一年を通じて見かけます。川辺のセンダンの木近くにもやって来ました。シジュウカラも一緒です。
藪の中から聞こえる ジッ ジッ という鳴き声。何が現われるのか待っているとウグイスでした。ウグイスの初鳴きが聞こえるのも間近かもしれません。