全10話
出演:多部未華子、伊藤沙莉、江口のりこ、平山浩行、吹越満、重岡大毅
非常に素晴らしい作品。
経理部の森若さん(多部)が数字でその人の現れにくい価値を表したり、領収書を元に事件を暴いていく。
営業部エース山崎(桐山漣)の見て見ぬふりがどれだけ会社に損害を与えたかの計算や(経理部の残業など数万の世界だが面白い)、ノベルティバッグの配送方法変更による経費節減の計算などは秀逸。
同時に営業部の山田(重岡)との恋愛模様も進行。28年恋人のいなかった彼女がプロポーズされるまでを描く。
6話目から麻吹(江口)が登場し一段と盛り上がる。
最初は個性が強すぎ、部の雰囲気が悪くなるも、皆が相手のもっともを受け入れていく流れは心地よい。
そしてこの麻吹がかなりの戦力となる。
佐々木(伊藤)は部の癒し系として存在するが日々成長していく。伊藤沙莉が主演を張れるような女優に成長してしまったのでこのドラマの続編を多部未華子が嫌がったと漏れ聞くが、本当だろうか?
多部未華子を初めてみたのは「鹿男あをによし」だった。彼女はまだ子供だったが、大人になったこのドラマの多部未華子はちょいちょい子供の頃と同じ表情を見せるのでとても嬉しい、と、おじさんは思ってしまう。
森若のよき先輩の田倉勇太郎役で平山浩行という役者が出ている。この平山浩行のデビュー作「高原へいらっしゃい」という20年前のドラマを当時偶然見ている。その時から演技が変わらない。存在感はあるのだが演技は・・・。