近年、河川敷の樹木の伐採が広範囲、大規模に行われています。樹木の繁茂は、水の流れを阻害し洪水を引き起こすため、治水対策として行っているとのことです。
私は年間を通じて、この河川敷を歩き脚力の維持に努めながら、木々や草はらに姿をあらわす野鳥をながめて、自然のありがたさを常々感じていました。しかしその光景は今や跡形もなくなっています。鳥のすみかもなくなり、出会う鳥の種類も数もめっきり減ってしまいました。吹く風も遮る物がなく、冷たく強くて歩くのも一苦労でした。
災害対策と自然環境保護を両立する方策がどうしても必要です。
このような状況の中でも、たくましく生きる鳥の姿がありました。伐採され積み上げられた木の上でアピールするモズ
(2020.2)
ツグミはここをねぐらにしたのでしょうか? 積み上げられた木の中からあらわれました
ハクセキレイは重機の周りで、土の中から出てきた虫を食べているようです
ホオジロ、ジョウビタキは伐採現場には入らず、ネットや杭の上で様子見をしています
「ここは 私の すみかです!」とアピールする鳥の姿がありました。この声を代弁するにはどうすればいいのでしょう。いや、代弁じゃなくて私の願いでもあるのですよね。